こんばんは。Non太です。
世の中には会社を辞めたいと思いつつも、家族やお金の問題があったりで辞められない人も多くいると思います。
事前に辞めた後の事を考えて、退職後の次の仕事のことや転職を考えていく事も必要です。
ですが今回はそういう視点ではなく、僕の父親に仕事を辞めたいと話した時に言われた事がすごく共感出来たので、それを備忘録のように書き留めておきたいと思います。
会社を辞めようと思った時、会社を辞めたいと思っている、そんな人に少し思い返してみて考えてみてもらいたい3つの事です。
感謝の気持ちを持てるかどうか
少し過去の話し、僕は父親に
と相談した事があります。
今の仕事をしてる時なので、そこまで昔の話しではありません。
すると父親は「辞めたかったら辞めたらいい。でもな、」と言って話し始めました。
日本人だけでも1億人以上、世界では60億の人がいるわけで、その全ての人と共感は出来ないし好きになってくれるわけじゃない。
社会に入ると自分の思い通りにいかなくて、誰々がむかつくや誰々とは仕事がしたくないって思う事もあると思う。
(僕の職場は社長とかなり距離が近く、社長の行動は終わってるし最低だという事も父親に話してました。)
だから、社長がうっとうしく思うこともあるしその気持ちがあるのは分かるよ。
でもな、今の生活を送ることが出来てきたのは社長のおかげ、社長が作った会社があったからなわけで、何不自由なく(給料を貰えて)生活が出来ているのは社長がいるからっていう事は忘れたらあかん。
どんなにその人が最低であろうと、まずはその環境を提供してくれていた事には感謝しなあかんぞ。
と言われました。
確かに。と驚くほど納得。
でも…と言葉をつづける事は簡単でしたが、そこは素直に聞きました。
僕の場合、
- 拘束時間が長い
- 給料が安い
- ボーナスが出るかどうか毎年不明
- 業績が悪くなれば全員が徹夜で仕事しないといけない
- 給料も最低まで下げないといけない等々
と言われていた事ばかりを父親に話したりしていましたが、その話を聞いた上でも父親は感謝の気持ちをまず持つ事、という風に教えてくれました。
会社にしっかりと利益を還元出来たか
次に父親が話してくれたのは、自分(僕)が働いたことで会社には十分な利益を還元出来たか?ということ。
これに関しては、自信をもって還元出来ているという状況でしたが、次のように続けてくれました。
Non太が会社に入った時から今までで、会社から色々な事を教わったよな?
会社としては給料というお金を払いながら勉強までさせてくれた。
さっきの感謝の気持ちっていうのに似てるけど、その恩返しという意味でもその分だけはきっちり会社には利益として還元させないとあかん。
それはちゃんと出来てるか?
そう言われました。
これに関してはすでに5年勤務して、自分の担当する仕事は誰よりもがむしゃらに取り組んできました。
また、自分ひとりで担当する仕事や自分で取ってきた仕事もあり、そこでも十分な利益を還元出来ているな、というのが僕の心の声でした。
十分に学べたか?
そして3つ目。
人の出会いっていうのは全部縁やねん。今の社長と出会ったのも何かの縁。
もしかしたら、Non太も昔社長が取ってるような態度を誰かに取ってて、その態度をした人がどんな気持ちになるのかを教えるために社長と出会ったかもしれへん。
p>あるいは、もっと何か他の事を学ぶために出会ったかもしれん。
それを学んだと自分では気付かない事もたくさんあるけど、Non太の中で十分に学んだと思えるか?
これは仕事の事もそうやし、人としての部分もそう。
一度社長の良いところも思い返してみてごらん。
まだこの人から学ぶものがあるなと気付くものがあるかもしれへんし、しっかりと学べたと思えるかもしれへん。
そう思えた時が一つの区切りとして、また新たな縁に繋がっていくと思うで。
そしてさらに続けます。
お父さんもな、昔に自分が失敗したと思った事があって、それが会社としては有り得へんぐらいの損害が出そうやったんや。
結局は穏便に終わったんやけど、それは自分のミスやからその失敗の責任を取るというつもりで、長年勤めた会社を辞めたことがあるんや。
Non太も覚えてるやろ?高校生の時の話しやな。
辞めたと言っても、次に新しい仕事はいくらでも見つかると思ってたし自信もあったんやけど、ビックリするぐらいに次の仕事が決まらへんかった。
そこでさっき言った事をふと思い返したんやなぁ。
会社からは辞める時に引き止められたんやけど、会社への感謝どころか失敗を犯した当人が仕事を辞めたんやから、俺は偉いことをした!ぐらいに思ってしまってたんやな。
もちろん利益としてはしっかりと残せてたけど、「勉強させてもらえた」とか「会社への感謝の気持ち」なんかは一つも持ってなかったんや。
今思い返せばな、そんな風にしか思えなかった自分はまだまだその会社で学んで成長しなあかんかったなぁと思ったんやな。
そこをしっかりと振り返って反省して、今一度しっかりと働けるという事に感謝する事から始めようとしたんや。
そしたら急に一度は面接で断られてた会社から連絡があって、ぜひ働いてほしいと言われたんや。
ほんま縁って不思議なもんやで。
父親はそんな風に話してくれました。
この辺をしっかり思い返して、その気持ちをちゃんと持てるなら、一度自分が思う事を社長に話してみたらいいと思う。
それで社長とは折り合いがつかないとか、納得し合えたんなら辞めたらいいんちゃうか?と言われたのでした。
仕事を辞めたいと思った時に考えたい3つのこと / まとめ
この言葉を聞いてから、一度じっくり考えつつ、自分が今出来る事をやりながら前に進もうと思いました。
それで出来たのがこの【Love Wife Life】です。
仕事というのは一生付きまとい、人生でも一番長い関係となるものです。
それであれば、
- 感謝の気持ちを持つこと
- 一つの責任として恩返しとして利益の還元をすること
- 仕事としても人としてもしっかりと学ぶ姿勢をもつこと
これは非常に大切な事だなと実感しました。
色々なブログや参考の文を見ると、会社を辞める時の考え方として、現実的なお話しが多いと思います。
貯金はせめて1.5ヶ月分以上あった方が良いとか、次の仕事を決めてから辞表を出した方が良いとか。
もちろんそういった現実的なことも大切です。
でも、そういったお話しとは視点の違う話だとは思いますが、その会社を選び、その会社で働こうと決めたのが自分である以上、こういった視点で考えてみるのも必要だと思います。
ただ会社のグチばかりを見て、不満ばかりを取り上げて消耗するよりも、こんな風に考えてみることできっと大切な何かが感じられると思います。
ただただ仕事に対する不満がいっぱいで辞めようと思っている人や辞めたいと思ってる方へ、ほんの少しでも違う視点で考えられるキッカケになればと思い、綴ってみました。
いや、それにしても父親って偉大ですよね。
僕も子供が出来たらこんな話しが出来る父親になりたいものです。