どうもNon太(@LoveWifeLives)です。
つい先日、難治性の副鼻腔炎と診断されたために手術を行いました。
その時の状況を、記録として余すことなく残しておこうと、手術体験記を書くことにしました。
最終的には1週間の入院となりましたが、この記事では手術翌日(入院2日目)の状況を綴っています。
手術後の流れ出てくる血を止めるために、鼻に詰めたタンポンが息苦しくて、1日中身もだえた日々を過ごすことになりました。
手術の時によく聞く尿道カテーテルについて
2日目の状況の前に、この尿道カテーテルの話しを少し。
全身麻酔で手術をした時、尿道カテーテルというものを挿入されることがあるようです。
尿道カテーテルとは…
尿道口から膀胱に通して導尿する目的で使用されるカテーテルである。
これは僕自身も手術前に説明を受けていて、全身麻酔が効いて意識がなくなった後に挿入され、手術後はそれが挿入されたまま、術後3時間の絶対安静が終われば抜くと。
要するに、
全身麻酔で意識がなくなってから尿道カテーテルを挿入(挿入されたこと自体記憶がありません)されるため、挿入時の痛みは分かりません。
勝手にパンツずらされて、自分の局部がさらされてると思うと少し恥ずかしいけど…笑
で、手術が終わって意識が戻り、自分で動けるようになったら抜くってパターンの説明でした。
でも僕は、この説明を受けた時に険しい顔をしていたようで、「大丈夫ですか?」と麻酔科の先生に聞かれました。
過去に噂では、尿道カテーテルは痛いと聞いたことがあったからです。
と聞くと、「個人差はありますが、ちょっと痛いって言う方もいますね」とのこと。
「はぁ…」と落胆していると、麻酔科の先生が「術後にそのまま抜いといてもらえるか聞いときましょうか?」と言ってくれました。
大掛かりな手術だと、意識が戻っても自分で動くことは出来ないため、手術の終わりとともに抜いておくことは出来ないそうですが、僕は鼻周りの手術だっため、それが出来るかもしれないということだったんです。
「ぜひお願いします!」とお願いしていたところ、無事に手術が終わって意識を取り戻した時には尿道カテーテルはすでに抜けていました。
よかったー!
でも小便は激痛
動けるようになってから、小便は生理現象なので行きたくなりますし行きました。
術後初めてした時、想像していた痛みの10倍ぐらいの痛みがありました。(これは入院2日目というよりは、術後3時間寝たきりの状態を終えた後すぐの話しですが)
どんな痛みと言われると難しいですが、とにかく痛いんです。特に小の出始めた時が。
途中からは若干痛みが和らぎますが、何度やっても出始めの痛みはありました。
術後翌日になっても変わらずに小便の出始めの痛みは継続していました。
トイレの回数を増やすたびに痛みはどんどん治まっていき、最終的に5、6回?ぐらいしたらいつの間にか全く痛みはなくなりました。なので、痛かったのは術後翌日までで済みましたけどね。
鼻で息が出来ず苦しかった
手術は無事に成功したとは言え、鼻から挿入した器具でおでこの骨を削ったわけなので、かなりの出血が続いていました。
その血を抑えるために、鼻の両穴にタンポンを詰めて流血を防いでいたんです。そのため、鼻から空気を通すことが一切出来ず、出来るのは口呼吸のみ。
まずそれだけで息苦しい…。
▼鼻はタンポンが入っているのでパンパンに腫れあがってます
次になぜか唾液が溢れ続けて、口の中がツバでいっぱいになる現象が続いてました。
そして喉にも絶えず血が流れています。それを吐く場合もあれば飲み込む場合もありました。
ツバを飲み込む時、ゴクンとした時に少なからず鼻から空気が漏れる感覚と言えば分かるでしょうか。
もし鼻を完全につまんで唾を飲み込めば分かりますが、耳抜きをしたような感じになります。
この時の僕はというとまさしくそんな状況で、術後翌日はその逃げ場を失った空気の圧力がタンポンを押し込むような感じになり、ツバや血を飲み込むたびに痛みを感じ続けていました。
手術翌日の一番大変だったことがこれです。
ツバが溢れ続けるのに、血が流れてくるのに、それを飲み込むことが苦痛で息をするのも苦痛でした。
水分を取れと言われてもご飯を食べろと言われても、飲み込めなくて辛い
手術翌日の朝からご飯の提供が始まりました。
とは言っても、噛む時も鼻で息が出来ないので一苦労。飲み込むのも一苦労で、この日の朝と昼は満足に食べられませんでした。
それを見かねてか、「ご飯は食べられなくても、せめて水分は取ってね!」と看護師さんに言われます。
頭では理解してるものの、とにかく飲み込む行為自体が辛すぎて、ご飯はおろか水分も取れず、飲まず食わずの1日を過ごしました。
と言いながら、我慢して痛みに耐えて水だけ頑張って飲みましたが。
結局鼻のタンポンは取れなかった
鼻に詰まっているタンポンを取れば、鼻の詰まりは解消されます。
早く抜いてくれ~と願っていると、この日の夕方に主治医の先生がベットに来てくれました。
もし我慢できるなら明日まではタンポンは抜かずに置いときたいんだけど…いけそう?
どうしても無理そうなら抜くけど。
という一連の流れから、タンポンは抜かない選択をしました。
このタンポンのおかげで傷口に蓋をしてくれてるはずなので、後の経過に影響してくると思ったからです。
痛み止めの薬に感謝
僕の術後の経過を心配して、手術翌日も妻や両親が見舞いに来てくれました。
幸い、手術をした場所の痛みはそこまでひどくなく、軽い頭痛がある程度でした。
ただただ、唾を飲み込むことだけが苦しかったんです。
でも苦しすぎたせいで、見舞いに来てくれた妻や両親とも満足に話せないままだったので、この日はすぐに帰ってもらいました。(せっかく来てくれたのに…)
そしてその晩、とりあえず今ある痛みがどれくらい和らぐのか、もしかして飲み込む時の痛みも少しは和らぐのか?と思い、痛み止め(ロキソニン)をもらいました。
痛み止めを服用する時は、必ず6時間を空けないといけない決まりになっているらしく、看護師が保管しており申告しないともらうことは出来ません。
この日はちょっと頭が痛いということで出してもらいました。
これがものすごい効果で、息苦しさはなくならないものの、ツバを飲み込む時の鼻への空気の圧力の痛みも、頭痛の痛みもスッキリしました。(薬でごまかしてるだけですけど)
もっと早くから服用しとけばよかったと後悔するほどに効果てきめんで、痛み止めに感謝しまくりました。
こうして僕の入院2日目(術後1日目)は過ぎて行ったのでした。
入院2日目 / まとめ
鼻タンポンにここまで苦しむとは、予想も出来なかった1日となりました。
ツバも出続けるし、飲みこむことも苦しいしでかなり大変な1日でしたが、この翌日のタンポンが抜けた時の快感たるや言葉では言い表せない程の気持ちになれたので、過ぎ去った今は良しとしておこうかなと思っています。
術後の経過を思い返すと、手術当日と翌日までが大変な時間だったと感じます。
それを過ぎ去ると、だいぶ普段通りの生活が出来るようになるのかなと。
とは言っても、鼻タンポンはもう経験したくない…ですね。w
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