どうもNon太(@LoveWifeLives)です。
副鼻腔炎(前頭洞炎)の手術を受け、入院した際の状況を手術体験記として綴っています。
このシリーズもついに7日目。でも、7日目があまりに変化のない日だったので、7日目と最終日をひとくくりにしてお届けします。
術後翌日や2日目は頭痛がひどくて寝られなかったり、数日して血の塊を吐くことがあったり、経過良好の時に感謝の想いに気付けたりとこの入院中には色々なことがありましたが、1週間もすると痛み止めさえ飲んでおけばほぼ通常通りの生活が出来るようになっていたんですよね。
そんな入院生活7日目と退院する日の出来事を振り返ってみます。
先生から翌日の退院OKと回答をもらう
外は雪もチラついていた入院7日目の朝(月曜日の朝)、主治医の先生の診察がありました。
この時すでに予定では火曜日(翌日)に退院するものだと予想してましたが、案の定経過は良好ということで、翌日の退院で大丈夫と回答をもらいました。
ということで、入院生活はちょうど1週間となりました。
もっと感慨深い感じになるかと思いきや意外とあっさりしてて、次の診察(約3週間後)の日取りを決めて診察は終了しました。
最後の最後で味覚と嗅覚が復活して感動!
調子は良好でも、味覚や嗅覚はいまだ変わらず全く無味無臭の世界。この日の朝食も昼食も、全く味気を感じないままに終了していました。
しかし僕は気付いていたのです。
入院最後の晩ご飯のメニューに、僕の大好きなハンバーグが出ることに…
そんな淡い願いも虚しく時間は過ぎ去っていき、18時、晩ご飯の時間になりました。
▼最後の夕食メニュー
デミグラスソースのハンバーグと書かれています。
▼こちらが実際の夕食
病院食レポートをしようと思っていたので毎食のご飯を写真に収めていたのですが、写真も撮り終えご飯を食べようとしたその時、
大どんでん返しの奇跡が起こりました。
▼ふたを開けた夕食
ふたを開けると…
ハンバーグの美味しい香りが、ふわっと鼻の奥を刺激したんです。
とテンションが劇的に上がったのは言うまでもありません。
▼ハンバーグ
▼ハンバーグ!
▼ハンバーグ!!!
というぐらいに乱舞したことは間違いありません。
入院最後に良い体験が出来ました。
退院する日
退院をする日の朝8時、最後の先生の診察がありました。
鼻の状態のチェックを受け、問題ないことを確認してもらい、最終の退院OKの許可をもらいました。
後は事務の方から請求書とか必要な書類を渡されるので、それをもらったら1Fに降りて精算して帰ってもらって大丈夫ですよ
と言われます。
服を着替え帰りの身支度を整えていると、事務員の方が書類一式を渡しに来てくれました。
▼もらった書類一式
退院証明書や診療費の内訳、そして領収書です。
大方予想はしていましたが、手術して1週間入院したとなるとそれ相応の費用になっていました。
お世話になったはずの看護師さん達は忙しそうにしてたので、うまく言葉をかけられませんでしたが、そっとありがとうの気持ちを持って入院フロアを後にしました。
「子供が産まれたら写メでも見せてね」って、もはや子供とも孫とも言えないような言葉をかけてくれて、お別れしました。
手術費用と入院費の総額について
実際この手術体験記を読んでくれている方の中には、実際に手術して入院したらどれだけ費用がかかるのか?が気になっている人も多いと思います。
ここでは、実際に入院1週間(正確には8日間)を伴う副鼻腔炎(前頭洞炎)の手術をした際にかかった費用全額についても残しておきます。
▼領収書はこちら
はい、ということで掛かった総額は255,760円です。
この費用に含まれているのは下記のものでした。
- 手術代
- 手術後の薬代(痛み止めなども含む)
- 入院中のアメニティ代(タオルなど1日250円程度)
- 入院中の3回の食事(1食360円)
シャワーなどは先生や看護師さんから許可があれば入れますし、別途費用などはありません。
また、入院中の部屋は4人部屋でした。
4人部屋でも隣のベッドとの仕切りがカーテンの場合の部屋代は無料でしたが、この仕切りが壁になると1日3,000円がかかる料金設定になっていました。
そして無料の部屋の方が少なく、タイミングによっては1日3,000円の部屋しか空いていないこともあるようです。
ちなみに、個室にすると1日20,000円程の料金がプラスされます。
▼茶色い壁で仕切られるだけで3,000円増
▲と言ってもほとんど仕切られてるとは言えない部屋ですね…。w
この壁(木板)がカーテンになるだけで3,000円は不要になります。
僕はたまたま空いている時に入院出来たので、追加で料金を払うことなく無料の部屋に入室できました。
もちろん3割負担でこの金額です。
手術代が高額なら高額療養費制度で払い戻し対象に
確かに高額な手術・入院費用になりましたが、これら全てを自分で負担しないといけないわけじゃありません。
日本では必ず健康保険に加入しているはずです。国民健康保険か、会社の健康保険か。
そして今回のように手術費用などで1ヶ月の医療費が高額な支払いになった場合、ある一定額を越えた分は高額療養費制度として払い戻しを受けられる制度があります。
しかも健康保険の組合によって申請が必要な場合と不要な場合がありますので、どうようにすれば払い戻されるのか、自分が加入している保険組合に確認するのが一番良いでしょう。
ちなみに、僕が加入している会社の保険は申請が不要で、自動で払い戻しが行われます。(ラッキー!)
恐らく、これで約20万円ぐらいは戻ってくるんじゃないかと想定しています。
手術もしてもらって入院中も色々とお世話をしてもらい、さらには入院中に仕事を休んだ分は会社の有休を使っているので減給になることもなく、それでいて実費でかかる費用が5万円程と考えると、非常にありがたい気持ちになりました。
1週間の手術体験記 / まとめ
1週間の手術体験記を、リアルに1日ずつにまとめてご紹介してみました。
術後すぐはホントに苦しかったし、経過は順調とはいえ、この記事を書いている今もいまだに痛み止めを飲んでいないと頭が割れそうに痛いままだし、まだまだ完治とは言えない状況ではあります。
そうは言っても少しずつ良くなっているものだと思うので、後は時間をかけて気長に様子を見ていこうかなと。
慢性副鼻腔炎を患ったことで、1年半前に初めての手術を経験したり、今回に至っては初めての入院をすることになって、最終的には面白い経験が出来たのでそれも良しかなと思っているところです。
でも、健康が一番!は当たり前なので、皆さんも日々の生活を見直して健康でいられるように過ごしてください。
これにて副鼻腔炎(前頭洞炎)手術体験記を終わりにしたいと思います。
お付き合いありがとうございました!
完
【副鼻腔炎(前頭洞炎)手術体験記】の記事一覧
▶【副鼻腔炎(前頭洞炎)手術体験記】入院初日。入院日に手術を決行⇒術後は寝られないほどに苦しかったけど無事終了!
▶【副鼻腔炎(前頭洞炎)手術体験記】入院2日目。血を止めるために詰めた鼻のタンポンに身もだえた1日
▶【副鼻腔炎(前頭洞炎)手術体験記】入院3日目。鼻に詰めたタンポンが抜けた! シャワーも開始で普段通りの生活の始まり!
▶【副鼻腔炎(前頭洞炎)手術体験記】入院4日目。入院期間の延長通告と痛み止めの服用が欠かせなくなる!
▶【副鼻腔炎(前頭洞炎)手術体験記】入院5日目。入院中だからこそ体験出来た、休診中の静けさのある病院
▶【副鼻腔炎(前頭洞炎)手術体験記】入院6日目。辛い時こそ感謝の気持ちを持とうと実感した日
▶【副鼻腔炎(前頭洞炎)手術体験記】入院7日目&最終日。退院が許可された日と退院した日の事と入院費の総額について(←今はこの記事)
とても参考になりました。それだけでなく、生きるとはどういうものなのか考えさせられる内容でした。苦しい入院生活のなか、このような記録を残してくださり、本当にありがとうございました。じつは私も副鼻腔炎を患っており、先日のCT検査の結果、手術が必要なくらい重症であることがわかりました。日帰り手術もありと先生は言っていたので、入院といっても1泊2日くらいだろうと思っていましたが、このブログでとんでもなく大変であることがわかりました。術後も頭痛が長引いたり味覚がなくなることもはじめて知りました。その後のお具合はいかがですか?私はもう歳なのでこんなに苦しい日々を送らなければいけないのなら手術は見送れるものなら見送ろうかなとも思い始めました。それはこのブログの本意ではないと思いますが、私としては正直な気持ちです。体験談を聞かせていただき、本当にありがとうございました。このあともお変わりなく過ごされることをお祈りしております。
オザワさん
僕の副鼻腔炎は結構特殊な方だと思うので、手術後に綺麗さっぱり完治して、その後も経過良好という人も多いみたいです。
実際、僕は一度日帰りの手術を受けて、経過良好かと思いきや、骨の作りが生まれつき特殊だったようで今回のような手術(2回目)になりました。
1月から半年が経ちましたが、今のところ再発することなく、また頭痛などの違和感もなく過ごせております。
副鼻腔炎、ホントに辛いですよね。そこにさらに手術というと余計に辛くなります。
身勝手に手術した方が良い!なんて僕からは言えませんが、少しでも症状が緩和されることを願っています。
体験談を書いたにすぎませんが、その記事にわざわざコメント頂きありがとうございました!