どうもNon太(@LoveWifeLives)です。
このブログでは、ブラック企業やブラックバイトがどうだとかと言った話しは何度か記事にしたことがありますが、究極なところ、ブラック企業・ブラックバイトと思うかどうかって自分次第なんですよね。
典型的なブラックの例っていうのはあります。無駄に拘束が長いだとか休みがないだとか。
もちろんそういったところには行かないようにするというのは大前提に大事ですが、そこを抜け出せるかどうかは結局自分の行動次第なわけなんです。
勇気をもって発言したり行動したり、それさえできればそこからは簡単に抜け出せます。
なかなかできないから、みんな悩むんですけどね。
世の中のブラック企業だと言っている人は、騒ぐ前にまず、全て自分自身が選んだ選択であることを自覚しないといけません。
ブラック企業の例を挙げるとキリがない
キリがないぐらいに出てきますが、一度良く言われているものを自分が働いていた時を参考に挙げてみたいと思います。
1.毎日の拘束時間が長い
ブラック企業と言われる中で、一番最初に来るのはこの拘束時間が長いということじゃないでしょうか。
確かに社長や重役連中が席に座っているのに、その部下である自分が先に帰るのは気まずいというのは分かります。
この風潮は大嫌いですが。
社長や重役が気付かないことがまずおかしいのですが、この記事(ブラック企業に勤める社員とその代表者へ、元ブラック企業従事者が送るある一つのメッセージ)でも書いたように、「自分たちが経験してきたんだから、そうするのが当たり前」といったような風潮が多くの企業で見られますね。
そのせいで何もする仕事がないのに、ダラダラメール画面を開きつつネットサーフィンをしたり、トイレに行くと言って便器でスマホをのぞいたり、本当は帰れるのに上司がいるから帰れないという意味のない拘束時間が発生します。
しかも社長や重役が帰らない理由は、家に帰っても一人だから、家で一人でネットサーフィンをするのも会社でするのも同じ。それだったら社員がいるまでは会社という輪にいた方が良いという、わけのわからない理由であることも多いです。
社員からすると、拘束時間が長い=帰れない、というだけであって、拘束時間が長い≠激務に追われていて帰れないという状況とは全くかけ離れた場合もよく見かけられます。
拘束時間が長い結果、会社にいる時間が長くなるため、ダラダラする時間が増えて効率は悪くなるので生産性が下がり、結果仕事が終わらなくて帰れないという構図を生んでいくのです。
2.残業代が出ない
残業代が出ないこともブラック企業の例として挙げられる典型ですね。
僕には、保険の営業マン、銀行の営業マン、父親から会社を受け継いだ社長、カード会社の派遣社員、SE(システムエンジニア)を仕事にしている友人がいるのですが、果たしてこのご時世でちゃんと彼らには残業代が出ているのでしょうか。
実際に聞いた話を書いてみます。
保険の営業マンの場合
完全歩合の営業マンです。契約を取れれば給料に、契約がなければゼロです。
でも、この会社がすごいのは営業で獲得した契約は積み算になっていくんです。権利収入のようなもの。毎年の更新さえスムーズに行けば、契約が切れるまではずっとお金が入ってきます。
そして会社自体が、基本的に残業が出来ないシステムにしているらしく、夜の20時になったらビルの電気が落ちるのだとか。
完全歩合でやっているため、成果を出せるかはもちろん自分次第、効率良く仕事をしていかないと給料はありませんから、ムダな事もしなければかなり頭を使った仕事ぶりを発揮しているようです。(ちなみにこの彼、全国1位の営業マンです)
そもそも給料制ではなくいわば自営業と同じため、残業代は全くありません。そして無駄に会社には残りたくても残れません。
銀行の営業マン
彼は銀行の不動産部門に属しています。細かな仕事内容は聞いていませんが、毎日のように何億何十億の物件を取り扱っているようです。
朝の定時は8:30頃のはずなのに、入社した当時から上司は朝の8:00には来てるらしく、それよりも早く出社しないといけないとのことで、毎朝7:45ぐらいには出勤しているそうです。
夜も定時は18:00頃のはず。でも基本的に定時で帰れることはほとんどないそうです。
それでも月間の残業可能時間が約20時間ぐらいと決まっており、それ以上は残業代も出ないため、20時間を超えないようにやりくりしないといけないんだとか。
タイムカードのような古い管理体制ではなく、パソコンにログインしている時間で計測されるため、パソコンを開かずにデスクワークは出来ないからごまかしがきかないとのこと。
20時間程度はしっかりと残業代は出るようですが、それ以上の残業はパソコンをログインしないような形でやらざるを得なかったり、次の日に持ち越したりと、出来る限り効率良く進めないと仕事が遅いレッテルを貼られるようなシステムになっているようです。
父親から会社を受け継いだ社長
彼は社長ですからね。残業代どころかボーナスや報奨金もありません。
ただ、昔のように経営がうまくいっているとは言い難く、社員に残業代が払える状況じゃないとのことで、出来る限り定時終了で帰らせるとのことでした。
自発的に残ろうとする社員も帰るように促しているようで、給料が上がらない、もっと休みをよこせ、というクレームは出る可能性がありますが、ブラック企業と言われるまでにはならなさそうです。
カード会社の派遣社員
残業代という点では、彼が一番守られているかもしれません。残業は15分単位で付けられるそうです。
派遣だと時給はそこそこいいなずなので、大体1,500円ぐらいはあるでしょう。そこに残業となると25%増しになりますので、1,500×25%=1,875円となります。その15分と言うと、4で割って468.75円となります。
毎回15分単位で約468円がちゃんと残業代として支給されるとのこと。
派遣社員ですからボーナスはありませんが、もし残業がたくさんあれば結構な額にはなりそうです。
SE(システムエンジニア)
彼の場合、残業代も休日手当も代休などもしっかりと出ているということでした。
唯一彼がこぼした不満は、基本給がビックリするほど少ないから、残業代などで稼がないと食べていけないということでした。
逆に、忙しくなくて残業もなく定時で帰らないといけない環境だと、全く稼げないから困るというのです。
残業代が支給されるかどうかという点では、システムエンジニアの彼は支給されているということでした。
職種によって様々な状況があるようですが、残業代が出る出ないの論争だけでブラックとは決めつけられないでしょう。
「残業代が出ない分、残業にならないように効率良く仕事をこなす必要がある」ということを自覚してやった時に、「しっかりとした仕事の成果として認められる」という構図が企業にちゃんとあれば、効率や生産性を高めて実践する人は増えるはずです。
現在の日本のサラリーマンの状況でいうと、上記の事を自覚して行った場合、「足を引っ張られる、ネタまれる、分けのわからない重荷を背負わされる」、と結果的に「ババを引く」という結果を生みやすいんです。
相当な悪循環が容易に想像できると思います。
3.休みが少ない
休日がない、ということもよく挙げられる例ですね。
実際に経験してみると分かりますが、これはリアルにきついです。サラリーマンとしてやっている以上、好きな事だけが出来るわけじゃないのに、2ヶ月も休みがないとかはきつい。
少しでも休みは欲しいと思うのが普通です。
もし『お前は給料以上の働きが出来ていないから』という理由で無駄に休日出勤をさせられたり、もっと働けと強要されるというのであれば、それは経営者や上司の怠慢です。
社員や部下を育てる義務がある人たちが、すでに他力本願の思考で働いてしまっているから。
ただ、これも「1.毎日の拘束時間が長い」にリンクしますが、無駄に拘束された会社の中できっちりとした生産性を求めること自体が難しいんです。
この”休みが少ない”問題は、上記のようなパワハラのような場合から、人員不足で仕方なくという場合や、はたまた社員の俺がいなければ仕事が回らないという自意識な良心に付け込んで、経営者がその問題に取っ付かずに放置するという場面まで、様々考えられます。
完全歩合にしろとは言いません。でも、しっかりとした公正な評価基準があれば、早く帰ろうが休もうがもしくは休みがなかろうが、そんな不満は出ないと言うより出せないでしょうけどね。
グチるだけじゃなくて、今の現状が自分で選択した事を自覚するべき
大半の人が、今のブラック企業に勤めて抜け出せない現状を親や友人や知人にグチったことはあるでしょう。
特に友人であれば、『そんなにイヤなら辞めたら?』と言われた人も多くいると思います。
そして言葉ではたくさんの心配の声を寄せてはくれますが、それ以上の行動の何かをしてくれることはほとんど皆無に近いんじゃないでしょうか。
人ってそれだけ他人には無責任なんです。心配はしてるでしょう。だからって自分の時間を投げ出して、自分のお金を投げ出して、助けてあげようなんてよっぽどのことがない限りないんです。
ブラック企業から抜け出せないことをグチっても嘆いてもいいですが、ここで考えるべきはそもそもその会社に入ろうと思ったのは誰ですか?ということです。
ただグチったらスッキリして、今までの嫌だったことも忘れて何もなかったかのように生きられるのであれば、グチることは時間のムダではないですし自分にとって効果的なこととして、これからも継続していけば良いと思います。
でも大体の人が、「こんなのはイヤだ」、「もっと給料があったら…」、「もっと休みのある生活がしたい…」と願ってはいるのに、そのために取る行動はグチるだけですよね。
グチることが何も生産性を生まないことは理解できると思います。
今の現状を選択したのは他でもない自分ですよね。まず、ブラック企業にいようがいまいが、グチろうがグチりまいが関係なく、今の現状は自分で選択した事を自覚する必要があります。
抜け出したければ知恵を絞れ!
自分が選んで入ったことを自覚したのであれば、後は考えるクセを付けるだけです。
目一杯考えてみて、今の場所にいることが、”自分の成長に繋がり、自分の将来に繋がり、この仕事をしていたいという想いが強い”となるのであれば、今のまま残ればいい。
いつか辞めようと伝えた時に会社から辞めないでくれ、と懇願される程に頑張ってみればいいんです。
そういう目標が出来れば、日々の生産性の悪さにも無駄な拘束時間にも惑わされることは少なくなっていくでしょう。
これには精神力が必要なので、僕の例をお話しします。
自分が仕事をしている前のテーブルで、社長と社員3人の計4人で麻雀を始めるんですよ。自分は集中して仕事しているというのに、ジャラジャラ麻雀の音が鳴り響くんです。
リーチだとかロンだとか騒ぎ立て、何時間かして夜遅くなってくると『腹が減ったなー』とか言って、ご飯を食べに出ていくんです。
『お前も行くか?』と誘われますが仕事を終わらせたいので断り、切り替えて集中してやっていたところに4人がワーワー言いながら酔っぱらって帰ってきて、また麻雀が始まるんです。それも明け方まで。
自分は期限に間に合わないから徹夜で仕事をしている身です。そしてその4人は一人だけ仕事をしている僕を見て、「ノリが悪いなぁ」とボヤきはじめるんです。
そんな生活をしていながら、彼らは寝ていない、休みがない、仕事が終わらないから帰れないというのです。
生産性が悪くなるのは当たり前でしょう。
一緒に遊んでいるはずの社員は、これで徹夜ばっかり、休みがない、と言うんですよ。
もしじっくり考えて、それでも会社に残ることを決意するなら、そんな誘いにも誘惑にもイライラにも打ち勝つ。こういった環境を乗り越えるための、それ相応の精神力が必要ということです。
自分が選んだ道であることをまず自覚し、ここにいても仕方がないと思うのであれば、後は考えればいいんです。
転職するのか、自分で起業する道を選ぶのか。
考えて考えて知恵を振り絞れば、次にするべき行動が見えると思います。
自己責任ということは忘れない!
そもそも僕が言いたいのは、ブラック企業に勤めていようが転職しようが起業しようが、全て自己責任のもとに行動してれば、何も問題にならないということです。
僕はそれを頭では理解しているつもりのままブラック企業で働き続け、結局何も変わっていない自分と周りの環境に気付くまでに5年かかりました。
逃げるという選択をするのも自分次第、逃げることはダサいことだからという理由で変わらないという選択をするのも自分次第、逃げてるんじゃないと思うのも自分次第、起こる事象は全て自己責任のもとに起こっていると認識出来るようになると、自分自身の日々の生活を反芻(はんすう)し、言い訳だけで終わらせない強い自分が作られますよ。
勤めた企業におんぶに抱っこだからブラック企業という言葉が出てくるんです。全ては自己責任であることを覚えておきましょう。
働いてる間に転職活動!
言葉で言うのは簡単だけど…どうしても言い出せない!抜け出せない!なんて思うなら、働いている間に転職活動をこっそりするのは賢い選択だと思います。
僕の友人は、リクルートエージェントに登録して、理想だった銀行マンに就職しました。
また、違う知人はGreenという転職サイトを使って、Web関係の仕事に転職しました。
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やっぱり老舗の大手だけに求人数はホント多いので。
自分で選んだ道であることを自覚する / まとめ
ゲームを作っている企業では、ひたすらゲームをしていたとしても仕事の一環として捉えられるので、それが拘束時間が長いということでブラック企業と思われるかもしれません。
でも、ゲームを趣味の一環としてやっている人は、とにかくゲームがしたいので三日三晩寝ずにやっても、このゲームはブラックゲームだなんて思わないでしょう。
その時の状況やタイミング、価値観によって感じられ方は全く別のものになるように、ブラック企業と思うかどうかも人それぞれなわけです。
本気を出せばいつだって変えられるんですから、まず自覚することから始めましょう。
全て自己責任の気持ちでいると、見る景色が変わりますよ!
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