夫の育児とは。子どもにさえ意識が向いていれば良いパパなわけじゃない、ということは肝に銘じておきたい

伊丹空港にいるニョロ助

イクメンという言葉は好きではありませんが、もしその言葉を当てはめるなら僕は世間でいうイクメンに該当するのかなと思います。

昼間は外で働いているサラリーマンですが、毎日定時上がりの18時帰宅。(仕事の内容は自分の希望は置いておいて、定時で帰ることのできる仕事を選んだ)

残業は1年で1日か2日程度、会社の飲み会も1年に1回あるかないか。

家にいる時のおむつ替えは僕で、毎日の子どもとお風呂に入るのも僕です。

歯みがきも嫌がられない限りは僕がやり、寝かしつけも妻と一緒に2人で必ずします。

 

休みの日に家族と過ごさない日はないし、自分の趣味や予定を優先して遊びたいからと1人で出かけることもありません。

家で子どもの前でスマホをいじることもほぼ無く、常に子どもと一緒になって遊んで過ごしています。

といった具合に、まわりの意見や入ってくる声と比べてみると、世間的に見たら育児には携われている方なのかなと実感しています。

要するに、自分のことはさておき、子どもファーストの生活というのでしょうか。

(「育児に携わっている」みたいに言うと他人事のようですし、「子どもファーストの生活」なんて言うと自分を犠牲にして育児をするしかない!みたいに聞こえますが、そんなことはなく、大前提で夫婦がともに子育てをするのが当たり前という考え方の上で育児はしています)

 

とは言っても、僕が「育児をしている」ということで書いたことは子どものお世話のことばかり。

「育児」という視点で見る限り、子どものお世話はできているとは言えても、全くと言っていいほど家のこと、すなわち「家事」のことは出てきていません。

そう、僕はとにかく家事が苦手なんです。

洗濯機を回して服を干すことと食器洗いはできますが、乾いた服をたたんだり掃除機をかけたり、料理をしたり部屋を片付ける能力が圧倒的に低くできません。

なのでなおさら子どもの対応だけはしっかりしようという考え方になりがちなのですが、実のところその思考だけでは夫婦の育児はうまくいかないことを痛感しています。

 

極論、夫の育児とは、子どものことだけ見ていればそれでOKというものではないということです。

これは僕自身が忘れちゃいけないことなのに、ついつい子どものことを優先的に考えてしまう部分でもあるので、振り返るためにもまとめたものを残しておきたいと思います。

「育児」と一言にいっても、並行して「家事」をしないといけない現実

育児をしている・していないという話しになると、とにかく子どもとのことだけがクローズアップされます。

ですが、もしホントに育児にだけ注力してほかに全く何もしないとなると、家は崩壊するでしょう。

「育児」と一言で片づけてしまいがちですが、そこには並行して「家事」も行なっていることを理解しておく必要があります。

掃除をしなくなれば家中ホコリだらけになって、ゴミ屋敷に早がわり

子どもがいる人はわかると思いますが、子どもの部屋を汚す才能はすごいです。

自由にやらせると、足の踏み場がなくなるぐらいにおもちゃを片っ端から出しては遊び、飽きては別のものを出して、とやっていきます。

足の踏み場がなくなってるのに構わず部屋の中を歩こうとするので、散らばった小さいおもちゃを踏んでしまったり、日常茶飯事です。

しかもそれで痛い〜と泣き出したりします。自分で散らかしたのに。w

そうならないように片付けをしないといけないわけですが、子どもはまったく聞く耳を持ってくれず、でも危ないので親が片付けるほかない場面が多々あります。

せっかく片付けても、終わった瞬間にまた広げたり…

さすがに朝から晩まで毎日片付けばかりと考えると、気が滅入りますよね。

キッチンに立ったらすぐ抱っこ

お腹が空いたら、何か食べたいと言い出します。

息子のニョロ助も2歳を過ぎて話せるようになってきて、そういった意志表示も増えてきました。

じゃあお昼ご飯作ろっか、晩ご飯の用意しよっか、と言ってキッチンに立とうとすると、離れるのがイヤなのか抱っこ〜と求めてきます。

むしろわざと困らせようとしているのかなと思うぐらい。

油や火を使って危険なので、あまりキッチンに来させたくないのに離れてはくれません。

このままじゃ料理できないので、「もうテキトーなご飯でいっか」という想いがある一方、「でも小さい頃は少しでも栄養のある物を食べさせてあげたい」という葛藤で揺れる日々です。

思うように料理が作れる機会の方が少ないわけです。

洗濯機をまわすのも、洗濯物を干すのも一苦労

洗濯機を回さなくなったら、きれいな服はなくなり洗っていない汚い服を着回すしかなくなってしまいます。

子どもの汗のかく量は半端なく、また汚す頻度も多いのでタオルの使用量も大人だけのときと比べて必然的にあがります。

夏場なんて1日でタオルを10枚ぐらい使ってることも。

洗濯物の量の多さにげんなりしつつ、洗濯機に放り込むところからちゃちゃが入ります。

2歳児なんて、なんでも一緒にやりたいお年頃なんで、ネットに入れたりするのにも時間がかかります。

なんとか洗い終えた衣類を次はベランダに干そうとすると、また「どこいくの?抱っこ〜」と子どもは言ってきたりするわけです。

もしくは「(ベランダにはいかないで)部屋にいる~!」なんてダダをこねたりw

なんとかベランダに一緒に出て、子どもが育てている植物をいじいじしたりしている内にサッと干します。

時間との勝負なので、パンパンしてシワを伸ばしたり、靴下の片方がなくなっているかどうかなんて気にしていられません。

(我が家ではなぜかよく靴下の片方がなくなる事件がおきますw)


 

といったように、子どもと向き合って育児をしながら家事するのは、どれだけ大変か想像するだけでギョッとします。

でも、育児をやっている人の現実はこんな感じで、家事との両立があるんです。

むしろ、実体験を交えつつ妻から聞いた話で書いただけなので、ホントのところはもっと大変なこともいっぱいあるでしょう。

 

さらに夫婦が共働きで、でも少し母親の方が帰ってくるのが早いなどがある場合、仕事から帰ってきてからこの育児と家事の両立が始まります。

頭で理解するのは簡単ですが、実際にやってみるとスムーズにいかなさすぎてビックリします。

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だからといって子どもと向き合うことを後回しにしてはいけない

ちょっと余談を挟みますが、家事をやるために、子どもと向き合うことや過ごす時間を少なくしなきゃいけないのであれば、家事なんて後回しで子どもと向き合える時間を優先します。

これは僕と妻とで決めた我が家のルール。

掃除ができなかろうが、ご飯が作れなかろうが、洗濯物がまわせなかろうが、子どもと向き合う時間を減らしてまでやる必要はありません。

1日2日なにもできなかったとしても、支障はありませんからね。

 

どうして子どもと向き合うのか?といった細かいことを話し出すと、長くなってしまうので、ここでは割愛しますが、親との触れ合いで子どもの心を満たしてあげることが、僕と妻がのぞむ子どもの成長に一番影響すると考えているからです。

このあたりは夫婦の育児の考え方を合わせておかないといけませんが、とにかく子どもと触れ合える時間を最優先に行動し、家事はできたらやる、できるときにする、といった程度でOKというぐらいにしています。

ちょっと話が脱線しそうでしたが、こういったところも夫側が育児における視点として理解しておいたり、家事はお互いが揃っているときにやればいい、というスタンスでいられると幾分か楽かもしれません。

子どもだけの注力ではなく、むしろパートナーへのケアを大事に

要は、僕であれば妻のケアをしっかりしなければ夫の育児は成立しないということです。

ケアというと大層ですが、子どものことだけ考えて行動していると、「なぜわたしにはなにもないの?」といった気持ちになってしまいがちなのは当然のこと。

まったくそんなことを思わない人もいるのでしょうが、人間ですから、せめて少しは褒めてほしい、苦労をねぎらってほしい、という想いが出てきてしまうものです。

ここに気付かず子どものことだけ気にかけて、パートナーのことをほったらかしにしている人が多いなぁと実感します。

 

例えば、自分は仕事から帰ってくるのが遅くすでに子どもも寝ていたなんて場合、それまでの過程として、お風呂に入れて、ご飯を作って食べさせて、寝かしつけをやったのはパートナーです。

パートナー自身も「やらなきゃいけないから」、なんて気持ちでやっているわけじゃないでしょうが、まずそういった一連があることを理解し、なかなかの苦労であることには気付いておくべきです。

この考え方さえできない人にはできません。

長年つちかった習慣はなかなかすぐには変えられないので、まずはそういう理解と想いを持つことが大事だと思います。

夫婦で育児と家事が両立できるように、夫としてパパとして僕がやっていること

育児育児と言われますが、育児の中には家事が含まれるということです。

また、家事はテキトーで良いと言っても、まったくやらなければ家の中が崩壊していくわけで、うまく対応していかなきゃいけません。

そこで夫でありパパである僕がやっていることを書き出してみました。

少しでも妻と2人で育児と家事が楽しめるように、やっていることです。

仕事から帰ってきたら妻がスムーズに家事ができるようにニョロ助と全力で遊ぶ

ニョロ助

育児の中で大変な1つは、自分が描いている通りに物事が進まないことです。

このタイミングで料理を作って~とか、このあとに掃除機をかけて~みたいなことを考えるわけですが、ことごとく子どもが進入してきます。w

 

そこで考えたのは、基本的に晩ご飯は僕が帰ってきてから作り始めるということです。

僕も料理ができればいいのですが、ほぼできないため、妻に頑張ってもらっています。

僕が帰ってくるまでに準備して~みたいなことがあると、それがうまくいかないだけでストレスになってしまうかもしれません。

なので、僕が帰宅するまでは晩ご飯のための準備をすることなく過ごし、帰ってきてから調理を始めてもらうというやり方にしました。

 

その料理がスムーズに妻の思うようにすすめられるように、僕は帰宅したら全力で子どもの注意を引き付けて遊びます。

なんなら、近くのスーパーに一緒に行って、併設されているあそび場に行ったりもします。

そこで自分はベンチに腰掛けて、スマホ片手に勝手に遊んでなさい、というのではなく、飽きないように色々考えて体を動かして一緒になって遊びます。

妻は料理が好きなため、自分の好きなようにキッチンを使える時間があることは、かなりのストレス発散になるようです。

ご飯を作ることができない時にサッと出しができる用のレトルト牛丼を常備!

松屋の牛丼

これは個人的に牛丼が好きで、食事面で栄養のこともあまり気にしないからというのもありますが、湯煎やレンジでチンしてサッと食べられる吉野家か松屋のレトルト牛丼を常備させています。

僕が帰宅してから調理を始めてもらうと言いつつも、ご飯を作りたくない気分のときもあります。

そんな時でも牛丼があるから大丈夫という心理的作用は、物事がうまくすすまない時の心を落ち着かせてくれます。

最高1週間で4回、晩ご飯が牛丼の時がありました。w

でも牛丼好きなので、全然オッケなんです。

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子どものお風呂は僕担当。妻にはゆっくり入ってもらう

お風呂に入るニョロ助

基本的にお風呂で頭や体を洗ったりするのは僕が担当しています。

とは言え、妻だって子どもとお風呂のスキンシップもしたいだろうということで、以下の通りになりました。

妻が1人でゆっくり入る⇒上がる前に僕とニョロ助を呼ぶ⇒妻とニョロ助が湯船、僕は湯船の外で3人一緒にお風呂⇒ニョロ助の頭を流す⇒頭を洗う前に妻があがる⇒僕とニョロ助でお風呂

です。

僕とニョロ助が入っている間に、妻には化粧水やドライヤーをしてもらい、頭と体を洗い終わったニョロ助をあげて妻にバトンタッチします。

さすがに1時間お風呂に入ってるとかは難しくなりましたが、湯船にもゆっくり浸かってもらえるようにしています。

子どもの寝かしつけ前に洗濯機をまわしておき、寝た後に洗濯物を干す

要するに、夜の内に洗濯物を干しておくということです。

翌日の天気が晴れの予報なら通常通りベランダに、雨の予報でも部屋干しで子どもが寝た後に干します。

こうしておくことで、朝の忙しい時間に洗濯物を干さなきゃ~といった悩みは解消です。

また、子どもを寝かしつけていると、そのまま自分が寝落ちしてしまうことが多々あります。僕も妻も。

なので、これはどっちがやるということは決めておらず、寝落ちしなければ僕が干し、もし僕が寝落ちしてしまったら妻、みたいな感じの役割でやっています。

家事なしの平日夜と週末だけの育児なんてできて当たり前すぎる

色々と反論があるかもしれませんが、平日仕事を終えて帰ってきてからの時間と、週末の休みだけの育児なんて、できて当たり前すぎます。

他にも平日は自由に遊んだり飲みに歩いて、週末だけは育児、みたいな人がいるかもしれませんが、それで育児をやっている気になっていてはダメです。

育児と隣り合わせてで、必ず「家事」がついてまわります。

しかもただ家事をこなすのではなく、育児と並行して行う家事は、通常の何倍もの労力を使うんです。

そう考えると、家事なしの平日夜と週末だけの育児なんて、やって当たり前であるところに気付けるかもしれません。

育児という言葉にフォーカスるすると見えにくい家事ですが、育児について考える機会があるなら、家事を含めた育児をやっていくことを考えてみてほしいです。

夫婦で育児をしてお互いが協力できる環境になると、子どもの成長にも大きく影響していく|まとめ

ニョロ助

夫婦がいなければ子どもは生まれません。

やっと生まれてきてくれた我が子の前で、その夫婦が育児のことでいがみ合ったり、家事のことで言い争っている光景を思い浮かべると、残念で仕方ありません。

もちろん僕と妻がまったく言い合うこともなく、常に穏やかか?と聞かれればゼロではなく、ちょっとした意見の食い違いが出ることはあります。

ですが、ちゃんと話し合える関係でいるので、問題になることはそうそうありません。

夫婦で同じベクトルを向いて、お互いが協力し合って生活できる環境は、間違いなく子どもの成長にも影響してくるものだと実感しています。(科学的根拠があるわけじゃないですが、、、)

だから、というわけじゃないですが、しっかり育児にもパートナーにも向き合うことは忘れずにすごさないといけないなということです。

極論、パートナーである妻がのぞむように、育児に関わったり家事をすすめたりすることが、一番うまくいく方法かもしれません。w

と思ったら、同じようなことを2年ぐらい前に書いてたので、あわせてどうぞ!。

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