どうもNon太(@LoveWifeLives)です。
最近温泉にハマっています。
所用で熊本に降り立ったので日帰りでもいいから温泉に行きたい!と思ったものの、そこまで時間がなかったため電車で1時間以内で行ける温泉を探しました。
そんな中で見つけた日奈久温泉。
熊本駅から1時間圏内だし距離的にもそこまで遠くなくベストな場所にあると感じたので、日奈久温泉に日帰りで行くことに即決。
想像してた以上に日奈久温泉は観光地として確立されてる場所じゃなく、観光業で接するのではなく普通に地元の人と交流が出来るような落ち着いた街の雰囲気だったし、でも観光するべき見どころも満載で楽しい温泉地でした。
熊本駅から便利に行ける温泉地を探している人にはおすすめの温泉地です!
熊本駅から日奈久温泉への行き方(電車)
熊本駅からはJR鹿児島線で八代駅か新八代駅まで行き、肥薩おれんじ鉄道というものに乗り換えて日奈久温泉駅へと向かいます。
▼JR鹿児島線と肥薩おれんじ鉄道路線図
▲Mapionからお借りしました。
路線図を見てもらえれば分かるように、【熊本駅⇒JR八代駅】~乗換~【肥薩おれんじ鉄道八代駅⇒日奈久温泉駅】という行き方が一般的です。
調べてみると、肥薩おれんじ鉄道は基本的には八代駅から鹿児島方面に向けての区間となっているものの、時たま新八代駅からも肥薩おれんじ鉄道としての電車が発着していることが分かりました。
ちょうど僕が移動する時の電車が新八代駅から発車する肥薩おれんじ鉄道があったので、新八代駅でJRを降り、ホームを乗り換えてそのまま肥薩おれんじ鉄道に乗車しました。
▼新八代駅
隣の八代駅もJR線ですが、肥薩おれんじ鉄道の乗り換えがうまくいったので、この駅から日奈久温泉に向けて乗車します。
▼肥薩おれんじ鉄道の車両が到着
新八代駅で折り返し発車となりますので、そのまま車両に乗り込みました。
▼運転手以外、乗客は自分だけという貸切車両に
▼あっ、コアラは一緒でした。笑
さすがに八代駅からは、乗客がたくさんいました。1駅だけコアラとの貸切を楽しみました。
▼3駅ほどで日奈久温泉駅に到着
肥薩おれんじ鉄道はJRなどとは違い昔ながらの鉄道のため、乗車時は一番後ろから、降車時は運転手のいる前からという電車でした。
車掌がいるわけではないので、基本バスの乗降と似ています。
乗車時にどこから乗ったかが分かるような切符を取らないといけないし、降車時は運転手に電車賃を手渡しで支払いだし、分からないと少し手間取ってしまいます。僕は何とか無事に降りられました。
この日も雲一つない快晴の青空が広がっていて、素晴らしい晴れ日和でしたね。
▼日奈久温泉駅のホーム
日奈久温泉は、今ではホームも短く電車も1車両だけで運行してますが、その昔ホームは倍以上の長さで利用されており、電車も7車両を運行するほど栄えていた街だったそうです。
日奈久温泉は山頭火ゆかりの街
日奈久温泉駅について電車を降りると、すぐに山頭火が迎えてくれます。
▼詩人・山頭火の像
種田山頭火とは…
戦前日本の俳人。よく山頭火と呼ばれる。自由律俳句(五七五の定型俳句に対し、定型に縛られずに作られる俳句)のもっとも著名な俳人の一人
Wikipediaより引用
恥ずかしながら僕は山頭火という人物を知りませんでした。が、大正・昭和初期の俳人で、独特の俳句で名を馳せた人物です。
さらに詳しく知りたい人はWikipediaのページか、こちらのページ(あの人の人生を知ろう~種田 山頭火)で詳しく解説されています。
街中を歩くと、玄関口に書かれた俳句が飾ってあったり中心部にも山頭火の石碑があったりと、日奈久温泉と山頭火の繋がりがあったことが良く分かります。
▼街の中心部にある山頭火の石像
▼山頭火の自筆の句
山頭火はこの日奈久温泉に来た時に「織屋」という宿に3泊しました。
その日記には「温泉はよい、ほんたうによい、ここは山もよし海もよし、出来ることなら滞在したいのだが、――― いや一生動きたくないのだが、」と書いており、この「織屋」という旅館は、山頭火が宿泊した全国の旅館の中で現存する唯一の建物なんだそう…。
↑帰ってきて、この記事を書いている時に知りました…w
日奈久温泉は山頭火とゆかり多き街でした。
日奈久温泉街の散策&日帰り入浴&観光!
日奈久温泉駅を降りてからは、徒歩10分ぐらいで日奈久温泉街まで行くことが出来ます。
▼日奈久温泉駅外観
▼温泉街までの道のり
駅を出てから古民家の通りを抜けていくと、温泉街にはすぐに到着します。
▼温泉街中心地にある広場
ここのベンチに座ってどこに行くか、何をするかのんびり考えましょう。
日帰り入浴が出来るところ4選!
温泉街に来て一番の楽しみは温泉でしょう。
色々と探した結果、日奈久温泉でおすすめの日帰り入浴が出来るところが4つありました。
1.日奈久温泉センターばんぺい湯
広場を背にすると、目の前に日奈久温泉センターばんぺい湯があります。
気軽に日奈久温泉の入浴をするなら、ここが一番気軽に行ける入浴施設と言えると思います。
▼ばんぺい湯入り口横には足湯もあります。
▼日奈久温泉センターばんぺい湯にある壱号泉
一番最初に温泉が湧き出てきた場所ということでしょうかね。
旅館で提供している日帰り入浴も考えてましたが、諸事情で叶わず僕も日奈久温泉センターばんぺい湯で入浴を楽しみました。
2.金波楼(きんぱろう)
日奈久温泉の中でも一際目を引く昔の佇まいをした建物が金波楼です。
▼金波楼の入り口
▼金波楼の外観
残念ながら僕が行った時(2015年12月)は、工事中でだったため少し残念な外観になってますが、こんな旅館は一度でいいから宿泊したいと思っちゃいますよね。
日奈久温泉を訪れた時、金波楼が日帰り入浴やっていることを知ったので、迷わずここにしようと思いました。
▼金波楼のお風呂
露天風呂もあって良い感じですよね!
なので僕は迷わず聞きました。
今は掃除を行っておりまして…
と言われてしまいました。
ガーン…ですが、まぁ仕方ないですよね。14時半にはこの地を出ないといけなかったので断念しました。
3.潮青閣(ちょうせいかく)
4.松の湯
さらに街を適度にぶらついていたらこんな看板を見つけました。
松の湯です。
▼松の湯
看板を見る限り、なかなかいい感じと思って行ってみることにしました。
▼松の湯の外観
うんうん、いい感じ!と思いつつも、「ゆ」と書かれたのれんの場所が閉まっているような気がしてました…
▼まさかの定休日!!!
行った日はまさかの定休日でした。まぁそんな日もありますよね。
この松の湯は、昔ながらの脱衣所とお風呂場が繋がっているお風呂屋さんなんです。
▼チラッとのぞいた男湯
分かりにくいと思いますが、写真の奥に見えるのは湯船なんです。そして、写真の手前右側が脱衣所。
こんなレトロなお風呂に入ってみたかったー。
いわずもがな外からは丸見えなのでご注意を!w
観光スポットの一つ温泉神社へ
日帰り入浴をしつつも歓呼スポットへも寄ってきました。
一番有名な温泉神社です。
▼温泉神社へと続く道
日奈久温泉センターばんぺい湯から、向かって右側の道を真っ直ぐ進むと、日奈久温泉の観光地の1つである温泉神社があります。
誰もいなかったからかもしれませんが、神秘的な雰囲気の出てる神社なので、日奈久温泉に来たならぜひ訪れてほしい場所です。
▼温泉神社に関する記事も書いています
▼神秘的な雰囲気抜群の温泉神社
と、何となくは雰囲気が伝わると思います。
日奈久温泉に来たなら、ここは訪れるべき場所です。
食べ歩きには名物のちくわを!
日奈久温泉の名物って日奈久ちくわが有名なんですね。街を歩いているといたるところにちくわって書かれて販売されています。
ということで、食べてみましたよ!
▼とらや
日奈久温泉センターばんぺい湯にほど近いところにある「とらや」さん。
1袋500円とかで売ってたので、1本だけでも購入できますか?と聞くと、1本/100円から販売してたので買いました。
▼とらやのちくわ
久しくちくわだけをかじることってなかったので、スーパーで売ってるちくわとあまり比べようがなかったのですが、感想を言うなら甘いです。
甘ったるいとかじゃなく、程よく甘さがある味で美味しかったですよ。
▼日奈久駅前ちくわ
温泉街を後にして、日奈久温泉駅の目の前にあるこちらのちくわ屋さんが営業していたので、こちらのちくわも買ってみました。
1本80円です。
▼日奈久駅前ちくわのちくわ
こっちのちくわもやっぱり甘い。でも焼きたてのほくほくを食べられたので美味しかったー!
この後、また肥薩おれんじ鉄道に乗って熊本空港経由で帰宅の途につきました。
日奈久温泉 / まとめ
日本には無数に温泉地がありますが、有名になり観光業として確立してくると、人も多くなるし値段も観光価格になるし、観光する側からするとあまり嬉しくないことがあったりします。
その分、便利になったり整備されててありがたいこともたくさんありますが。
そういう点では、日奈久温泉はまだまだ観光地というより、ゆっくり温泉を楽しめる地だと思います。
人もそんなに多くないし地元の人もたくさんいるし、地元の人との交流が楽しめるのは良いですね。
日奈久温泉に来たなら、絶対に温泉神社だけは立ち寄ってほしいと思います。
人がいなければなおさら神秘的な雰囲気を感じられる神社になってますよ。
参考になれば幸いです。
日奈久温泉の記事はこちらもあります
記事の途中にも紹介しましたが、日奈久温泉に行くならぜひ立ち寄ってほしい情報を書いています。