赤ちゃんと一緒に生活するようになってやっと理解出来たと言っても過言じゃありませんが、赤ちゃんの夜泣きの大きさはハンパありません。
昼間なら泣き声が大きくても気持ち的に大丈夫かなと思いやすいですが、夜中となるとさすがにひっそり静まりかえっているので、周りの家の人たちの迷惑にならないか、起こしてしまわないかドキドキしてしまいます。
本音を言うならば、赤ちゃんの泣き声ぐらいBGMのように受け止められる関係性でいられればいいのにな、と思わなくはないですが、それは自分の都合なのでなかなか難しいもの。
過去に僕自身だって、静かであるべき場所と思っているところで赤ちゃんの泣き声が聞こえてきて、それが泣き止まなくて「おいおい」と思ってしまったこともありましたし、こんな風に全く気にする事なく、「むしろ泣き声も夜泣きもみんな元気いっぱいに泣けば良いよ」と感じるようになったのは子育てを始めてからとも言えます。
そんなことを考えつつ、自分に子供が出来た時に一度は考えるのが隣人への挨拶です。
人は知らずに起こる出来事にはイライラ度が増しやすいですが、事前に分かっていること、予想出来ていることが実際に起こった場合には、少しは寛容な気持ちでいやすいはずです。
事前に赤ちゃんが生まれたことをお伝えしておくことで、夜泣きがあることも理解してもらえやすいし、少しは穏やかにいてもらえるんじゃないか?
さらに、隣人の方がイライラを感じた時に、(仮に夜泣きがうるさくて困るなどを言いたい時なども)自分たちに言いやすい環境になるんじゃないか?
そう思って僕自身も挨拶をするつもりで、一度現在のルール的なものや挨拶の仕方的なものがあるのかをネットで知らべてみることに。
すると、自分では到底考えもつかない程に予想外なコメントが多くて何だか悲しくなったというか驚愕でした。
人の考えは千差万別ですし押し付け合うものでもないので、「挨拶した方が良いのか、しない方が良いのか」の結論を出すつもりはありませんが、事前に多様性の意見があることを理解しておけば、そういう人に遭遇したとしても対処しやすいんじゃないかと。
幸い、僕が挨拶に伺った時は問題なく済ますことが出来たので良かったですが、少しご紹介してみます。
隣人への挨拶をどうするか?に対するコメントを一部抜粋
僕が最初に驚きだったのは、「挨拶はしない方が良い」という意見が多数あること。
もしかしたら僕自身は挨拶はしようと思っている派だからこその偏った意見と言われることもありますので、この記事にコメントを頂いても一切公開しませんので。
お祝いを下さい!と勘違いする人がいるから、挨拶しない方が良い
「生まれた報告をしたいがための挨拶」じゃなく、「事前に赤ちゃんが生まれたことを知らせておくことで色々と対処しやすいための挨拶」なだけのはずなのに、挨拶に来た人のことを「お祝いをくれって言ってるの?」と思う人がいるということでしょうか。
マジか?!と思いましたが、そう思う人がいるということは、「挨拶したんだからお祝いぐらいくれよ!」と思う人もいるということなのでしょう。
確かに言われてみると、挨拶をする側もされた側もそんな風に思う人が少なからずいるというのは理解できますが、挨拶する側の大半は「お祝いがほしいから挨拶する」とは思っていないような気がします。
お祝いをもらった場合、結局お返しをしないといけないですし大変ですよね。
この意見が散見されたのにはビックリしました。
僕にはこの発想がなかったので、そういう気持ちの人がいることが勉強になりました。
不妊の方だったら挨拶に行くと妬まれるから挨拶しない方が良い
不妊はあまりにもデリケートな問題ととらえられていますね。
「結婚する=子供を早く作れ」みたいな空気感を出す人もまだまだたくさんいますし。
結婚して何の問題もなく妊娠した夫婦からすると、この問題は到底理解出来るものではありません。
僕たち夫婦も病院に通ったことがあるので知っていますが、タイミングを計算して子作りを始めたにも関わらず、半年子供が出来なければ病院では不妊と言われます。
そんな中、隣人が子供が出来ましたと報告に来たら、「どうして自分のところには来てくれないんだ!」と妬んでしまうということなのでしょう。
何とも言えませんが…そうなんでしょうか…。
この話の焦点はまた違う部分に出てきているような気がしますが、そう思ってしまう人もいるのが事実なのでしょう…。
挨拶に行く人は自分のことしか考えていない
「挨拶に来ないで」と思っている人がたくさんいるのに、それでも挨拶した方が良いと思っている人は挨拶に行くなんて一方的過ぎるというような意見です。
僕は挨拶には行くべきものと思っていたので、自分に矢印を向けて反芻してみました。
言い方が悪くなれば、「うるさくなりますが許してね」のために挨拶に行っていると捉えられても仕方がないのかなとは思います。
僕自身の考え方では、いきなり大声の泣き声が聞こえてきたら、「事前にそうなるのが分かってるんだから、一言言っておいてくれたら良かったのに、と思う人がいるかも」と思ったので、挨拶に行きました。
このことを自己都合と言うのであればそれまでで、「挨拶に来ることを迷惑と思う人のことを考えてない」という人がいるのかもしれません。
ただ、この極論を出してしまうと世の中の全てのことが自分のことを考えた行動となってしまう、と思うので何とも言えません。
挨拶のための訪問ではなく会った時に一言を伝えるので十分
挨拶なんか来なくて良いという方にとっては、何かの機会で会った時に「泣き声がうるさいかもしれませんが、ご迷惑をおかけしてすみません」と言えばそれで良いという意見です。
これは確かに一つの考え方だなとは思いました。
僕が逆だったら、何となく嫌ですが。
おめでたいことなんだからって思ってしまいそうになります。
もはやこの辺の意見までピックアップしだすと、言いたい放題の意見ばかりが散見されるので、ここらでやめておこうと思います。
実際に我が家は出産後に挨拶に行きました
僕たちはマンションに住んでいます。
3年ほど前に今のマンションに引っ越してきて、引っ越しの挨拶も両隣の家にしました。
が、それ以来どちらの家の人とも面と向かって話したことはありません。
付き合いなどは全くなく、ほぼ顔を合わせることさえありません。さらに顔を合わせることがあったとしても立ち話をするでもなく、元気よく挨拶するでもなく軽く挨拶しつつ会釈をする程度。
そんな状況でしたが、両隣にはせめて挨拶はしておくべきだと思い行きました。
「挨拶したんだから夜泣きがあっても許してくれよ!」なんて気持ちは微塵もなく、前述したように知らずに起こることにはイライラしやすいけど、知っていることが実際に起こった時に、人は少しは寛容でいられると考えているからです。
また、逆にもし挨拶に来られた際に自分がどう思うのか?を考えてみても、「全くイヤな気持ちにならないし、むしろ喜ばしいと感じる」と思ったからでもあります。
さすがに手ぶらで行くのも何だったので、近くのお店で焼き菓子(1袋800円のもの)を2つだけ買って挨拶に行きました。
実際どうだったのか?
ニョロ助の1ヶ月検診を名古屋で受け、妻とニョロ助はそのまま大阪に戻ってきたので、その週末の夕方晩ご飯前の時間に訪問です。
挨拶に行ってどうだったかというと、快く受け答えしてもらえました。
もちろん相手の方の真意は分かりませんし、表面上だけ取り繕ってくれたのかもしれませんが、そんなことはなかったかなと思っています。
一つの家は、「名前はなんていうんですか?」とか、「あら、元気に足を動かしてるね~」なんて声をかけてくれたり。
さらには「ウチも思春期の子供がいるので(中学生の男の子がいます)、うるさい時もあるのは知ってると思いますけどごめんなさいね~」なんて言ってくれました。
僕たちは夫婦+ニョロ助もつれて挨拶に行きました。
「最近里帰り出産から帰ってきたんですけど、これから夜泣きとかでうるさくなってしまうかもしれませんが…」と言いつつ、「そのご挨拶だけさせて頂こうと思いまして」と続け、「簡単な焼き菓子だけなんですが、みなさんで食べてください」と続けました。
もちろんお祝いなんて来ていませんし、贈り物などもありません。
もう少し人に対して寛容な世界になりはしないか? / まとめ
その昔、Twitterか何かで見かけましたが、マンションに住む住人から、「知らない人に声をかけられても話さないようにしつけているので、例えマンション内でも挨拶しないでほしい」という要望があがったそうです。
また、そのマンションに住む年配の方も「挨拶をしても返ってこないから」ということで、結局お互いの利害が一致し、挨拶をしないルールを作ったとかなんとか…。
確かに数十年前と比べると世の中物騒になったし、何が起こっても不思議じゃない世界になったと感じる部分もあります。
が、挨拶一つだけでここまでの議論になったり、相手のことを考えていないだとか面倒だと思う人だっているんだからとかの話しに発展するなんて…自分が想像していたのよりもあまりにかけ離れてて、驚愕だったし淋しい気持ちになりました。
もう少し人に対して寛容な気持ちで、穏やかな気持ちで過ごせないものかと。
この話は人間の感情論のようなものなので、正解を探そうとしたり議論をする意味はないかと思います。
のでこれ以上は何も言いませんが、結果的に、僕は挨拶をしておいて良かったと思っています。
やっぱりニョロ助は夜中にギャンギャン泣くこともあります。
その時に、何となくでも、挨拶しておいてよかったなと思わずにはいられません。
例え、挨拶をしているんだから夜泣きしても良いだろ!なんて気持ちは一切なくても、挨拶をしておいて良かったと何度も思っています。
たかが挨拶、されど挨拶ですからね。
赤ちゃんが生まれて隣人への挨拶を考えている人は、少しでも参考にしてもらえれば幸いです。
自分も子どもが生まれて間がない状況で、この記事を見ました!
隣人に挨拶をしようと悩んでいる時に見たので、色々と考えさせられる内容でした。
色んな考えがある事の再認識させられました。
色々と考えて、自分も挨拶に行こうと考えています。
いきなりのコメント失礼いたしました。