どうもNon太(@LoveWifeLives)です。
ここ数年でキュレーションサイトと呼ばれるサイトがメチャクチャ増えましたね。
「〇〇まとめ10選!!」のようなタイトルでインターネット上に無数にある情報が10個にまとめられているわけです。
ちなみにキュレーションとは…
インターネット上の情報を収集しまとめること。または収集した情報を分類し、つなぎ合わせて新しい価値を持たせて共有することを言う。
コトバンクより引用
まさしく情報を収集しまとめたサイトが「キュレーションサイト」なわけです。
僕も何か調べ物があった時に検索するとキュレーションサイトが出てくるので、そのまま確認することもあります。確かに便利!と思えるようなまとまった情報が得られる場合もあります。
でも、
キュレーションサイトが出てくれば出てくるほど、最終的にはブログの存在価値が高くなる
僕はそんな風に思っています。
過去と現在の情報の入口
まずは過去と現在の情報の入口がどうなっているのかを見てみます。(※あくまで自分が思う入口です)
昔はテレビやCMが情報の入口であり、受動的に得られる情報
インターネットが普及する前は、情報の入口は狭くテレビやCM、雑誌など一部の媒体から得らのが普通でした。
テレビで紹介されたものがすぐに一躍ブームになり、テレビで人気が終わったと言われればそれに流されるように人気も下火になる。そんな風に情報操作が出来た時代だと思うんです。
実際僕はその時代を生きていないのであくまで想像ですが、今に比べていくらでも情報操作がしやすかったことは容易に想像できるわけです。
そして朝昼の時間帯には主婦層をターゲットにした情報番組が流行し、その流れは今でも続いてますよね。「今話題の〇〇に潜入!」みたいなキャッチーなタイトルで興味を引きつつ、視聴者に見てもらう。
でもテレビで目的を持って見るのはドラマぐらいなわけで、情報番組が発する情報は一方通行で受動的なんですよね。
”たまたま”番組を付けていたら「美味しいお店特集」が放送されていて、それを”たまたま”見てたから紹介されたお店に興味が湧いたという流れ。
そこから興味の湧いた人は実際にテレビ局に問い合わせたりお店に直接電話をかけたり、そうやって情報を確認して実際に訪問に繋がっていったんでしょう。
このように昔の情報の入口はテレビやCM、雑誌やラジオから得る受動的な一方的な情報をたまたま得るというのがほとんどだったわけです。
今はネットが情報の入口であり、キュレーションサイトは能動的に得られる情報
旅行を例に取ってお話しします。
例えばたまたま付けたテレビで、タレントが大阪の観光地をめぐる番組をやっていたとします。そこには色々な観光名所をめぐっていたりご当地グルメが紹介されていたり。
それを見て「自分も大阪に旅行に行ってみたい!」となるわけですね。テレビの情報が何となく受動的であることが分かってもらえると思います。
ではキュレーションサイトはというと、「検索する」という行為を行わない限り、たどり着くことはありません。
SNSでシェアされた等でたまたま目に入ってきたとかの例外は省きます。
このような感じで、キュレーションサイトは情報の入口でありつつも、人が能動的に得られる情報なんです。
テレビもキュレーションサイトも情報の入口でしかない
僕が言いたいのはこれです。
テレビもキュレーションサイトも情報量はすごいかもしれないけど、あくまで入口にしかならないんです。
キュレーションサイトにはユーザー参加型のもの(投稿できるようなもの)が数多くあり、投稿することで報酬が得られるものもあるので、その報酬欲しさにたくさんの人が情報を寄せてきます。
だから情報量で言えばものすごいです。
でもキュレーションサイトの情報は広く、とにかく広くが大前提なんですよね。
再度旅行で例えてみると、キュレーションサイトとして全国のおすすめ観光地を47都道府県から1つずつピックアップして公開しているようなページがあります。
さらに都道府県ごとにおすすめ観光地をピックアップされている場合もあるでしょう。
キュレーションサイトとしては大体この辺りまでが役目です。まれに市や町にまでスポットが当たってまとめられている場合もありますが。
圧倒的な量の情報を見やすく分かりやすくまとめて公開することがキュレーションサイトの役目なので、情報は広く広く、浅くてもいいからとにかく広く網羅された情報を与えるのが必要なわけです。
能動的か受動的かの違いはあれど、昔はテレビやCM等から、今はキュレーションサイトが情報の入口を担ってくれているというわけです。
情報の入口から入って情報を得た人が起こす次の行動
例えば、全国の観光スポットのキュレーションサイトを見て大阪の観光地がなかなかおすすめのようだということで、大阪に旅行に行こうと決めました。
次はもう少し詳しく大阪の観光地を調べないといけません。するとここにも大阪の観光地まとめとしてキュレーションサイトがありました。
そこに載っていた観光地を一通り確認した後、次に起こす行動はなんでしょうか?
それは、またネットで検索するですよね。
大阪の観光地としてまとめられていた中で、行ってみたいと思った場所が実際に行くに値する観光地かどうかを調べるということをするはずです。
ここからがブログの登場だと思っています。
行動をまとめてみると、
- 「観光地 おすすめ」と調べて、キュレーションサイトを見て大阪に決めた
- 「大阪 観光地 おすすめ」と調べてキュレーションサイトがヒットして、行くべき観光地の候補をピックアップした
- 候補にピックアップした観光地が実際にどんなものかを調べてみる
- 実際に行った人の感想が書かれた記事を読む
このような順番になります。
最後の4つ目、実際に行った人の感想が書かれた記事を読むというのが、キュレーションサイトにはなかなか出来ない芸当ではないでしょうか。
とにかく広い情報としての入口はキュレーションサイトに任せたとしても、ニッチでコアな情報を発信するためにはリアルな実体験を基にしないと書けないはずなんです。
実体験に勝る情報はありませんので、そこでブログの台頭です。そしてその細かくても需要のある記事というのは誰かの役に立つ可能性が大いにあるというわけです。
全ての人がこのように行動するわけではありませんが、自分で調べればいくらでも情報を得られるようになった現代では、リアルを求めて検索する人がいることを忘れてはいけません。
地の利を生かした情報発信を心がける
一個人ブログがキュレーションサイトと同じようにまとめサイトだけを作ったところで大手には勝てません。はたまたブログでそれだけをしてもやはり同じ土俵で戦うのは厳しいでしょう。
キュレーションサイトは広い情報、悪く言えば薄い情報でもいいからとにかく広く網羅していると言いました。
何百、何千とある情報をわずか5個や10個にまとめるのがキュレーションサイトの役割ですから、簡潔さはあっても実際に現地に行ったり体験したような細かな情報は載っていないことが多いです。
最近は実体験を綴ったブログをまとめてる傾向にもありますが…w
広い情報をまとめようとする中で、全てを取材したり体験して細かい情報に仕分けることは時間的にもお金的にも難しいので、広くても浅い情報になるのは当然でしょう。
その問題をクリアしようと、ユーザー参加型のキュレーションサイトが流行っているわけですが。
それでも個人ブログとしてきめ細やかなユーザー目線の記事と、報酬をもらうがために書いたキュレーションサイトの記事、どちらが読みやすく惹かれるでしょうか。
個人的には完全にブログだと思うわけです。
全てのブログがとは到底言えませんが、目を惹かれる記事というのは地の利を生かした情報発信をしているブログです。
僕は大阪に住んでいます。観光都市としての世界ランキングで1位に輝いた京都にも1時間もあれば簡単に行けます。
キュレーションサイトを見ていると、地元の人が見ると「おいおい…それは違うやろ…」と思うものがあるのも事実。
ネットに転がっている情報をまとめただけでは、実際に体験した話しには到底敵わないんです。
今回の例でいうと、地の利を生かせば(京都に足を運べば)、1時間で到着出来る上に電車賃も往復で1,000円ぐらい。
時間もお金も掛けずに京都の魅力を、実際に体験したリアルな話しで文字に出来るわけです。
キュレーションサイトのような入口になる情報ではなく、もっとニッチでマニアックな視点で地の利を生かした情報発信を心がけることこそ、ブログの存在価値を高めていく方法だと思っています。
ブログの存在価値について / まとめ
今回のことは、僕自身が今のキュレーションサイトを見て思ったことです。
実際にキュレーションサイトで情報を集めたとしても、それだけで納得のいく情報を得ることは難しく、結局その情報を入口にもっと深い情報をさぐっていくことが多かったんです。
そこにブログとしての価値、ブログとしての存在を認識することが出来ました。
僕は実際に行ったこと、実際に行ったお店、実際に感じたこと、毎日起こる多くのことを記事にしています。
これからも地の利を生かした情報発信は忘れず、記事は書いていきたいですね。
そうやってブログの価値をどんどん高めていきたいと思います!
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