どうもNon太(@LoveWifeLives)です。
熊本~天草までのNon旅と題した半日旅行に行ってきた旅行記を書いてます。
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今回訪れた場所は、世界遺産にも認定されている「三角西港」です。
熊本から天草地方に車で行く計画を立てているなら確実に立ち寄れるスポットでもあるので外すわけにはいきません。
今日はそんな三角西港がどんな感じだったかをご紹介したいと思います。
当時の姿をとどめている三角西港
オランダ人水理工師ムルドルという人が設計し、明治17年~20年にかけて築港されたのが三角西港です。
宮城県の野蒜(のびる)港、福井県の三国港に並ぶ明治三大築港の一つでもあります。
120年以上が経過したにも関わらず今も明治当時の姿をとどめているのは、三大築港の中でも三角西港だけなんだそうです。
この港の特徴は、756mもの石積埠頭と水路であり、文化財的にも国際的にも生きた港であるとして、平成14年に国の重要文化財に指定され、今年(平成27年)7月についに世界遺産に登録されました。
当時のものが無傷で残っているというのは、やっぱり全国的にも世界的にも非常に珍しいことなんですね。
三角西港の見どころ・まわったところ
僕は熊本駅から上天草方面に向かう際に、三角西港に立ち寄りました。
三角西港を訪れた時に見て回ったところを入口から順番にご紹介したいと思います。
▼三角西港への入口とでも言うところ
国道57号線を右折するとこの場所に入ります。手前右手に見えるところにも車は止められますし、真っ直ぐ車で進行することも可能です。
ですが、これは僕が行ったのが平日だからであり、土日などの週末はここから真っ直ぐの道は車での通行は禁止となるという案内板がありましたので、週末は通行禁止となるようです。
週末に行く際は、入口左右にある駐車場に駐車してから徒歩で行きましょう。(駐車場の詳細は後述)
では、順番に見て回ったところのご紹介!
旧高田回漕店
建築年代が明白ではないそうですが、「明治20年代に建てられたものと考えられている」と書かれています。
▼旧高田回漕店の中は自由に見ることができるんです。
日本に残るお城なども同じように感じますが、当時の作りがそのまま残っているような昔懐かしの木の建築には見とれてしまいますね。
入口すぐにある建物ですが、中に入れるのでぜひ入っていきましょう!
ムルドルハウス
実はこの三角西港の設計をしたのがムルドルなので、その名にちなんでつけられた物産館です。
地元産業の振興を目的に建てられたものなので当時からある建物ではありませんが、地元の伝統工芸品や特産品が販売されているようです。
僕は外観のみで中は見ずにスルーしてしまいました。
富岡敬明翁像
書聖と謳われた明治の三筆の一人なんだとか。この人の功績などはWikipediaで!(参考⇒富岡敬明のWikipedia)
龍驤館(りゅうじょうかん)
国の登録有形文化財となっています。1918年(大正7年)に建設された建物です。
ここは中に入ることが出来ます。
▼模型があったり
▼三角西港に関する色々な解説が書かれていたり
▼熊本県海難救助隊
三角西港の歴史を知るには立ち寄っておくと面白い場所と言えそうです。
浦島屋
一度明治38年に解体されてしまったものの、平成5年に設計図を元に復元された建物が浦島屋です。
パッと見た感じで昔の建物にしては綺麗だなと思ってましたが、まだ経ってから20年しか経ってなかったんですね。
1Fはカフェにもなりつつ、当時の資料や写真が展示されているようですが、僕はここもスルーしてしまうという。。。
行ったのが寒い日だったので出来ませんが、あったかい日だったら入口前のテラスでゆっくりコーヒーを飲むのもありだなぁと思います。
その他に撮影したところ
他にも絵になる場所はたくさんありました。
▼石積埠頭と釣り人
平日だったからか、そこまで釣り人はいませんでしたが、チラホラと釣りを楽しむ人が見かけられました。
▼石積埠頭と天門橋
今回撮った写真の中ではお気に入りのショット。写真の奥に写っている橋は、上天草に渡るための天門橋です。
雲ひとつない快晴と太陽の光、そして景観とのマッチ具合が綺麗です。
▼その他にも、
プーマを来た男性の後ろ姿が切ない感じで映っていました。w
三角西港に来たなら、忘れずに「法の館」も訪れよう!
三角西港から徒歩でも5分ぐらい、車で1分の場所にある「法の館」。三角西港に来たならここも忘れずに訪れたい場所です。
「法の館」と呼ばれるまで
「法の館」と呼ばれる前のこと、ここは三角簡易裁判所という建物名でした。
三角簡易裁判所は明治23年に開庁し、当初は三角西港の中町に設置されていたようですが、大正9年に今の場所に移転、新築されています。
それから平成4年までは、実際に現役の簡易裁判所として使用されていたんです。
その後、平成6年に「法の館」という名前になってオープンしたという経緯ですね。
三角西港から「法の館」への行き方
三角西港の駐車場に車を止めたままで徒歩でも行ける距離ですし、車を出して三角西港展望所の駐車場に止めても問題ありません。
▼車の場合のMAP
赤枠で囲ったところが法の館(旧三角簡易裁判所)です。
国道57号線である天草街道を真っ直ぐ進んで曲がってもいいし、三角西港をぐるりと回りながらでも向かうことができます。
青い〇で囲った数字の場所を下記で説明しています。(Google Mapのストリートビューで説明)
▼①の細道を曲がって入る
まずは①の角であるこの細道を曲がって進入していきます。すると、すぐに②の場所が見えてきます。
▼②を右折して上り坂をのぼっていく
道が細いので一瞬不安になりますが、①を真っ直ぐ進むとすぐに②の角が見えてくるので、そこを右折して細い上り坂をのぼっていきましょう。
▼③法の館(旧三角簡易裁判所)を通りすぎて駐車場に止める(三角西港展望所の駐車場)
②の上り坂をのぼり切ると法の館の入口が正面に見えてくるのですが、その入口は一旦無視して右折して通りすぎると、すぐに左手に駐車場が見えてきます。
それが三角西港展望所の駐車場です。そこに車を駐車することが出来ます。
▼徒歩の場合のMAP
三角西港から真っ直ぐ進んで階段をのぼればすぐに到着できます。
▼①の場所を真っ直ぐ進むと②の階段が見えてくる
三角西港の中水路って言うんですかね。そこをただ真っ直ぐ進むだけです。
▼②の階段をのぼると、左手に法の館が見えてくる
階段をのぼればすぐに見えてくるので、徒歩でも簡単に向かうことが出来ます。
いざ、法の館の中へ!
法の館が有名になった一因に、映画「るろうに剣心 伝説の最後編」のロケ地になったことも少なからず関わっていると思いますが、それだけじゃなく建物としても懐かしさがあってお気に入りの場所になりました。
▼入口の門扉
しっかりと入口には「旧三角簡易裁判所」と書かれています。カッコいい!!
▼外観
▼木札で書かれた「法の館」
建物も木の作りで昔ながらのたたずまいがメチャクチャカッコいいです。
▼法廷
実際に裁判が行われていた法廷です。
裁判官・検察官・書記・弁護人・証言台と書かれたものが置かれています。
▼爆音で流れる解説スイッチ
僕が回っている時は人がいなかったから良かったものの、このスイッチを押すと法廷についての解説が聞けるのですが、その場の雰囲気をぶち壊すほどの爆音で解説が流れるのでご注意ください。w
▼映画「るろうに剣心 伝説の最後編」のロケ地になった解説
どんな風にロケが行われていたかの裏側の写真を見ることができたりします。
その他にも色々と雰囲気ある建物内を見て回りました。
▼入口すぐ右手
▼どこかの部屋の中
▼庭
とにかく天気が良かったので、庭でさえも景色が映えて見えました。
法の館も三角西港の観光スポットの一つと考えるならば、三角西港の中で一番好きな場所になりました。
三角西港の駐車場について
最後に話しは戻って三角西港の駐車場も確認しましたので、ご紹介しておきます。
▼参照MAP
青色の①②③④の辺りに駐車場があります。週末は赤線のところが車両進入禁止になっていると案内板がありました。平日は赤線も車で行き来が可能です。
①の駐車場
なかなか広く30台ぐらい?は駐車場可能なスペースになってます。
そんなに三角西港から離れてもいませんので、ここに車を停めて歩いて三角西港を見て回ることも十分出来ます。
②の駐車場
ここはそんなに広くないですが、三角西港の中心地からは一番近い駐車場なので便利です。
もちろん無料です。というか、駐車場は全部無料でした。
③の駐車場
この駐車場はそんなに広くありません。10台ちょっとしか止められないかな。
④の駐車場
こちらの駐車場は3の駐車場と同じような作りで駐車台数も10台ちょっとだけ止められます。(写真は撮り忘れました…)
③と④の駐車場になってくると、三角西港の真ん中からは少し離れます。特に④だと歩けない距離ではないものの少し遠くなります。
三角西港の観光なら、②の駐車場に駐車できるのが一番ベストですね!
三角西港の駐車場の裏ワザ!?
2015年7月に世界遺産に登録されて、週末にはかなりの観光者が訪れるとも言われているようですが、その問題点は駐車場の少なさだと思います。
確かに全部で100台も止めるスペースがないほどの数だったら、混雑したら一瞬で埋まってしまいますもんね。
しかも1日かけて観光するようなスポットではないため、立ち寄るという言葉が一番しっくりきます。
とあるサイトの口コミでは、
5キロ離れた三角東港に駐車し、そこから出ているシャトルバスに乗って観光しないといけなかった。
と書かれていたりもします。
しかもバスが1時間に1本しか出てないとか、どんだけやねん!という感じ。
せっかく立ち寄りたかったのに、駐車場の空きスペースがない、代替案のシャトルバスの本数が少なすぎる!といった状況に、もしかするとその混雑をすり抜けられるかもしれない?裏ワザ、あまり確証のない裏ワザになりますが、ご参考にしてもらえれば。
それは、
法の館で使用した駐車場、三角西港展望所の駐車場を利用するのです。
実際この展望所の駐車場が混雑しているのかまでは確認が取れていないのですが、三角西港の駐車場が満車で混雑している時は、こちらの展望所の駐車場の方が駐車できる可能性は高いんじゃないかと思っています。
こちらに停めて法の館を見て回り、その後に歩いて三角西港まで向かって観光していくというわけです。(※確認したわけではないので、自己責任の上でやってくださいね!)
三角西港・法の館 / まとめ
熊本半日旅行の中で立ち寄った三角西港についてご紹介しました。
平日だったからか、世界遺産と言えども人はまばらで落ち着いて観光出来るスポットでした。
週末はかなりの観光客がいるんだろうなぁと想像してしまいますが…。
法の館に関しては、建物の古さも残ってて外観からカッコよかったし、三角西港の観光スポットの中では一番気に入った場所です。
ぜひ、熊本観光の一つ、さらには天草地方へ行くときの立ち寄りスポットとして訪れてほしいと思います。
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