我が家のアイドルである息子ことニョロ助は、新生児の頃から抱っこでしか寝ない、ベッドに置くとすぐ目覚めて抱っこを求める、起きてしまうと抱っこでも寝ない、泣き疲れてやっとバタンキューという甘えんぼ君。
そんな時期を過ぎて1歳になった頃は、1ヶ月に数回ぐらい、夜中に起きることもなく朝を迎える日が出てきたり、起きたとしても夜中に1回だったりと、少しずつリズムのある生活が出来ていました。
夜中に目覚めた時も、起きた瞬間に「お乳~」とすぐに欲しがりつつも、妻の母乳を飲みながら寝落ちしてそのまま朝まで、といったスタイルだったので、新生児の頃と比べてそこまで大変というほどではありませんでした(←僕が言うのは変ですが、妻がそう言ってくれてました)
ところがどっこい、1歳半(1歳6ヶ月)を過ぎたあたりから、急に夜中に頻繁に起きるようになりました。
それこそ夜の21時とか22時頃に就寝したと思いきや、0時に目覚め、2時に目覚め、4時に目覚め、5時に目覚め、6時半に起床。といったぐらいに、夜中に何度も何度も起きてしまうんです。
2時間置きぐらいに目覚め、それに加えて毎回ギャン泣き。
さらにさらにその時は、なぜかパパである僕の抱っこは拒否して、妻の抱っこしか許してくれません。
僕が抱っこをしようものなら、ギャン泣きに拍車がかかるほどの嫌がりっぷり。
毎回ニョロ助の対応に追われ、こま切れ睡眠さえもままならず寝不足が続く妻。
気持ち的には、自分が寝不足になってもいいから対応したいと思っているものの、抱っこしようにもニョロ助に拒否られてしまうので、何も出来ずもどかしい僕。
こういう状況でも、とりあえず家族3人仲良くやれているのが幸いですが、みんなこういう状況を乗り越えてきているのかと思うと、自分の親を含め子育てをしてきた人はすごいなぁと思わずにはいられません。
一般的に夜泣きは生後数ヶ月ごろから始まることもあれば、1歳をすぎた頃やニョロ助のように1歳半を過ぎてからなど千差万別と言われています。
我が家は1歳半にして夜泣きが始まりました。
子どもはいるけどもう夜泣きの年齢を卒業したパパさん・ママさんは、「あー懐かしいな~」なんて思いながら。
今育児をしながら夜泣きの真っただ中にいるパパさん・ママさんは、「あー一緒一緒!やっぱりみんな同じようなことがあるのね」なんて思いながら。
これから子どもが生まれるというパパさん・ママさんや、いつか子どもがうまれてくることを楽しみにしている未来のパパさん・ママさんは、「へぇ~そんなことがあるのね」と思いながら。
読んでもらえると嬉しいです。
突然始まった夜泣き。最初はメンタルリープかと思っていた
あまり育児書といったものを読まない僕ですが、ニョロ助がまだ数ヶ月の頃に、妻から「赤ちゃんにはメンタルリープというものがある」と聞きました。
メンタルリープとは、簡単に言うと、赤ちゃんの急成長に合わせて出てくるぐずりみたいなものでしょうか。
僕的な解釈だと、急劇にどんどん成長していくことで、物事を整理しきれず、わけも分からず泣くことがある的な感じで捉えてます。
言わば成長の証というものです。
1歳半を過ぎて、急激に断片的な言葉を色々発するようになってきたニョロ助。
夜中に起きてギャンギャン泣いてしまうのも、急激に成長してきているからこそなのかなぁと、始まった当初は思ってました。
これまでも分けも分からず虫の居所が悪くて泣いたり、昼間に興奮するような出来事を経験した日の夜中のぐずりがひどかったりとあったので、特に気にすることもありません。
大体1週間~2週間もしない内に、いつの間にかメンタルリープ的なぐずり期間は過ぎていっていたので。
が、今回は1週間が過ぎても、毎日決まったかのように目覚めては大声で泣き、僕の抱っこを拒否し、妻の抱っこを求める。
2週間が過ぎ、3週間が過ぎ、
と、やっと夜泣きであると気付くことに。
この記事を書いている現在、大体1ヶ月半ぐらいは過ぎましたが、今なお現在進行形で夜泣きが続いています。
【対処法】家事不要・ご飯適当・とりあえず家のことで出来ることは全て夫が、というのが一番!
睡眠不足がたたってくると、人間冷静な判断が出来なくなります。
ましてや、僕が陥ってる状況のように、【例えやろうという気持ちがあったとしてもニョロ助が良しとしないために何もできない状態】は、【結局何もしてないことと同じ】です。
(母乳もあるので)一番の当事者になっていた妻からすると、「私は寝不足の中頑張ってるのに、あなたは寝られていいわね」という気持ちがフツフツと湧いてきてしまってもおかしくありません。(実際には言われたこともないし、微塵にも態度に出されたこともありませんが)
僕が何かやろうにもニョロ助が泣いてしまう以上、夜中は正直妻に頑張ってもらうしかなかったので、とりあえずでも出来る限り育児以外が楽になるような対処法を考えました。
結論としては、家のことは何もしなくていいんじゃない?ということに落ち着くことに。
プラス、やるべき家事は僕がやるという対処法です。
- 昼間の家の掃除は体力に余裕のある時だけにする(家事不要)
- ご飯を作るのがしんどい時は、吉野家とかオリジン弁当などで済ます(ご飯適当)
- 夜の洗い物は僕、洗濯も寝る前に夜に干す(できることは夫がやる)
といった感じ。
他にも色々分担してますが、まずやるべきはムリしない・許容する、です。
【部屋が汚い⇒でも掃除する時間がない&しんどい⇒あぁ…どうしよ】みたいなループを、【部屋が汚い⇒ま、いっか】に考えられれば、かなり楽です。
我が家ではそういう方針で、とりあえず気分が乗った時だけでいいやん、という感じにしたことで、妻もだいぶ楽になったそうです。
正直僕自身も睡眠不足は痛感してるのですが、短睡眠でも問題ない丈夫な体のようで、とりあえずは乗り切れています。
出来ることは何でもしようと思うのに、ニョロ助の拒否で何もできないもどかしさ
我が家の寝室は、セミダブルベッドにシングルベッドをつなげているので、結構大きめのベッドで親子3人が川の字で寝ています。
基本的に、シングルの方に妻、セミダブルのベッドに僕とニョロ助が寝ています。
そのため、ギャーとニョロ助が泣き始める前は、ごそごそ体をひねったり寝返りしたりするので、最初に起きるのは大体僕です。
ゴソゴソしてる段階で、何とかフィットする体勢に落ち着けられないかと試みるも、大体が失敗に終わってしまい、少ししてギャーと泣くのがルーティーンの夜泣き。
ここまではいいんです。ギャーと泣くのもいいんです。
でも、泣き始めたが最後、僕があやそうと試みるも、結局ギャン泣きに拍車をかけてしまうので抱っこさえも出来ない状態になってしまうのがどうしたらいいんだろうと。
結果、妻にお願いするほかなく、僕はなすすべがないまま、全ての負担が妻にいくようになってしまいました。
こんな日々が1週間、2週間…。
もしニョロ助が抱っこを許してくれるなら、自分の睡眠時間を削ってでも自分がやる!と思っていても、何も出来ないままの毎日にモンモンの日々です。
平日も夕方18時頃には帰宅して、子どもと接する時間は多いはずの僕でさえこれなので、仕事で毎日顔を合わせられないようなパパさんだと、同じような状況なのかなぁと思ったり。
「俺は仕事があるんだ!」なんて言って、関係ないようにぐーすか寝てる人はデコピンですけどね。
夜中のギャン泣きはしんどいけど、全く腹が立たない・可愛くて仕方ない子どもは天使
気持ち良く寝てる時にギャーと泣いて起こされると、結構辛いものがあります。
でも、意味不明なぐらい全く腹が立たないしイラつくこともありません。
もう可愛くてかわいくて仕方がない以外に言葉が見つからなくて、ギャーと泣くのもしっかり成長してる証だなぁ~、なんて睡眠不足と闘いながら毎日思ってます。
この感覚は誰にでも当てはまるものじゃなく、人によっては信じられないと思うかもしれません。
でもこれには理由があるんです。
というのは、自分自身小さい頃は超超超ワガママな小坊主でした。
自分で言うのは何ですが、きっと僕の母親は育児放棄したくなるぐらいに、色んな意味で僕には手を焼かされたんじゃないかと。
が、そんなクソわがまま小坊主の僕とも、しっかりと向き合って育ててくれました。
それがベースになってるおかげで、我が子の育児ではほとんど何があってもイライラすることなく、時間の許す限りちゃんと子供と向き合おうとも思えるのでしょう。
人がつい子育てでイライラしてしまうポイント(全く言うことをきかないだとか、寝られなくて辛いだとか、自分のことを犠牲にばかりするのもイヤみたいなこと)も、大して気にならないんです。
(元ブラック企業で働いていた時のストレスに対する耐性がかなり強くなったこともありますが)
まぁ、ニョロ助は男ですが天使ですよね。
プラス、ニョロ助が大人になった時も、今の僕のように、我が子のワガママや毎日のギャン泣きに対しても、無理するわけでもなく自然と対応できる人になってたらいいなってのもあります。
夜泣きで気を付けるべきは相手に強要しないこと
夜泣きに関する子どもに向けての対処法ってなかなか難しくて、出来る限り夫婦間でのやりとりをスムーズにすることが、うまく乗り越えるポイントだと思っています。
結局のところ、子どもはママさんに頼りがちな面があるため、特にパパさんからママさんに向けてのケアが大事かなと。
家事などを出来る限りするのはもちろんですが、僕が思ってることや感じてることを妻に強要しないことも大事にしています。
ついつい自分目線で考えてしまいますが、捉え方や感じ方は人それぞれなので、強要したり無理強いするとすれ違いの始まりになるかもしれませんので。(それでも言ってしまったり言いそうになることはあります)
とにもかくにも、許容することって大事です。
夜泣きもワガママも全ていつか思い出になる|まとめ
夜泣きって思ってた以上に大変でした。
夜中に起きて毎回授乳をしてくれている妻は、大変さで言うと僕の比ではないはずです。
だからこそ、ほっといても問題ないもの(家事や大人の料理など)に関しては出来うる限り手を抜いて、ニョロ助と落ち着いて向き合える環境をつくれるようにできればいいなと思いつつ動いています。
そんなこんなも、結局は懐かしい思い出になるはずですから。
ひとしきり子育てを終えたシニア世代の人はもちろん、育児真っただ中といってもある程度の年齢に達した子供を持つ人も、みんな必ずと言っていいほど言うフレーズがあります。
それは「なつかしい」です。
あの当時頑張ったからというのもあるでしょうし、夜泣きでギャンギャン泣いていたはずのあの子がこんなにも成長して感慨深いという気持ちもあるでしょう。
もう一度経験したいかどうかは別としても、どの親に聞いても口をそろえて「あぁ、そんなこともあったよね~懐かしい」と言っているのを耳にします。
独身時代には全く想像も出来なかった未知の世界を体験させてくれている妻とニョロ助に感謝しつつ、今日も夜泣きをBGMにしようと思います。
世の中のママさん・パパさん、きっと今のギャンギャン泣いている姿が恋しくなる日が来るはずなので、頑張りましょう!