一歳半の子供の40度の高熱・ゼイゼイ息ができないクループ症候群・中耳炎を併発などと診断された時の状況や症状まとめ

子どもの寝ている姿

我が家の息子ニョロ助が、1週間体調不良で寝込んでました。

いつもは元気に走り回っているのに、常にぐったり。

普段はパパパパと呼んでくれるのに、どんな時もママしかだめで、常に引っ付いていないとすぐに泣いてしまう状況。

40度の高熱が出たと翌日、夜中に目覚めたと思ったら、ヒューヒュー息を吸い込むことが出来ないのか、挙句には息が数秒止まってしまったこともありました。

心配だったので救急車を呼んで救急病院に駆け込んだり。

少し良くなったかと思っても、熱が39度から下がらず、咳もひどく右耳が中耳炎になっていたり。

とにかく無事に体調が戻ってほしいと願いつつ、1週間なんとか耐えてくれました。

熱は平熱に戻り、普段通りによく動き回り、よくしゃべり、パパ・パパと何度も呼んでくれて、無事に体調が復活しました。

 

正直、初めてのことでめちゃくちゃ心配だったし、妻もついついネットで検索してしまいます。(毎日のように病院に行ってましたが)

なので、同じような症状が出た人が参考にしてもらえるように、ニョロ助の1週間の体調の変化の状況や、診断されて話した内容などをまとめておくことにしました。

まずはすぐに小児科へ行くことが大前提ですが、知識として持っておくといいかもしれません。

ニョロ助の体調不良の概要と状況

ニョロ助は以下のような状況でした。

  • 年齢は1歳5ヶ月
  • 1日目:昼寝から起きると体温が上昇していた⇒38度後半
  • 2日目:翌朝も39度を超す高熱が続き、夜には体温が40度
  • 3日目:翌朝小児科へ。熱は39度。ノドの腫れがあり風邪だろうと診断。夜中に目覚めると息がうまく出来ず救急病院
  • 4日目:朝から小児科へ。熱は39度台、せきがひどく苦しそうでぐったり。
  • 5日目:相変わらず咳はひどく、38度後半の熱が続く。
  • 6日目:せきと熱が下がらないので再度小児科。中耳炎も併発。落ち着かなければ血液検査と診断
  • 7日目:熱は37.5度前後。歩き回り、少しずつ元気を取りもどす。
  • 8日目:体温は36.6度と平熱に戻り、汗もしっかりかき、復活!

といった感じです。

以下、日別に詳しく状況をまとめました。

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1日目:昼寝から起きると体温が上昇していた⇒38度後半

朝起きた時は普段通り元気で、昼寝前まで外出しており、帰ってきて昼寝しました。

約1時間半後に目を覚まし、抱っこしてみると体が熱かったので体温をはかってみると、38度後半の熱。

この日が土曜日であったことや、熱以外は特にヤバそうなものが見られなかったので、安静にして夜は過ごしました。

抱っこをせがむ率が高くなってましたが、この時はまだ僕でも大丈夫だったようで、とりあえずぐったりしつつも様子見して夜を過ごしました。

2日目:39度を超す高熱が続き、夜には体温が40度

すぐに熱が下がってくれるかと思ったものの、翌朝も熱が下がらず、むしろあがって39度台になっていました。

とは言っても、目がうつろになっているでもなく、吐いたりもなく、ただ熱があってぐったりしているだけの感じ。

食欲もあまりなかったものの、少しは食べる力はあったようで、救急には行かず、ずっと家族3人で過ごしました。

日曜日なので、病院もやってなかったので。

この日はお風呂には入らないようにしました。

 

夜になっても熱が下がらず、あまりに体が熱いのではかってみると40度。

体温計で40度は初めて見ました。

40度の体温計

この体調不良を乗り越えたら、記念になるだろうと写真を撮っておきました。

さすがに、40度で救急に行かなくても大丈夫か?と不安もあったので、#8000に電話して聞いてみました。

#8000とは?

こども医療でんわ相談の窓口の電話番号

保護者の方が、休日・夜間のこどもの症状にどのように対処したら良いのか、病院を受診した方がよいのかなど判断に迷った時に、小児科医師・看護師に電話で相談できるものです。

参考:こども医療でんわ相談 / 厚生労働省

熱以外に主だった症状はなし、吐き気もなし、ということで、とりあえず薄着にしてうちわであおいで、水で体を拭いてあげてください。

ということでした。

 

大人って熱が上がっても寒気がすることあるじゃないですか。

そういう感じはないのか?と質問するも、もしそうだったら嫌がるからと言われ、その他質問にはあまりちゃんと回答してくれませんでした。

 

で、実際上半身を肌着だけにして、顔や首、腕などを水で濡らしてしぼったタオルで拭くと、ちょっと気持ちよさそう。

と思ったのも束の間、体をねじらせて嫌がったのでやめました。

その後、濡れたタオルでかるく仰ぐぐらいで何とか寝てもらいました。

3日目:朝から小児科へ。熱は39度。夜中には救急車で救急病院

熱があがって3日目の朝、少しは下がってもまだ39度台の熱が出ていたので病院へ向かうことに。

月曜日だったので僕は仕事。

後ろ髪を引かれるも妻に頑張ってもらうことで、仕事へと向かいました。

 

いつもかかっている小児科の先生で、じっくり色々と見てもらったところ、そこまで明確な病状はなく、のどの腫れが多少あるから風邪かなという診断を受けました。

診察中に、「パパ~」と泣き叫んでいたようで、それだけ泣く元気が残っていれば今のところは大丈夫でしょうということに。

のどの炎症を抑えたり、淡きりの薬を処方してもらいました。

 

家に帰ってからもぐったりは続き、ずっと抱っこをせがみ、妻には頑張ってもらいました。

【もらった薬】

  • アスベリンシロップ
  • カルボシステインシロップ小児用
  • アルピニー座剤

夜中に目覚めてから息が止まることがあったので、救急車で救急病院へ

この日は寝るまでは特にめだった咳もしていません。

夕方に座薬を1剤入れて、少し熱は落ち着いていました。

 

その後、夜になって寝かしつけた数時間後の夜中の1時頃、急に目が覚めたかと思うと、呼吸がヒューヒュー言っていてかなり苦しそうにしています。

そして言葉もうまく出せず、パパとママをひねり出した声で繰り返しながら泣いています。

のどが腫れて痛いのかなぁと思っていたら、急に「ゴボッ」と動きが止まり、ニョロ助の息が止まってしまいました。

うまく酸素が吸えていないような感じ。

焦りそうになる自分を落ち着かせて、冷静に対処しないといけないと分かっているのに、焦りそうになる。

5秒ぐらいで自力で呼吸は戻りましたが、繰り返しゼイゼイ・ヒューヒューいっています。

 

そんなことが1分間の間に何度も繰り返されます。

息が止まり、吹き返し、泣き叫ぶも泣く声さえもままならない。

 

このままではどうすることも出来ないということで救急車を呼びました。

人生初の経験です。

5分ぐらいですぐに来てくれました。

 

幸いというかなんというか、救急車が来てくれた時には、少し落ち着きだしていたので、苦しそうではあるものの、ゼイゼイヒューヒューはマシになっていました。

酸素量を図る器具を指に取り付けるも、うまく数値をはかれず。

「どうしますか?ちょっと様子見しますか?それともあいてる救急病院に行きますか?」

救急隊員の方が、その場で診察はできないため、全て親の判断になります。

万が一のことを考えて、救急にかかることにしました。

 

人生で初の救急車。

車内に入ってからは、容体がどんどん落ち着いてきていたため、色んな器具が揃ってる救急車の中を見て、ニョロ助は少し楽しそうな顔をしていました。

こっちはとにかく何もないことを願うばかりでしたが。

レントゲン撮影⇒クループ症候群だろうと診断

診察をしてもらっている時は、呼吸もだいぶ落ち着いていました。

大人でも寝起きに喉が痛いけど、起きてる内にやわらいでいくってことがあるので、この時点ではそういうものなのかな?と思ってました。

診察してもらったところ、「気管が腫れてるとかだけだったらいいんですが、何か詰まってるとかだったら急を要するのでレントゲンを撮りましょう。」とのこと。

1歳の子どもにレントゲン…と知識のないぼくはなんとなくイヤでしたが、そうは言ってられないので撮ることに。

 

僕とニョロ助が一緒に入り、ニョロ助を寝台に寝ころばし、僕は隣で手をつなぐ。

泣くかなと思いきや、ちょっと楽しそうにしてました。

上向きで1枚、横向きで1枚の計2枚を撮影。

 

結果、のどの中間あたりにある気管が少し狭くなっていると言われ、僕の目で見ても分かりました。

これがクループ症候群と言われる症状らしく、呼吸が苦しかったり、声が出なかったりするそうです。

救急病院では、吸入の薬を10分間することと、とりあえず気管を拡げる薬を出しときます。といって診察は終了しました。

 

ちなみに、保険証を持って行ってなかったため、この日の診察代は3万円を越えました。

が、ちゃんと当月中に保険証を持参すれば、乳幼児医療費助成制度のおかげで500円の支払いで済んでいます。(住んでいる場所によって、救急車を利用した場合は3割負担になるエリアもあるそうです。)

 

タクシーで帰宅してからは、部屋を加湿して寝ました。

 

救急病院では、処方してもらった薬の説明を全くしてくれず、朝にもらった薬との飲み合わせが大丈夫なのかも不明のままの帰宅でした。

で、だいぶ症状は治まっていたので、処方された薬は飲まず、翌日に再度小児科で確認の判断をしてもらうことにしました。

(翌日、小児科の先生には、飲んでおいてほしかったと言われましたが。。。)

【処置】

  • レントゲン撮影
  • ボスミン外注薬を吸入。

【もらった薬】

  • リンデロンシロップ

 

4日目:朝から小児科へ。熱は39度台が続き、せきがひどく苦しそうでぐったり

病院から帰ってきた後は、何度か目を覚ますも、何とか泣き叫ぶことなく朝を迎えました。

とは言え、かなり呼吸は苦しそうで、熱もまだ39度が続いていました。

昨日もらった薬と救急病院でもらった薬を持参して、再度小児科へ。

熱でぐったりしているところを外に連れ出すのはしのびないのですが、仕方がありません。

 

昨晩の状況を説明したところ、先生からは、

  • レントゲンを撮っておいてよかった
  • ちゃんとリンデロンシロップの説明をして、飲ませるようにすすめてほしかった
  • 一番苦しい時に飲むべき薬だった
  • 当院でも、同じような症状が出てる時は処方する薬
  • 昨日に渡した薬との飲み合わせは問題なし

などを聞きました。

 

この先生の良いところは、全国の多数の症例を集めており、病気の症状や薬に関する可能性や危険性を事前に説明してくれるところです。

そして、むやみやたらに薬を処方するのではなく、どちらかというと人間の力で治していくことを推奨する小児科先生であること。

子どもの病院は最初のフィーリングで合う先生を見つけておくことが、安心材料の1つだと思います。

 

とりあえず救急病院で処方された薬を1日分飲み、その後は昨日にもらった薬を使って様子を見ていくことになりました。

座薬は38.5度を越すようであれば、使ってOKと説明を受けました。(子どもも熱が高いのが続くとしんどいからね、とのこと。)

5日目:相変わらず咳はひどく、38度後半の熱が続く

発症してから5日目。

熱は38度台になっているものの、咳がひどいです。

一時期の呼吸が苦しいのは脱していても、咳でかなりしんどそうにしています。

食欲もそこまでないものの、一切食べられないわけではなく、普段の1/3~1/4程度だけは食べてくれました。

 

妻曰く、起きている時はずっと咳が出ている状態で、見ているのが辛かったという状況だったとのこと。

この日は、病院には行かず、自宅安静でゆっくりしました。

6日目:せきと熱が下がらないので再度小児科。中耳炎も併発。落ち着かなければ血液検査と診断

翌朝、まだ咳が止まらないのと、熱も38度台がずっと続くので、再度小児科へ。

色々と診察してもらったところ、右耳に中耳炎を併発していました。

先生曰く、免疫が落ちてる時はよく見られる症状とのことで、抗生物質の薬を飲むことに。

また、1週間熱が続いていることから、、もし明日も落ち着かなければ血液検査をして診察をしようということになりました。

 

とは言え、その他色んな病気の症状がないか見てもらいましたが、特にその他の症状は出ていなかったため、ウイルス性の症状という以外判断が難しかったのかもしれません。

帰宅してすぐに座薬を入れ、少し落ち着くも、数時間するとぐったり、が続きます。

僕が帰宅した18時頃はちょうど座薬が効いてきた時だったようで、少し喋れたりしていましたが、昼は全くしゃべらずただ妻に引っ付いて抱っこされていた、という状況でした。

【もらった薬】

  • サワシリン細粒10%

7日目:熱は37.5度前後。歩き回り、少しずつ元気を取りもどす

熱が出てから7日目。

朝起きた時から歩き回り、言葉もよくしゃべります。

抱っこした感じも、熱の放出具合がいつもよりマシのはず!と体温をはかってみると、ついに37度台まで落ち着いてきました。

この日は1日中熱が37.5度前後で、少し平熱より高いぐらいです。

この1週間、しゃべって歩き回るニョロ助を見ていなかったので、嬉しいのとホッとした気持ちでいっぱいになりました。

8日目:体温は36.6度と平熱に戻り、汗もしっかりかき、復活!

後は熱が下がってくれたら…と願ってました。

朝起きると、体の熱は感じられません。

ニョロ助もスッキリした感じ。

体温を測ると、36.6度と平熱にもどり、無事に復調してくれました。

 

その日はいつものニョロ助で、ワーワーはしゃぎ、今まで動けなかったうっぷんをはらすかのように、エネルギッシュに過ごしていました。

病み上がりで大丈夫か?と、また心配になるぐらいに。

 

これまで全くと言っていいほど汗をかいてなかったのに、この日はしっかり汗も出るようになって、完全復活といった感じでした。

1歳半の40度の高熱とクループ症候群の症状 / まとめ

ちいさい子どもは熱が上がりやすいと言いますが、40度の時は触っているだけで熱すぎるぐらいに体があつかったです。

クループ症候群のように呼吸が苦しい時は、子どもの場合窒息してしまうこともあるらしいです。

何かあったらすぐに救急車でいいと、救急隊員の方には言われました。(ニョロ助のように、呼吸が止まってしまうことがある場合など)

あまり解決にはつながりにくいですが、#8000もうまく使っていくといいかもしれません。

 

仕事と育児のかけもちに疲れていたとは言え、最近は思いやりが欠けていたかもしれません。

特に、子どもに対してではなく、パートナーである妻に対してです。

 

体調が悪い時のニョロ助は、僕が抱っこしようとしてもほとんどダメで、寝ている時や寝起き、夜中に目覚めた時も全て妻しかイヤだと泣き叫んでました。

それを全て対応してくれたのは妻です。

個人的なことでは、妻も体調が悪い中での対応だったため、相当しんどかったはずです。

 

僕はというと、全ての症状を自分が受け止めるから、子どもの体調が良くなってくれ!と願うことだけ。

こんな状況の時でも何も問題なく仕事に行けたのも妻のおかげ。

ニョロ助が元気になってくれたのも妻の看病のおかげ。

しっかり思いやる気持ちを持って過ごさないといけないですね。

 

とにもかくにも、ニョロ助が元気になってくれて良かったです。

高熱が出たり呼吸が困難だったり色んな症状でどうしたらいいか…となってしまう人が、少しでもこの記事にたどり着いて、落ち着いて対応できればということで、今回の症状をまとめてみました。

あくまで我が家が経験した症例ということで、参考にしてもらえればと思います。

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