赤ちゃんの沐浴は一般的には1ヶ月程度で、それからはパパやママと一緒に浴槽でお風呂に入る、というのが一般的な流れと言われています。
なんでもかんでも育児書通りに進めなくても大丈夫だろうと、とにかくニョロ助(我が家の息子)が楽しくて気持ちいい選択をしていこうという方針をしている我が家。
結果、ふたをあけると生後9ヶ月近くまでベビーバスで沐浴をしていました。
ネット上の情報を見ると、とにかく色んな意見があります。
赤ちゃんもそれぞれなので、沐浴を1ヶ月で切り上げてお風呂に切り替えたにも関わらず苦手だという子もいるでしょうし、そもそも水があんまり好きじゃない子もいるはずです。
一方でニョロ助のように、どんな沐浴の仕方をしてもお風呂大好き!って子もいます。
あくまで我が家の実体験という形ですが、
- 沐浴を9ヶ月続けてどうだったのか?
- ベビーバスからお風呂へと移行した時にどうだったのか?
等についてまとめてみたいと思います。
沐浴の期間が長くてどうなの?なんて少し不安になっていたり、大丈夫なのかな?と思っている人には、一つの事例として参考にしてもらえるんじゃないかと思います。
親も子も沐浴が好きすぎて9ヶ月続けることに!
冒頭の通り、ニョロ助は9ヶ月まで沐浴を続けました。
その理由として明確に分かるのは以下の2つ。
ニョロ助もベビーバスの沐浴大好きで、親である僕たちも大好きだったということです。
ニョロ助自身、沐浴が大のお気に入りだった
9ヶ月沐浴が続いたのはあくまで結果論。
9ヶ月過ぎたあたりに心境の変化があったのか、ニョロ助本人がお風呂の入浴に移行したいと思った時期なのかもしれません。
というのも、当時は首が据わるまではとりあえず沐浴でもいいかな~程度に考えてるぐらいだったので、3ヶ月か4ヶ月が過ぎたころに、一度沐浴を卒業してお風呂に切り替えようと試みたことがあるんです。
ですが、お風呂の浴槽に囲まれてる感じが怖かったのか、湯船に浸かっている時も不安顔。
湯船からあげて膝の上に乗せても不安顔。
なかなか頭を洗うのも体を洗うのも苦労したので、とりあえずもう少しベビーバスで沐浴にしようかとなりました。
次の日、ベビーバスに入れると超ご機嫌のニョロ助に戻りました。
頭を洗い始めると、気持ち良いのかほぼ毎日のようにスヤスヤ眠りに落ちていたので、ベビーバスが好きだったのだろうと思われます。
僕も妻もベビーバスで入浴させるのが楽しくて好きだった
これは僕の仕事が早く終わり帰宅が早かったから、というのが大前提にありますが…。
いつも沐浴は二人で一緒にやっていました。
なので一人でやる沐浴の大変さがあまりなく、ママの赤ちゃんのお風呂を入れるのが一人で大変!みたいなことはありませんでした。
妻がお風呂に入る時は、僕が必ずニョロ助の隣にいられたからです。
これが妻のワンオペ育児まっしぐらで、沐浴も全部一人、自分がお風呂に入る時も光の速さであがらないといけないといった状況なら、沐浴を切り上げてお風呂に変えていたかもしれません。
外で働いている僕の帰宅が、ほぼ毎日夕方18時前だったので、沐浴は3人が一緒に楽しめる空間でもあり、僕も妻も一緒にベビーバスで沐浴させる時間が楽しくて大好きだったんです。
それもあって、ニョロ助が嫌がらない限りは沐浴でいいよね、という結論に至ったのでした。
9ヶ月頃からベビーバスで寝転んでることを嫌がりだす⇒沐浴に限界を感じ卒業
我が家が使っていたのはリッチェルのベビーバス。
これが空気で膨らむタイプなので、多少赤ちゃんの体が大きくなってきてもいい感じにフィットしてくれるので、非常に便利でした。
▼これです。
個人的にはエアーで膨らむタイプの方が、赤ちゃんの体にもフィットしやすくてやりやすい気がします。
▼こういう固いやつはやりにくかったです。
リッチェルのベビーバスについては、こちらの記事で詳しく書きました。
沐浴を初めて最初の数ヶ月は、ガーゼを使って頭を流してましたが、シャワーでやった方が楽だししっかり洗えるよね、と。
試しにやってみたら全然嫌がらなかったのでそれからはシャワーで流すようになりました。
しばらくはそれで問題なかったものの、生後9ヶ月頃、ついにその時はやってきました。
いつもの通り沐浴の時間。
ベビーバスにゴロンとさせ、頭を洗っていきます。
そしてシャワーを頭にかけようとしたところ、急に嫌がって体を起こそうと僕の腕を掴んできたんです。
顔を見ると泣きそうな表情にもなっています。
一旦シャワーを外しやり直し。
すると、もう次にはベビーバスにゴロンとすることさえ嫌がり始めました。そして大泣きの始まり。
でもこの時は頭に泡が残っている状況だったので、何とか洗い流さないといけません。
仕方がないのでシャワーはあきらめ、僕と妻二人がかりでなだめつつごまかしつつ、ガーゼで頭を流して対応しました。
次の日、気分が良くなかっただけかもしれないと、もう一度シャワーを試してみるも極度に嫌がり、泣くレベルがさらにあがりました。
このまま同じように沐続けるのは難しいかなと判断し、そのまま沐浴を卒業することになりました。
翌日からは浴槽に浸かっての入浴へと移行しています。
お風呂でも泣く毎日
ベビーバスを卒業し、お風呂に移行した日は僕が担当することに。
最初に湯船に浸かることはクリア。
そしてガーゼで頭を濡らすこともクリア。
石鹸で頭を洗い、難関の洗い流す場面までは問題なし。
まずはガーゼで流してみようと、軽ーく洗い流すと大丈夫でした。
この調子ならシャワーでもいけるんじゃないかと、シャワーを手に取りやってみると…
予想外にこれまでにないぐらいの大泣き。
さすがに僕もお手上げでどうすることも出来ず、妻にヘルプを求めました。
あの時の大泣きは、今思い出しても焦るぐらいです。
何とか妻の協力があって助かりましたが、 それからというもの、来る日も来る日も頭を洗い流す時になると泣き出すニョロ助。
気付いたことは、シャワーも嫌だけど『体を横にして(仰向けの状態にされて)洗い流すことが嫌なんだろう』ということでした。
とはいえ、まだ9ヶ月。
つかまり立ちは始まっていたものの、まだうまくは立てないので、抱っこして体を横にして洗い流すしかありません。
それなら自分の膝に乗せて流そうとするも、必死で僕の腕をつかみ起き上がろうとします。
膝に寝かせた時に体と体を密着させてやろうとするも、泣き叫んで洗い流させてくれません。
正直お手上げ状態。
結果、僕は一人でニョロ助をお風呂に入れるのはあきらめ、僕と妻とニョロ助の3人でお風呂に入ることにしました。
3人風呂でもかなり苦戦
僕自身は妻が隣にいてくれるので、仮にニョロ助が大泣きしても心強くなりました。
3人でお風呂に入るやり方はこんな順序にしています。
- 妻がまずお風呂に入り体を洗う。
- それが終わったら僕とニョロ助が呼ばれます。
- 妻とニョロ助が浴槽に浸かり、僕は洗い場で湯船の外からシャワー係。
- 頭を流したら妻はあがる。
- 僕がニョロ助の体を洗い、その間に妻は体を拭いたり髪を乾かしたり。
- ニョロ助をあげて妻が体を拭いたり服を着せたり。
- その間に僕が入浴。
という順番です。
妻が抱っこして僕が洗い流す係と分担したにも関わらず、それでも最初の頃は横に寝転ぶことを極度に嫌がりました。
お風呂用のおもちゃで気を紛らわせたり、 妻が肌と肌をずーっとくっつけた状態でごまかしたりして、何とか乗り越えてましたが苦戦の毎日でした。
つかまり立ちがしっかりして、湯船の中でも立つことを覚えてから少し楽に
大体1ヶ月ぐらいは試行錯誤しながらの3人風呂。
大変な日々でしたが、そうこうしているうちにニョロ助が日々の生活の中でつかまり立ちがしっかりしてきました。
すると、今まで抱っこして入浴していたのが、 湯船の中でも浴槽につかまり立ちが出来るようになったんです。
そうはいっても、「じゃあ次はどうやって頭を流そうか?」と。
そのままつかまり立ちさせたままジャーと洗い流せばいいじゃないか、と思うかもしれませんが、 赤ちゃんにとって頭から水(正確にはお湯)をかぶせるのも一苦労です。
しかも泡が目に入っても染みにくいと言われているベビー石鹸でしたが、 実際に自分が試しに使ってみたところ、想像以上にしみたので、「これはどうしたものか…」と思ったのでなおさらでした。
最終的にいきついたのは、『つかまり立ちをさせながら、 おでこにガーゼを置き、頭を流す時に顔や目の方向にお湯が流れないようにガードする。』という方法です。
それを妻にやってもらい、僕がシャワーで頭を流していくという作戦になりました。
これで何とかニョロ助も泣くことなく、顔の方にお湯が流れることなくしばらくはやってました。
大泣きしていた頃から比べると、すごい進歩です。
思い切って頭からシャワーを流すことに慣れさせようとした結果
シャワーを使っているといえど、ガーゼで顔にお湯が流れるのを防ぐ作戦をやってると、洗い流しが弱いと感じていました。
そこで妻と協議の結果、思い切って頭からジャーと流そうと。
泣くのは承知だけど、その内慣れてくれるだろうということを期待して…。
決めた当日、浴槽でつかまり立ちしてご機嫌そうにしているニョロ助に「頭洗うよ~」と声をかけつつ頭からシャワーを流してみました…。
結果は見事に大泣き。
もう不憫で不憫で、こんなに泣くなら辞めたいと思うぐらいの大泣き。
この日は『もう少し慣れてからの方が良いかな』という気持ちもあったものの、それだと多分変わらないということで頑張って続けることに。
次の日もその次の日も、あくまで冷静に、でも応援の気持ちで「はい頭じゃぶじゃぶいくよ~」と声をかけながら、 頭の上からシャワーをぶっかけました。
数日間は大泣き。
それからは大泣きが泣きに変わり、さらにはチョロ泣きに。
日々過ぎるごとに、確実にシャワーに慣れているのが分かりました。
ついには「あーっ」とうなることはあるものの、泣くこともなく、しっかり自分で目をつぶってシャワーをかぶれるようになりました。
完全に慣れるまでには数週間はかかっていると思いますが、 いつしか頭を洗うことにも泡を流されることにも、 シャワーをかけられるのも、顔全体にお湯がかかることに何も抵抗がなくなったニョロ助になりました。
シャワーをかぶっている時の、目をつぶって口をあけてるニョロ助がかわいくてたまらないんです。
もちろん今では頭からシャワーをかぶることもありきで、お風呂大好きマンになっています。
【個人的意見】子供が気持ち良い選択をすれば良いと思う / まとめ
育児書のおかげで知らないことを知れる部分もありますが、 何もかもを教科書通りしなきゃいけないなんて全くないと思っているタイプの僕です。
今回は沐浴をケースに実体験を書きましたが、 7ヶ月沐浴を続けても全然問題なかったし、 結果的にお風呂大好き子供になってくれました。
一説には、 「嫌なことが分かる前から湯船に慣れさせておけば、 ギャーギャー泣くことなくお風呂に入れる」 ということもあると言われています。
要するに、生後1ヶ月ぐらいで沐浴からパパやママと一緒のお風呂に切り替えておけば、お風呂もスムーズということです。
もちろんそれも一理あるなと。
まだ良く分からない状態から浴槽を使って入浴してれば、 それが当たり前状態になるかもしれませんからね。
とはいえ僕が言いたいのは、 沐浴が長くなっても大して心配は不要じゃないかってことです。
科学的根拠があるわけでもなければ、ただの一個人の感想にすぎませんが、 実体験を経て思うのは、赤ちゃんにも気持ちがありますから、好きなようにやったら大丈夫ってことです。
沐浴期間が長くなってきて不安になる人も多いようなので、 我が家の沐浴9ヶ月体験記をご紹介しました。
そんな人に少しでも参考になれば幸いです。
子供と一緒にお風呂に入れる時間は限られているので、少しでも楽しく過ごせるようにしたいものですからね。
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