どうもNon太(@LoveWifeLives)です。
最近話題にも上がったことも記憶に新しい厚切りジェイソンのこの履歴書に関するツイッターのつぶやき。
手書きは効率悪いよね。もうこの時代で電子データでいいはず。アメリカで手書き履歴書は聞いたことない。だってメリットないダロウ RT @earth_one2: 就活の履歴書で、最後の一文字でも間違えたら書き直し。修正テープはNGがマナー。 最後ぐらい許してと思うのですが。
— 厚切りジェイソン (@atsugirijason) 2015, 10月 6
実はこちらの記事でも少し言及してるんですが、
僕は今失業保険をもらうためにハローワークに通ってます。
ハローワークに行く度に色々な講習を受けないといけないので受けているんですが、とある時に履歴書と職務経歴書に関する説明がありました。
その時説明担当していた女性の人は、
『IT企業などの場合はパソコンでもOKという企業も増えてきているのでパソコンで書いてもいいですが、基本的にまだ履歴書は手書きが主流です。』
と言っていました。さらに
『職務経歴書はパソコンで作るのが主流です。』
とも言っていました。
僕的には何とも違和感が残って仕方がなかったこの解説。
職務経歴書がパソコンで主流になってるんなら、合わせて履歴書もパソコンで作ったらいいやん!と。
でもこれには賛否両論ありますので、僕自身採用側でいた過去もあるので僕なりの見解を述べたいと思います。
正直どっちでも良くて、見てるのはそこじゃない
僕が採用担当をしていた時は、社員募集だけに関わらずバイト応募についても面談を行っていました。
その時に思っていた事は、『自分だったら絶対パソコンで履歴書は書くけど、手書きで書いてきたからって悪い印象になるわけじゃない。というかどっちでも良いし!』という思いでした。
そう、どっちでも良いし!というのが正直な感想。
パソコンで書いてきた履歴書は良いとして、それよりも手書きの履歴書で書いてきた場合に見ていたのは”字の綺麗さ”
さすがにミミズがはってるような汚い字で持ってこられると、『この人は良い印象を持ってもらおうという意識はなかったのかな?』と思ってしまいます。
だから面談だった場合は聞きますけどね。『字書くのは得意な方ですか?苦手な方ですか?』と。もし『苦手な方です。』と答えてくるなら、『苦手と思っているのに手書きで履歴書を書いた理由ってありますか?』と聞いてみますね。
この回答だけでも様々な駆け引きが出来ちゃいますが。笑
字が汚くても汚いなりに頑張って書いたっていうのって感覚的に分かりますよね。そういうのが少しでも垣間見えてたら、別に手書きでも何とも思いませんでした。
僕が手書きじゃなくパソコンで履歴書を書く理由は”字が汚いから”
ただそれだけです。へたくそな字を見られて、『こいつはがさつな奴だ!』なんて勝手に思い込まれるのがイヤだからという理由だけです。
職務経歴書をパソコンで書いてきたからって、パソコンが出来るかどうかの判断基準にはならない
今回行っていたハローワークでも違和感バリバリの説明をしていました。
『職務経歴書はパソコンで書くのが主流です。例えば【パソコン作業あり】という要項を載せている企業があったとして、その企業に手書きの職務経歴書を作成した場合は、選考から外すという傾向もあるようです。だから職務経歴書はパソコンで作成した方が良いです。』
と言っていました。いやいや…職務経歴書をパソコンで書いてきたからって、それだけでパソコンが出来るかどうかの判断基準にはならないでしょ!と思うわけです。
だって、履歴書しかり職務経歴書も、ネットサーフィンが出来れば誰だって作ることが出来るからです。
【履歴書 フォーマット】、【職務経歴書 フォーマット】と検索するだけでいくらでもフォーマットがダウンロード出来るし、書き方もいくらでもネットに情報は転がってます。
だから、職務経歴書をパソコンで作ってきたからと言ってパソコンスキルがあるとは言えないんです。
パソコンスキルがゼロじゃないという判断基準程度にしかなりません。
そもそもパソコンスキルという定義があいまいすぎる!
そもそもパソコンスキルって何ですか?
パソコンを持っててネットサーフィンが出来ればスキルがある?
エクセルが出来れば?ワードやパワポが出来れば?
定義があいまいすぎて、スキルがあるかどうかの判断は出来ないと思ってしまいます。
僕の前職ではパソコンスキルはあった方が良いという職場です。でも使うのはエクセルとパワーポイントでワードはほぼ使いません。
ここにワードだけが出来るからという人がいたとして、この人はパソコンスキルがあるという表現は間違いじゃありませんよね。
でも、そのパソコンスキルがあっても僕の前職場では全く役に立たないんです。
履歴書や職務経歴書の書類選考から始まる場合はこの限りではない
今まで述べてきた僕の見解は、面談までこぎ着けられた場合の話しになります。
もし2人だけ採用しようと思っているところに、1,000人ぐらい応募してきた場合などは、書類選考が必要になることも考えられます。
ホントに採用担当だけが仕事で新卒を採用することだけに1年費やせるということであれば良いですが、中途採用などになると全員を面談にまわすほどの時間はないため、書類でふるいにかけないといけません。
その時は、僕だったら間違いなく達筆とかじゃない限り手書きの人を落とすでしょうね。
その理由はと言うと、『便利で効率が良いものがあるにも関わらず、そこに手を伸ばしていないから』です。
手書きの方が人柄が分かるか?いやいや、人柄を見るのは面談してからでいいでしょう。僕字はメチャ汚いですけど、がさつじゃないですよ?メチャメチャ几帳面の細かい人間です。
手書きの方が温かみがあるんじゃない?いやいや、書類選考でそんなこと求めてません。
手書きだとパソコンスキルがないと判断する?いやいや、誰がどう考えても手で1,000文字書くよりもパソコンで1,000文字書く方が効率が良いことは理解してますよね。パソコンを使ったことのある人であれば、なおさら分かってるはずです。便利で効率が良いと分かってるものに手を伸ばさないという判断基準になるだけで、スキルがあるなしの問題じゃない。
という事になります。
要するに、応募してすぐに面談から始まる場合なら、履歴書の手書き・パソコン作成に関してはそこまで重要視しない。
書類選考としてある程度ふるいにかけないといけないのであれば、綺麗な字で書かれた手書きの履歴書を除き、パソコンで作られた履歴書を残すという選択になりますね。
手書きだから良いというのは、徒歩で向かったから良いでしょというのと一緒
もう一つだけ例を出しておこうと思います。
大阪に住んでいるA君とB君が、東京で面接があったとします。
A君は、パソコンで作った履歴書を持って、普通に新幹線に乗って東京まで行き、面接を受けたとします。
B君は、手書きで書いた履歴書を持って、面接日の一週間前に大阪を経ち、歩いて東京を目指しました。予定の面接日には東京に到着。無事に面接は受けられました、という話があったとします。
パソコンで書いた履歴書を見て、『なんて人柄の出ていない履歴書なんだ?』って思いますか?
新幹線で来たA君を見て、『なんて都合の良い移動方法を選択してくる奴なんだ?』って思いますか?それと一緒です。
手書きで書いてきたからって、『(パソコンを使わずに書いてくるなんて)この人はぬくもりのある人だ』と思いますか?
歩いて会場まで来たB君を見て、『新幹線を使わずに歩いてくるなんて努力が出来るやつだ。』なんて思いますか?思わないですよね?
要するに、手書きで書いたから良い、パソコンで作ったからダメ、ということ自体がおかしい発想で論点が違うんです。
ただ仕事という観点においては、便利で効率的になる方法があるんだから、それはうまく使ってやった方がいいんじゃないか?という思考になるというだけです。
履歴書と職務経歴書 / まとめ
あくまで自分の持論ではあります。
どちらか一つを選択しないといけないのであれば、間違いなくパソコンで作った履歴書を優先します。
手書きで書くのが主流だから手書きの方が優遇されるなんて、バカげた話しですよね。そんな企業には絶対入りたくないと思う。
でも履歴書は手書きの方が人柄もわかって手書きを推奨してるくせに、職務経歴書はパソコンの方が便利だからパソコンを推奨しているという説には違和感しか残りませんね。
どっちもパソコンでやった方が便利に決まってるんですからね!!
時代は変わっていくんだから、そこに対応出来る柔軟な頭を持ち合わせていたいものですね。
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