どうもNon太(@LoveWifeLives)です。
熊本~上天草への半日旅行記を書いています。
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いつも生活している場所とは違う街に旅行で行った時、その土地の観光スポットやご当地のご飯も気になりますが、それと同じぐらい気になるのが温泉です。
今回は上天草市にある温泉、「弓ヶ浜温泉」にある「湯の宿 湯楽亭」に日帰り入浴をしてきましたので、ご紹介したいと思います。
弓ヶ浜温泉唯一の宿「湯の宿 湯楽亭」について
宇土市から天門橋を渡ると上天草市である大矢野島に入ります。
大矢野島には弓ヶ浜温泉の他にも、大矢野温泉や松島温泉というのがありますが、今回行ってきたのは洞窟温泉風呂としても有名な、弓ヶ浜温泉唯一の宿である「湯の宿 湯楽亭」です。
この温泉、温泉好きの人たちや知っている人は知っている有名な温泉なんです。
大洞窟風呂のある宿
温泉宿に宿泊する時、内湯の他に露天風呂がある宿というのは日本でもたくさんありますよね。
その中でもこの湯楽亭は、大洞窟風呂という珍しいお風呂があるんです。(上記の写真は洞窟風呂への入口)
しかもこの洞窟風呂の何がすごいって、湯楽亭の家族の方々で手彫りして作った全長32mの大洞窟風呂なんです!
これだけで行きたくなる要素が上がりますね。
源泉掛け流しの温泉
湯楽亭の温泉には赤湯と白湯という2種類の泉質を持つ温泉が湧き出ているのですが、両方とも100%源泉かけ流し。
源泉かけ流しというフレーズは良く聞くけど、それ以外と何がどう違うの?と思ってしまいますが、簡単に言うと、源泉かけ流しとは湧き出た温泉の成分を損なわずに、新鮮な状態で浴槽が満たされているものを源泉かけ流しと言うそうです。
2種類ともにこの源泉かけ流しのスタイルで温泉を保っているのは素敵ですよね。
2種類の温泉
湯楽亭には、今言ったように名物の洞窟温泉風呂にもなっている赤湯と、無色透明の白湯と、2種類の泉質を持った温泉を有しています。
まずは白湯。
こちらは単純温泉と言われるもので、昭和52年に湧き出したようです。
単純温泉とは、
掲示用泉質名に基づく温泉の泉質の分類の一種。療養泉に分類される泉質である。
単純温泉は成分の少ない単なる湯、質の低い温泉だと誤解されやすい。単純温泉とは、成分の含有量だけを評価したものであり成分の種類について規定したものではない。
Wikipediaより引用
ということで、単純温泉だから成分が弱いとかではありません。
白湯は弱アルカリ性で、湯上りには肌がすべすべになると言われています。
お宿の人に聞きましたが、加水は一切行っておらず源泉100%かけ流しに間違いないが、泉温が低いため、加温は行っているとのことでした。
次に赤湯。
こちらは平成8年に湧き出したとのこと。
湧き出した当時は真っ赤だったので赤湯と言われていますが、現在は季節や天候によって変わるらしく、赤色や黄色に変化することがあるみたいです。
僕が行った時はほぼ黄色っぽい色になってました。
この赤湯の特徴は炭酸泉であること。炭酸水素含有量が3,340mgとなっています。
分析表上、炭酸水素含有量が日本一と言われている岐阜県の湯屋温泉の合掌苑というところの温泉が7,909mgらしく全国でも突出しています。
そして2位が4,110mgということを考えると、この湯楽亭の炭酸水素含有量は日本でもかなり有数な炭酸泉と言えるでしょう。
赤湯は泉温が47.0℃となっていることから、源泉をそのまま加水も加温もすることなくかけ流しで利用していると言っているので、それはすごいことだと思います。
湯の華について
写真は撮れてませんが、赤湯の方には湯面に油のような見た目のものが浮いていることがあります。しかも触ってみるとパリッとするし。
これがまさに「湯の華」と言われるもので、温泉成分が抽出されて固まったもののことです。
表面上には見た目はあまり良くない浮遊物っぽいものがあり、浴槽の底にも砂のような感触のものが沈殿していることもあります。
僕はこのことを知らなかったので、赤湯に入ろうとしたときは少しびっくりしましたが、ちゃんとお風呂内に「湯の華」ですよ~と注意書きが書かれていたので納得しました。
▼温泉スケール
湯の花と一般的に言われているものは、専門的には「温泉スケール」と呼ぶそうです。
浴槽の注意書きにも書かれてますが、この温泉スケールは浴槽はもちろん温泉を汲み出すためのパイプなどにも付着してしまい、放っておくとこれがパイプのつまりなどにもなってしまうんだとか。
そのため、湯楽亭では1ヶ月に1回(だったかな?)はパイプの交換、数年に1回(だったかな?)は浴槽ごと入れ替えを行わないといけないと書かれてました。
全ては快適に温泉を楽しんでもらうお客様のため、という文言が書かれていましたので、強いこだわりのあるお宿ですね。
一言に温泉と言っても手間暇かかってます。
「湯の宿 湯楽亭」に日帰り入浴してきました!
温泉と湯楽亭に関する予習はこれぐらいにして、日帰り入浴のレポートをしたいと思います。
湯楽亭には車で!
湯楽亭は車じゃないといけない場所にあります。
僕はというとスカイレンタカー で車を借りて行きましたが、九州地方の旅行でレンタカーを借りる場合はスカイレンタカー が一番おすすめですよ。
訪問した時、他にお客さんはおらず僕一人だったので駐車場も僕の車しか停まっていません。
駐車場がなんせ広かったです。
▼駐車場
湯楽亭にたどり着くまでの道は細い道を通るので若干心配になりますが、ナビ通りに進めば到着出来ます。
フロントで受付
大洞窟の宿 湯楽亭と書かれてます。大洞窟がどんなんやねん?とワクワクします。
早速入って右手にあるフロントで日帰り入浴の受付をします。
▼受付
日帰り入浴料は500円。消費税も入湯税も込みの料金になっています。激安です。
▼ここを抜けるとお風呂の入口です。
料金を払えばこの場所を案内されるので、その先は一人で向かいます。この扉を抜けるとお風呂に繋がる入口です。
▼男性は左、女性は右でした。(日替わりで入れ替わります)
男湯も女湯も僕以外に誰も入っていないから、女湯の扉が開いているんでしょうね。笑
脱衣所の紹介
↑ここが自分の荷物や着ていた服を入れるロッカーです。鍵などはありません。
日帰り入浴で来た場合は、最低限の荷物だけ持って貴重品は持ってこないようにする方がいいかもしれませんね。
▼その背後には鏡などの洗面台。ドライヤーは2個常備されてます。
お風呂のご紹介
今回日帰り入浴をした際、ありがたいことに僕一人だけで完全貸切だったので浴槽の写真も撮ってみました。(ピンボケが多いのはご了承を)
▼扉を開けてすぐの白湯の内湯
ここが白湯。
写真には写ってませんが、ここの左手に洗い場が3つあります。左手の黄色い壁を進んでいくと奥に赤湯の内湯があります。
▼赤湯の内湯
源泉掛け流しの温泉ですからね、成分がそのまま流れてきているのが象徴されているような床面になっているのが分かると思います。
ここの湯船にも、湯の華としてパリパリになった浮遊物が浮いてたり、浴槽の端っこも床面のようにすごい形になっています。
ここにも宿の方からのメッセージがあり、「出来るならば見栄えも良くしたい!でも、温泉成分を存分に楽しんでもらうためには致し方ないことだから、なにとぞご理解ください」というようなメッセージ書きが貼られていたと思います。
湧き出す泉温は47℃のようですが、12月の冬だったからか浴槽の温度はかなりぬるめの温度になっていました。(38℃とかそのぐらいのレベル。)
というのも、僕はかなり発汗作用があるタイプですが、10分、20分入っても汗でダクダクには全くならなかったので、多分ぬるめだったんだろうという推測です。
でも上がった後はお肌がすべすべになった感覚をものすごく味わえましたけどね!
▼露天洞窟風呂の案内表示
この奥の扉を抜けると、この宿のウリである洞窟風呂の入口へと続いていきます。
▼洞窟風呂の入口
これが大洞窟風呂の入口です。なぜかマイクを持った狸がお出迎えしてくれています。
この入口のお湯の深さはひざ~太ももぐらいまでだったと思いますが、外だし外気は冷たいしで温泉の温度はぬるま湯を超えて冷たくなってました…笑
▼入口
ここをくぐって洞窟風呂へと入っていきます。
▼洞窟風呂の中
洞窟の中まで来ると、湯温も少しあったかくなってきます。カメラのガラスが湯気で曇りまくってますし。
ちなみに、僕が入ってくるまで誰も入ってなかったからか、洞窟風呂内は一面湯の華でパリパリになってました。
▼洞窟風呂の中
洞窟内は薄暗く照明で照らされています。
▼洞窟風呂の一番奥
かなり分かりにくいですが、ここが洞窟風呂の中で一番奥です。もはやカメラのレンズが曇りすぎて分かりませんね。
ここまで来ると、蒸気が閉じ込められてるからか湯温もあったかく感じられますが、それでもかなりのぬるめです。
でも洞窟内が密閉されているので、サウナのような空間になっているのはいいなと思いました。
この後は、洞窟風呂でしっかりぬくもり、白湯と赤湯を何度も行ったり来たりして温泉を楽しみました。
お風呂上りは、そこどけナンバー1水素量の白湯温泉のおいしいお水を!
たっぷり温泉を満喫した後は、冷たい水が無料で飲めます。
温泉自体はぬるめでしたがかなり長い時間浸かることが出来たので、湯上りは体が超ポカポカでした。
この水がとりわけ際立って美味しいか?と聞かれると良く分かりませんでしたが、湯上りの身体には冷たくて美味しい水でした。
湯の宿 湯楽亭の日帰り入浴 / まとめ
2種類の泉質があってどちらも源泉かけ流しで、さらには洞窟風呂も堪能出来て500円なんて、ホントに良心的な料金設定だと思います。
もう少しだけあったかくなった頃に来れば(行ったのは12月)、半身浴でも気持ちいい汗をかきながら浸かれる気がします。
今回は1時間程度の滞在で日帰り入浴でしたが、次は妻と一緒に泊まりで来てご飯まで堪能できればいいなと思います。
ぜひ日帰り入浴でも宿泊でも、湯楽亭の洞窟温泉に行ってみてください。
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