どうもー転職回数が二桁になるNon太(@LoveWifeLives)です。
僕は大学は1年生で中退しました。
それからはフリーターをしたり、正社員の仕事に就くも会社が倒産したり、派遣社員で働いた経験があります。
超労働時間が長いブラック企業でも働きました。
毎月決まった額の給料をもらう固定給だったり、完全歩合の営業職だったり、とにかく色んな状況で仕事に就いてきました。
決して仕事が続かないわけじゃないんですけどね。
世の中には色々な働き方があるわけですが、果たしてどの仕事が一番良いんだろうと、ふと考えがよぎったので考えてみることに。
どの仕事をしてもどんな立場で働いても必ず一長一短はあるわけで、絶対にこれ!という結論には至らないわけですが、色々と働いてきた僕としての考えをまとめてみたいと思います。
フリーターで続けても上にはあがっていかない
僕は大学を中退しています。
大学1年だけ行って辞めたわけなので、19歳からフリーターを始めました。
飲食店で働いたり掛け持ちでバイトしたり、時にはネコがトレードマークの運送業に就いていた時もあります。
その当時から運送業は超ヘビーでした。
フリーターとしてアルバイトとして働いている以上、責任重大なことを負わされることはありませんでした。
フリーターとしての特権はホントにこれだけ。
ただ言われたことだけ、求められたことだけをこなしておけばOKだったので気が楽でした。
少し考えてプラスアルファで仕事をこなすだけで「仕事が出来る人」と言われます。
でも、何ヶ月続けても、始めの頃より格段に仕事が出来るようになっても、時給ってまず変わらないんですよね。
むしろ出来ることが増える分頼まれることも多くなり、やがて自分より後輩のアルバイトが入ってきて言われる言葉は「先輩なんだから面倒見てあげて」なんて始末。
という気持ちを持ちながら、せめて時給をあげてくれよ!と思いながら変わらない時給のもと働くわけです。
1年経って2年経って、出来る仕事はほぼマスターしてアルバイト先からも信用を得た時に言われるのが、「Non太も頑張ってくれてるから今年から時給を上げるよ!」と。
やったーと思って見てみたら50円の上昇だったり。
この当時を思い返すと、メチャクチャ嬉しかったですよね。
でも時給が50円上がるのって1ヶ月でどれぐらい変わるかを考えてみると…
仮に月にものすごく働いて200時間ぐらい働いたとしても、
時給が50円あがって増える収入はたったの1万円なんです。
給料が増えるのは嬉しいんですけど、それでもやっぱり1万円だけ?と思ってしまうのも事実。
フリーターで働いている人に良く聞く話としては、時給が1年や2年で50円もアップする方が稀なよう。
上がらないのはもちろん、上がったとしても10円や20円なんてのもザラだよと言っていました。
どれだけ仕事が出来るといってもその業務の中で出来るというだけなので、それぐらいにしかならないんです。
フリーターとしてアルバイトとして働き続けてる以上、上に上がっていくことはかなり厳しい道だと思い知らされます。
せめて社員という立場に変わっていくか、職場を変えていくかをしないと何も変わらない。
それを痛感したフリーター時代ですね。
完全歩合の営業は厳しい?
成果が出れば青天井、成果が出なければゼロという完全歩合の会社でも働きました。
なぜ働いたかと言うと、求人広告に「完全歩合」と書かれていたのではありません。
「PRスタッフ日給12,000円!、PR社員月給25万円以上!」みたいなフレーズが載っていたのです。
とりあえず給料がいいならと思って面接に行き、特に完全歩合の話しが出ることもなく終了し採用。
次の日から早速勤務で、初日は先輩社員について行動を見学。
その時はくまのプーさんの人形を売るという仕事でした。
仕事内容を簡単に言えば、いきなり色んな会社の事務所に飛び込んでくまのプーさんのぬいぐるみを1つ試供品として渡します。
「数日後に取りに来るので、それまで遊んでください」と言って渡すんです。
数日後回収する時に、「ぜひ1ついかがですか?」と言って買いたい人がいればその場でくまのプーさんを販売するという仕事です。
恐らく1個2,000円か3,000円ぐらいだったはず。
もっと言えばボロボロと変なところが出てきますがそれは置いておいて、最初はそれを見て「へぇ~ほんとに買う人がいるんだなぁ」という感じでしたが、確かに買う人はいたんです。
その100倍ぐらい要らないという返事の方が多かったですが。
で、蓋を開けてみると売れなければ給料ゼロだよと明かされました。
1つ売れれば、自分に返ってくる報酬が約1,000円でした。
詳細は割愛しますが、巷ではかなり有名になった「DS-MAX」っていう母体の会社です。(気になる人はDS-MAXとググればたくさん出てきますよ!)
完全歩合の営業の先にあるのは、「もしかしたらこんな自分でも成功出来るかもしれないという淡い期待」です。
どんなに詐欺的なものをはらんでいたとしても結果を出す人はいますし、そこに登り詰めるまでに血ヘドを吐くような想いでやってきたことも間違いないと思います。
ただその道はかなり厳しいことだけは間違いありません。
このような仕事だと、世間的にみても常識的にみても倫理観的にみても、あまり自信を持って話せないかもしれません。
そしてそういう結果を出したという人が身近にいることもほぼないでしょう。
逆に被害にあった!とワーワー言っている人はいるかもしれませんが。
ただ僕の場合、大学の時から付き合いのある、何となく不器用なO君という友人がいます。
そんなO君も大学を卒業し幾多の会社に就職するわけですが、どんくさいと罵られ、うまく仕事が立ち回らずで転職をすること数回。
彼が唯一持っていた武器は、普通だったら人が恥ずかしいと思うようなことも臆することなく言葉に出せるし行動にも移せるところと、とにかく熱いハートを持っているということ。
決して格好良いとは言えない風貌で、身長も160cmもない男性ですが、大学時代は憶することなくナンパしまくってました。
彼が成功したところを見た記憶はありませんが…。
そして彼は保険の大手営業会社に就職します。
最初の数ヶ月は試用期間として給料が出るものの、それ以降からは完全歩合。
完全歩合に移行するまでの間に顧客をつかんでいないと、月給ゼロ円が待っているという極めて厳しい道でした。
保険の営業と聞くと、無理に売るというようなことをイメージしますが、大手だったのが幸いしたのか商品力自体は良かったそうです。
彼は臆することなく行動出来る人なので、どんどん飛び込み営業を行い、熱いハートで顧客を魅了し、人としての信用を挙げて結果を出し続け、今では日本No.1の成績を収めるにまでになりました。
年収だけで言うと、2,000万円はくだらないとのこと。
まさに完全歩合の営業職で成功をつかみ取った例と言えるでしょう。
完全歩合の営業職が悪いとは微塵も思いません。
結果を出すためには試行錯誤が必要だし、間違いなく考える力が必要になるでしょうし、人間として大きくなる要素をたくさん秘めているとも思います。
ただ誰もが継続出来るか??と言うとそうは言えず、かなりのいばらの道が待っていると思うのは僕だけではないはずです。
完全歩合の営業も厳しいわりに自由度は低めで、なかなか難しいですよね。
固定給のサラリーマンはうまく見つければ最高の仕事だと思う
次に僕が見つけたのは、しっかり固定給で給料が決まっているサラリーマンの仕事です。
一応営業職で、その当時はやっていたテレマーケティングという職種。通称テレアポです。
10年ぐらい前はかなり流行っていてテレアポ会社が乱立していました。
幸い、この仕事でのノルマがないため、日々の成績に一喜一憂まではしなくて良かったのが助かりました。
ここで感じたのは、決められた月給を必ずもらえるのはかなり魅力的ということ。
さらにフリーターと比べても入ってくる額は大きいし、会社が社会保険などをちゃんと完備していれば、税金も保険も勝手に全て手続きしてくれます。
楽してとは言わないまでも、特に細かいことを考えなくても生活が出来るようになるのは一番の魅力だと思います。
でも、「うまく見つけられれば」という言葉を付け加えておきます。
上記で述べたテレアポの営業会社、新規立ち上げのオープニングで入社し、結局1年半ぐらいで倒産しました。
そのおかげで2ヶ月分の給料はリアルにもらえていません。
会社に属している時から色々と重なってやばいかも…ということは感じてましたが、リアルに潰れるとは思いもしませんでした。
いつ潰れるかもわからない会社で働くのは、「うまく見つけられた」とは到底言えないですよね。
大企業もいつ潰れるか、業績が悪くなるか分からないので、一概に言えませんが。
そしてブラック企業と呼ばれる会社に入った場合もアウトですね。
ブラック企業に勤めてしまったデメリットだけ話すと、
- とにかく無駄に拘束時間が長い
- その割には給料が安い
- 時給換算すればアルバイトより給料が低くなることがある
といったことが挙げられます。
社会保険も完備していないという会社もあるかもしれません。
良く会社が倒産するリスクが高くて…と言ってますが、倒産自体は結構あってもそんなに自分の周りでは多いわけじゃありません。
何だかんだと言って、日本で少し名の通った企業に勤めていれば、結局はそのリスクってさらに低くなると思うわけです。
倒産して職を失うリスクと、毎月安定して給料がもらえることを天秤にかけると、自分に合った会社を見つけられれば間違いなく正社員の方が良いと個人的には思います。
僕はそれをうまく見つけられませんでしたけど。
派遣社員もうまく見つければ結構良い
僕は派遣社員として働いたこともありますので、その時の状況も言及したいと思います。
派遣社員の立場は、フリーター以上社員未満、でも社員よりは大体給料が良い、でも上昇はしていかないというのが感想です。
僕が派遣社員として働いたのは某会社のコールセンター。
時給は基本で1,500円か1,600円ぐらいありました。
そして夜勤だったので22:00以降はちゃんと25%増で払ってくれるので、日給で15,000円~20,000円近くありました。
重責を負うことはないけど、一つ一つには責任を持って行動しないといけないことも多かったし、あまりに態度が悪かったりデキが悪かったりすると契約更新がされないということもありました。
でも、まず基本的にクビにされたり契約不履行みたいなことはないです。
これもちゃんと「大きい会社の中に入って働く派遣の仕事」であればですけど。
制度がちゃんとしている派遣社員は、福利厚生もちゃんとあり、厚生年金や健康保険などの社会保険もちゃんと加入出来ることがほとんどです。
他にも有休は当たり前で、育休が整っている会社もあったりします。
イベント系の単発の派遣も、どこかの企業の中に入って社員と同じように行う派遣も、「派遣業」という点では一緒ですが似て非なるもので、全く待遇が違いますよ。
その代わり、派遣社員は上を目指すには少々厳しいものがあります。
もちろん社員と同じような業務をこなしていても発言権は皆無ですしボーナスもありません。
時給制という面ではフリーターと変わりませんが、時給はかなり良いし福利厚生もしっかりしている。
時給がそれなりに良くて名の通った企業に派遣で行っているなら、こちらも社員と同様に高望みをしなければ、生きていくためのお金は得られ安定という言葉が得られる職種だと思います。
僕は発言権がゼロなのもイヤだったし、どれだけ頑張ってもどれだけサボってもうまくかわしていける人が結局得をするといった環境が無理すぎて、そこに安住は出来ませんでした。
安定を目指せば我慢の連続、自由を目指せば思考と試行の連続
今の時代、自分で小さな個人商店を始める敷居は低くなってますよね。
仮にブログの開設方法が分からなくても、ネットで数時間調べてブログを開設して、「よし!これからブロガーとしてお金を稼ぐぞ!」という行動を取れば、個人商店として始めたも同然です。
稼げるかどうかは全く別問題ですが。
職種を見極めて安定が得られる会社を見つけサラリーマンをやっていたとします。
やらなければいけない仕事のテーマはその会社に入った時点で決まってます。
仮に営業なら営業で売らなければいけないものは決まっているということです。
自分で見つけてきて何を売ってもいいなんて会社は聞いたことがありません。
何を売るかは決まっていて、考えるのはどうやって売るかです。
働いた先が飲食店だったらどんなものを提供するか、どんなお店の構造にするか、そんなものはあらかじめ決まっています。
何を提供するかなどは考える必要がなく、接客や調理、レジ打ちなど、すでにあるものを効率よくこなすためにはどうするかを考え実践するだけで、ものすごい仕事が出来る人と思われます。
決められたテーマの中でその通りに業務をこなしておけばOKな中で、決められたテーマを効率よくさばくための方法を考える人がいれば、そりゃこの人は仕事が出来る人だ!と思われますよね。
でもテーマが決まっている分、考えるのは楽なんです。
ゼロからイチじゃなくて、イチから100までのルートを何個も作っていく作業というとイメージが付きやすいでしょうか。
安定のサラリーマンはそれが出来れば生きていけないことはないと思います。
そしてその代償が「我慢の連続」です。
サラリーマンは毎日の満員電車を我慢しないといけないという例は、良く言われることです。
確かに毎日の満員電車は我慢が必要でしょう。
人間関係ももちろん我慢の連続の方が多いです。
年下であろうが仕事が出来ない人だろうが、それが取引先のお金をくれる人である以上、自分の意思には反して対応しないといけません。
どれだけ良いサービスだと自分も先輩も周りの人も思ったとしても、お金を出す社長やその先の人がYesと言わなければ、実現することはありません。
我慢、我慢、我慢、毎日我慢が続くとそれはいつしか慣れになると良く言われます。
でも週5日我慢すれば、週2日の至福の時が来る。
年に1度は連休を取れる時があるから旅行にも行ける。
その時は料金も高くなっているけどそれは仕方ない。
だから日々お金を使うのは我慢して節約して過ごすんだ。
飲みに行きたいけど家に帰れば缶ビールが待ってる。
仕事終わりに飲むビールは缶ビールでも美味しい!
愛する妻もいて可愛い子供が待っていてくれる。
毎日は無理だけど、週に1度は自分の時間を減らせばいくらでも子供と遊べる時間もある。
我慢の代償で得た安定の幸せは全然悪いと思いません。
むしろそれで良いと思えるならいいやん!とも思いそうになります。
与えられたテーマの中で考える努力を行えば、落ちぶれることはないので悪くないと思います。
でも僕は1つ、サラリーマン時代で出来ない我慢がありました。
満員電車に毎日揺られる生活⇒まぁこれは頑張れば出来ます。
与えらえたテーマの中で考える努力⇒やってました。だから結構評価は良かったです。
人間関係の我慢⇒これはだいぶきつかったです。
仕事を持っている人が偉いという構図。かなりきつかったです。
けどなんとか日々耐えてました。
僕が耐えられなかったのこれ。
ダメなものをダメと言えない会社や組織。
これが完全に我慢出来ませんでした。
やっぱりダメですよね。人として間違った行動を起こしても、お金優先でやったり自分の保身のためだけに仕事をするのは。
だから僕はその会社も辞めました。
今はどうしてるのかというと、新たな会社でサラリーマンをしながらブログで収入を得るというスタイルで働いています。
我慢はゼロとは言いませんがほとんどしてません。
しているのは自制です。
「出勤しないといけないから早く起きないといけない」じゃなくて、「朝の仕事の効率が良いから早く起きよう」として朝早くから起きます。
「居酒屋に行って飲みたい!けど、お金がないから缶ビールにしよう!」じゃなくて、「居酒屋でただグチのために飲むぐらいだったら時間がもったいないから、家で缶ビールを飲みながら仕事のために時間を使おう!」となるわけです。
だから我慢は全然していないんです。
では我慢をしなくなった代償はと言うと、思考と試行の連続の日々です。
サラリーマンであれば入社した時から与えらている決められたテーマがありますので、それをこなすことから始まります。
そしてこなすことに慣れた頃に、どうやって売るのが一番効率的だろう?と、決められたテーマの中で試行錯誤です。
完全歩合じゃない限り、成績不振で結果が思うようにいかなかったとしたら、会社からアドバイスや道筋を教えてもらえることも多いでしょう。
最終的に結果が出ようが出まいがほとんど変わらないわけですが、それでもなぜ人は業務をこなすのか?
それは毎月必ずもらえる給料があるからです。
そして昇進やボーナスの可能性にかけて、決められたテーマの中で試行錯誤をする人がいるわけです。
これがもし自由を求めた場合、全て自分で道筋を考え自分で実践しないといけません。
始まりも決められたテーマなんて一切なく、どうやって売ろうじゃなくて「何を売ろう」から始まるわけです。
自由を求めて起業するということは、結果が全て。
結果が出ないとお金が発生しないので、生きていくことさえ出来ません。
- 人生の大半は我慢だけれどその中でのささやかな出来事に幸せを求めるのか
- 我慢するものはないければ思考と試行を繰り返すハードな日々を過ごして自由を求めるのか
もちろんその先に必ず自由が手に入る保証はありません。
これのどちらがいいのかは人それぞれですよね。
結局どの働き方がおすすめなのか / まとめ
フリーター、完全歩合の営業マン、固定給のあるサラリーマン、派遣社員、個人事業、結局どれがいいの?と言われると、僕は個人事業でしょと答えちゃいます。
もちろん自由を得たいだとか我慢したくないだとか、そういった目的もあります。
でも一番は「人としてまっとうに生きたいから」です。
どうしても我慢をする人生を選ぶと自分に正直に生きていては仕事がすすまないことが起こります。
それが人のためじゃなかったとしても、会社に利益になるからしないといけないこともたくさんあります。
それが悪いことじゃなかったとしても、それだけはどうしても僕には我慢が出来ませんでした。
同じ生きていくなら笑って生きたいしまわりも笑顔で過ごせるような人生が良いです。
だから僕は自分で歩む道を選択しいばらの道を進もうと思うわけで、どれが一番いいかと言われると個人事業と答えるんです。
ブログを通して、色々なことにも挑戦し、自分の足で歩いていけるように、これからも試行錯誤していきたいと思います。
と言いつつ、自分に合った会社が見つかるなら、その道もありだと常々アンテナは張って過ごしています。
そういった意味では転職サイトに登録しておくことは必須です。
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