ブラックバイトとブラック企業の末路のニュース記事を読んで、自分と重なる部分があったので深く考えてみる。

こんばんは。Non太です。

今日は最近よくNewsで目にするブラックバイトとブラック企業の末路について、自分もブラック企業に勤めている点では他人事にも思えない点もあるので、久しぶりに麻痺した感覚を呼び戻しつつ深く考えてみようと思います。

ちなみにブラックバイトという言葉がWikipediaにもあるんですね。⇒ブラックバイトをWikipediaで見る

ちょっと驚きでした。

辞める勇気を持つ人が増えないとブラックバイトはなくならない

とりあえずリンクです。

「ブラックバイト」で学生生活が破綻。それでも抵抗しない学生たち

「ブラックバイト」~違法なノルマや過密シフトで学業に支障、「辞めたくても辞められない」学生の窮状~

一言で片づけるなら、そんなに人間的じゃない人間がいる職場やバイト、さらには理不尽な事ばかり要求されるバイトなんて辞めてしまえばいいと思います。辞めると言ったからって殺されるわけじゃないはずですし。

それが言えたら苦労はしないんだよ!!ってことですよね。

一番大切なポイントはこれじゃないかと。もう限界と思いつつも、なかなか人って辞める勇気までは持てないんですよね。色々な辞められない理由とともに。

もちろんそうなってしまう気持ちは分かるんです。現に僕もその渦の真っただ中にいて、やっと脱出するべく退職願を提出したんですから。。。

基本的に人は自分都合でしか物事を考えられないんです。僕の会社を例にしてみましょう。

僕の会社には、Aという社長がいてBの同僚がいます。Cの後輩もいて、、、社員数は合計で6人。

A社長のトップダウンの会社ですから、社長の言う事は絶対です。たまにまともですが、最前線にはもはやいないので、最前線にいる僕たちとの考え方とはずれまくってるし、言う事とやることは全く一致しません。小金持ちになったら一番多くなるであろう、典型的なあかんパターンの人です・・・。

今でさえ反逆者の烙印を押されている僕は言われなくなりましたが、昔はこういう事が日常茶飯事でした。

A社長:日曜日に仕事があるからお前入れよ

僕:いや、、、

A社長:何やねん?何かあんのか?

僕:いや、、、その日は実家に家族で集まるって言ってた日で、実家に戻ろうと思ってた日で・・・

A社長:あんな、これは仕事や。俺も昔はそういうの全て犠牲にしてきて今があんねん。全て経験や。俺が自分で全部やってもいいんやで。それをわざわざやらへんのは何でやと思う?お前のためや。俺はお前が経験積めるように、わざとやらへんようにしてんねん。それで吸収していくかどうかはお前次第やけど、とにかくその日は空けとけ。

僕:・・・わかりました。

といった事が繰り広げられるんです。

初めから断れない空気でいっぱいなんですが、少しその空気感を出すと、何かにつけて、俺はお前のためにやっている。俺も昔は犠牲にしてきた。等々の事を言われ続けます。

結果を出している人や傍から見ている人からすると、そんな仕事辞めたら良いのにって思うんですよね。僕も友達に自分の働いている会社の話しをするとそう言われ続けました。多分、実際の2割増しぐらいに自分の主観を付け加えて話していたと思いますが。

今、僕は退職願をホントにそんな予兆もなしにいきなり社長に突き付けました。2015年6月頭の出来事です。その時の社長のあの表情は今後ずっと忘れないと思いますが、たった一言『マジか・・・会社潰れるな』でした。

結局何が言いたいかと言うと、社長は僕が辞めるなんて微塵も思っていなかったという事です。

辞めるわけがない、という前提があるので社長はどんどん調子に乗ります。さらに社長という肩書です。自分で作った会社ですから、全て自分の通りに行くのが当たり前と思っています。そんな状況だと、さっきの会話のような事が当たり前に行われ、強制的に強いられ、その環境に長くいる自分たちも感覚が狂ってきて、最終的に仕方ないという答えにたどり着くのだと思います。

これがブラック企業であり、社員に対する対応となります。

幸い僕は人の心を失う事なく、この環境から脱出することを決めてもうすぐ辞める事が出来ますが、もし価値観を狂わされて社畜と化したモンスター社員がアルバイトを抱えまとめる立場にいた場合はどうなるでしょうか?

恐らく社員からアルバイトに対して同じような事が行われるんですよね。そしてそのままその環境がブラックバイトになっていくんじゃないかなと思います。

最初の題目に戻りますが、辞める勇気を持つ事、これが意味する事を書きたいと思います。

同じく僕の今の状況と照らし合わせますが、僕が社長に退職願をいきなり提出しました。さっきも言ったように、すごい驚きの表情でたった一言『マジか・・・会社潰れるな』と呟きました。

そして話をさせてもらいたい、と僕が言ったので会社を出て近くのカフェに行きました。

そこでの社長の発言もお門違いな事を連発していましたが、

  • 今すぐ受理は出来ない
  • 新しいメンバーも入れてNon太をサポートする体制を作る
  • 環境を変えたり会社として変えていける事はする

それを見て、考え直してほしいと言われたのです。

最終的には環境なんてすぐに変えられるものではないと思いますが、社長からの立場として、もし社員が辞めるリスクを初めから考えた上で、自分の私利私欲はほどほどに、本当に人としての道理をそれずに会社経営を行っていき、必要経費はもちろん除いたとしても儲かった一部は社員への還元も行い、人として相手の立場を考えた本質的な行動を取っていたなら、僕が辞めるという選択はしなかったんじゃないかと思います。

アルバイトでも同じだと思います。結局はアルバイトの人たちがいないと世の中は回っていかないんです。

人間的、人間的と僕は良く言いますが、簡単に言えば相手の事を考えた発言、対応、行動が出来るかという事です。それが出来ない人とは友達にはならないでおこう。と思うのと同様に、その人の周りには人は集まらないのが普通なんですが、ことビジネスや仕事になるとその立場と肩書で全てが狂うんです。人間的な言葉も選べない、人を人と思わないような人でも肩書という武器を持つだけで一気にレベルが100ぐらい上がったりします。

こういった中で、辞める勇気を持つ人が増えたら?(ここではしんどいから辞める、大変そうだから辞める、といった類の種類の違う辞めるという話しは省きます)

僕の会社の社長は、僕が辞めるというのを伝えて初めて少し待ってくれ、環境を変えていくから!なんて言ってきました。変わるわけないやろ!と思ってますが。

僕も退職願を出す瞬間まで、鼓動がむちゃくちゃ早くて心臓が痛くて痛くて苦しかったです。でもそれを勇気を出してちゃんと辞めると伝えられる人が増えれば、人間的でない人も少しは減ってくるんじゃないのかなと思います。だってその人の周りには人がいなくなるんですから。まぁ遅かれ早かれいなくなるのは事実ですが。

そういった調子に乗ってしまう前に、こちらから勇気を出して発言出来る事で、少しは環境も変わってくるんじゃないかなと思うのです。

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ブラック企業もブラックバイトも末路は同じ

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こちらも一つリンクを貼ります。

赤字に塗れるブラック企業

ワタミ、最終赤字126億円に拡大、不振店を減損処理15年3月期

ブラック企業と言われた企業の業績ガタ落ちの記事と、過去に世を賑わせたブラック企業の代表格であるワタミの記事です。

ワタミが言われているブラック企業としての噂や内容はここでは触れませんが、そんな経営方針をもってするとやっぱり長続きは出来ないんですね。

世の中は人と人との関係で成り立っているわけですから、結局は人間的な感覚を持たない、マシーンのような冷酷さだけでは刹那の成功は収めても、永続的に反映していくシステムは作れないんだなと感じます。

そうやって多くの人が発言する勇気と一つの行動を起こす勇気を持つ事。

人間的じゃない人間が、自分自身で人間的じゃなかったと気付けるような社会。

そうなっていくことでブラック企業は企業として成り立たなくなるし、ブラックバイトもバイトとして成り立たなくなって、結果として日本中からブラック企業が消えていくんじゃないかなと思う今日この頃でした。

あくまで僕の主観と僕の現状を参考に書いたものなので、賛否両論はあると思いますが、僕はそう思います。

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