どうもNon太(@LoveWifeLives)です。
男の僕が書くのはどうかと思ったのですが、夫目線で男が母乳のことを書いているものなんてそうそうないので書くことにしました。
子供が生まれて(以下ニョロ助)もうすぐで2ヶ月になります。
ありがたいことに妻の母乳の出は良く、ミルクに頼ることなく母乳だけで過ごせています。
母乳は出なければ出ないで悩むものですが、出たら出たでちゃんと赤ちゃんに飲んでもらわないと、パンパンに張ちきんれんばかりになることがあって大変です。
これまでにも妻の胸がパンパンに張ることはあったようですが、その張りはニョロ助が飲むことで緩和されていたので、母乳で子供は生かされ、子供が飲んでくれることで母親のお乳の張りは柔らかくなると、生かし生かされ合っているんだなぁなんて思ってました。
そう思っていたとある日、昼までは母乳の出も問題なく胸のしこりもなかったのに、夜になって急に妻のお乳の張りがハンパなくゴツゴツの岩が入ったかのような固さになりました。
ニョロ助に飲んでもらって緩和してもらおうにも、出が悪いからなのか暴れ出したり手も顔もブンブン振り回すのでなかなか飲んでくれない…。
結果、あまり飲んでくれず胸の張りも収まらなかったので搾乳することに。
それでも大してお乳は出てこないし、しこりも全くなくならない。
僕がマッサージを試みても一向によくなりませんでした。
何とか夜通し我慢して耐えてもらい、翌日の朝桶谷式に行ってマッサージを受けることに。
結果、一発では詰まりや張りは取れませんでしたが、二回行ったらものの見事にパンパンでゴツゴツの岩が入っていたような妻の胸は、ほわほわの柔らかい胸に変貌を遂げました。
帰ってきてからのニョロ助の満足そうにお乳を飲む姿を見ると、早めに診てもらう判断をして良かったなと思います。
乳腺炎一歩手前をマッサージ一つで回避してくれた桶谷式はやっぱすごかったです。
桶谷式について
桶谷式とは、簡単に言えば、痛くないのにお乳が出るようになるマッサージのこと。
僕ははじめ、母乳のことは全くと言っていいほど知識がありませんでしたので、桶谷式と言われてもちんぷんかんぷん。
育児において、母乳を与えられるのは妻である母親だけですが、父親である男性も知識として持っておいて損はないです。というか知っておくべきです。
桶谷式については、色んなところで解説がなされているので、ここで詳しく説明するのは控えます。
妻が行った桶谷式の相談室は大阪梅田の隣の中津にある「ひとみ助産院オケタニ式母乳育児相談室」というところなのですが、そこのホームページでも見てもらえれば、桶谷式を知らない人も何となくは分かるんじゃないかと。
桶谷式と一言に言っても、マッサージのやり方は同じだったとしても、考え方は色んな方針でやられていて様々です。
桶谷式と聞いてよく言われるのは、母乳を与えるのに3時間を空けたらダメ!だとか、食生活はしっかり考えて取らなきゃダメ!みたいなストイックさです。
これを基本方針にすえて厳しく対応するところもあるでしょう。
「全て赤ちゃんと母親のため」と言えば聞こえはいいですが、その厳しさに辛くて投げ出しそうになったり、母親が耐えられない程の厳しさでは結局のところ意味がないと僕なら思います。
要はスキルは同じでもマッサージをするのは人間なので、考え方やフィーリングなどの人と人との相性もあるだろうってことです。
その点、妻が行ったひとみ助産院の助産師さんは、かなり母親の思考に寄り添った対応をしてくれるところでした。
定型文のようにあれもダメこれもダメ、こうなったら絶対こう!みたいな言い方をする人じゃなく、人間としての考え方をベースに持って対応してくれる方なんだなと、妻の話しを聞いて感じました。
桶谷式が絶対ではありませんが、母乳の悩みを解決してくれる一つの選択肢だと今回の件で痛感したので、妻から聞いた話を起こった状況とともにまとめてレポートしたいと思います。
母乳を赤ちゃんにあげられないからこそ、知識として持っておくことで、男性がうまくサポート出来る環境が出来ればいいなと思いつつ。
母乳がうまく出ない、おっぱいの張りが消えない、とにかく痛い!の夜
冒頭に書いたように、昼間は何も問題がなかった妻の胸は、その日の夜に急に張りがひどくなり、ニョロ助もうまくお乳が吸えないようで、さらに張りが消えないという悪循環になってました。
そういって、仕方なしに搾乳機を使ってお乳を搾り出します。でもなかなか出ません。
僕はニョロ助を抱っこして、ただあやすのみ。
母乳に関しては、男性はほんと無力になります…。
ちなみに参考までに、自分の親世代の人の中には「張ってる時は旦那さんにお乳を吸ってもらえばよい」と言う人がいます。
これは助産師さんに後から聞いた話ですが、実際は大人の口の中はどれだけ歯磨きしてもばい菌が残っているので、あまりおすすめしないんだとか。
逆にそれが原因で乳腺炎になってしまう恐れもあるんだとか。
話を戻して、搾乳機を使っても一向に柔らかくならない妻の胸。
温かいタオルをあててコリを取るようにマッサージをすると良いと聞いたりしたので、ニョロ助をベッドにおいて熱いお湯に浸したタオルを絞って僕がマッサージをしたりしました。
正直ビックリするほどにゴリゴリの硬さ。しかも男性の力の強さで強引にやろうとしても痛みがひどいようです。
幸い、左胸がパンパンだっただけで右胸はまだ大丈夫でした。
なので、ニョロ助には右のお乳で満足してもらい、その日妻は左胸の痛みに耐えながら就寝。
次の日朝一番でひとみ助産院に電話をしたところ、ありがたいことに11時の予約が空いており行くことになりました。
早速マッサージ開始!痛くないと言われているマッサージも激痛な程に症状がひどかった!
実はこれより前、母乳が出ないわけじゃないけど、桶谷式を受けておきたいと妻が言っていたので、里帰りから戻ってきてすぐにひとみ助産院にかかっていました。
しかもその時は出張で家まで来てもらい、自宅でのマッサージ。
その時のマッサージは噂通り全く痛くなく、気持ち良いものだったようです。(お乳も悪いの状態ではなかったのもあるみたいですが)
この時は母乳の状態も悪くないと言われていましたが、それから約20日が経った頃にこの状況になりました。
そして今回、乳腺炎一歩手前の状態でマッサージを受けたところ…
激痛!
だったようです。もう目を普通に開けていられないぐらい。
桶谷式でこれなので、恐らく普通の産婦人科などで処置してもらった場合はもっと激しい痛みだったのかも…と妻。
その時の会話はこんな感じ。
「ひ」はひとみ助産院の方の言葉です。
そう、実は妻は僕が食べようと思っていたポテチを、僕が仕事に行っている間に我慢できなくなって食べてしまったんだとか。
それが悪いんだ!って言われればそうなのですが、妊娠中から色んなものを我慢して過ごしてきているわけなので、少しは自分に優しくしてあげても良いやん!と僕は思ってしまいます。(それが甘いと言われればぐぅの音も出ません…)
一袋はちょっと食べすぎちゃったかなw
ママもストレスたまっちゃうからね、食べるな!とは私も言わないけど、何事もほどほどにね。
と優しく言われたそうです。
こういうところに、人間味があって妻としてはすごい安心できたと言っていました。
そんなやり取りをしつつ、痛みに耐えつつ30分マッサージを続けてもらいました。
それでもなかなか詰まったものは下りてくることはなく、この回は終了。
助産師さん曰く、30分マッサージを続けてしこりが下りてこない場合は、それ以上はやっても意味がないんだとか。
と。
「翌日にもう一度来れる?」と聞かれたものの、ニョロ助を連れていくのはまだ難しいと言うと、同じ日の16時にもう一回みてもらえることになりました。
もし、ニョロ助が吸ってつまりが取れたら来る必要はないからと。
あとは、
- 家への帰りに葛根湯を買って飲むこと。
- 水分をたくさん取ること。1リットル以上は絶対。
- 帰ってすぐにお乳を飲ませて、2時間ぐらいでもう一度飲んでもらうこと
と言われていました。
これでダメならもう一度16時に再訪問ということで、一度帰宅することに。
帰宅後すぐのニョロ助にお乳を飲ませ、葛根湯を飲み、水分をたっぷりと取り、2時間程空けて再度ニョロ助に飲んでもらいました。
結果…残念ながら痛みも張りも収まることはなく、16時再度訪問することになりました。
桶谷式のすごさを目の当たりにした二度目の訪問
再度ひとみ助産院を訪れた妻。
じゃあちょっと見てみるね!
そう言ってベッドに寝てすぐにマッサージが始まります。
そう言ってマッサージが始まりました。
ここでも予想を超える痛さに、目を開けていられなかったんだとか。
開始して10分か15分ぐらい、「もう痛みに耐えられない!」と助産師さんに伝えようとしたその時、
何が出たのかは見ていないので分からなかったらしいのですが、詰まっていたものが出てきたらしいのです。
そしてそっと目を開けてみると、信じられない光景があったんだとか。
自分のお乳から噴水のようにミルクが噴き上げていたんだとか。まさにクジラのように(上記画像はイメージ)
しかもそれは1分以上続いたみたいです。
妻が助産師さんに聞いた話によると、詰まっていたものが取れたことで、たまっていたお乳が噴き出したんだとか。
パンパンだった左胸は驚くほどの変貌を遂げ、ほわほわふかふかの柔らかい胸に変わったとのことです。
そして、それから受けた桶谷式のマッサージは一切痛くなく、かなり気持ち良いものだったとも言っています。
僕や妻がやっても全くうまくいかなくて乳腺炎一歩手前の症状になってた妻の胸が、桶谷式のマッサージを受けたところ、一発で(実際には同じ日に二回訪問してるけど)回避されるまでになるとは、桶谷式の素晴らしさを実感しました。
帰ってきてからニョロ助にまたお乳をあげたわけですが、それはそれは美味しそうに一切暴れることなく満足そうに飲んでいました。
ちなみに、初診ではなかったのでこれで3,500円です。
こうして桶谷式のマッサージのおかげで、放っておけば間違いなくなっていた乳腺炎の一歩手前のガチガチのお乳が、見事ほわほわのお乳に変貌させてくれました。
本当にすごかった!
桶谷式は本当に良いのか?/ まとめ
良い悪いは正直個人的な主観的なものなので、あまり参考にはならないかもしれませんが、妻は本当に行って良かったと言っていました。
そしてストイックさよりも母親の気持ちも理解し、寄り添いながら対応してくれる助産師さんに出会えたのも良かったところでしょう。
痛いのにどうしようもないという妻の状況に、さらに為す術がないというのは見ているだけで辛かったので、夫目線で考えても、早急に対処してもらえてホントに良かったと思いました。
あくまで主観ですが、我が家は「問答無用で良かった」が回答です。
今回妻が行った助産院は以下。
桶谷式は本当に良いのか?と考えている人には、少しは参考にしてもらえればと思います。
多分乳腺炎の一歩手前っぽい。。。