紅葉の名所の一つとして挙げられる高野山。
開創1,200年という節目の年だった平成27年(2015年)には、高野山を大々的に取り上げるメディアも多かったのは記憶に新しいところ。
そんな高野山は和歌山県にあるのですが、大阪から行くとなるとそれなりに時間がかかることが分かったので、行き方について調べてみました。
というわけで、新大阪・大阪からの高野山への行き方について、調べたことをまとめたいと思います。
高野山へのアクセスにおける条件やマメ知識
前提条件
今回は車での行き方は調べていません。
あくまで電車で行く場合の行き方についてまとめています。
駅の出発は新大阪駅を起点として考えます。(JR大阪駅まではJRで1駅、地下鉄梅田駅にも1本で行ける差であり、新幹線の発着もあるため)
電車で高野山へ行く場合、南海電車に乗車する必要がありますが、南海電車の発着駅は南海なんば駅としました。
(南海新今宮駅を使う方法もありますが、難波駅からは1駅で料金も変わらないので、利便性を考えて難波駅を起点にすることにしています。)
さらに電車で行く時に比較しておきたい事は、
- 電車に乗っている時間が長い代わりに安く行ける方法
- 少し割高だけど早く着ける方法方+現地で楽しむ時間は多い
などです。
さらに、そもそもの出発時間が遅めだと現地で楽しむ時間が少なくなるので、日帰りであることを前提に朝早くからの行動と、高野山駅へは10:00までに到着することをベースにしたいと思います。
諸々の前提条件をまとめると以下の通りです。
- 出発地点は新大阪駅
- 南海電車の起点はなんば駅
- 日帰り旅行/デートとして楽しめる移動行程
- 高野山駅には10:00までに到着
南海電車について
アクセスの詳細の前に、南海電車の路線図や時刻表、特急電車についての予備知識があると、移動がスムーズになるので、こちらもまとめます。
なんば~高野山の路線図
高野山へ向かうには、なんば駅~極楽橋駅までは南海電鉄で、極楽橋駅~高野山駅まではケーブルで向かうことになります。
高野線・なんば駅発の時刻表
<平日>
<土日>
※画像下部の文字をリンクすることで、大きい時刻表の掲載ページに移動します。
平日と週末では出発時間帯に変動があるようですが、週末は大いに混むことが想定されるので、休みが取れるなら出来れば平日で行きたいところですね。
特急こうや・特急りんかんについて
特急こうやはなんば駅~極楽橋駅までの特急で、特急りんかんになるとなんば駅~橋本駅までしか行きません。
特急りんかんに乗車した場合、結局極楽橋駅まで行くのに乗換が必要になるということです。
その分、特急りんかんの方が特急料金も270円安くなるみたいですが。
そんな予備知識を入れたところで、高野山までの行き方をまとめていきたいと思います。
高野山への行き方
新大阪駅からの高野山への行き方①~特急を使う場合~
南海なんば駅から特急を使った場合の行き方です。
10:00より前の到着を目指すとすると…
9:13着になります!
▼この乗換です。
しかも乗車する特急はりんかんなので、極楽橋駅まで直行ではなく橋本駅で乗換が必要になってます。
10:00前後の到着を目指したいのに、9:13はなかなか早い。
ということで、もし10:00着の前提条件を破ると…
10:15着になります!
▼こちら
あくまで特急を利用して高野山へと行く場合です。
こちらは特急こうやなので、ケーブルに乗り換える極楽橋までは一本です。
特急を使った場合は、今回の条件とした10:00着よりもかなり早いか少し遅いか、どちらかの到着になるということが分かりました。
9:13到着を選んだ場合、朝は7:06発の電車となるのでなかなか早いですね。
どちらも移動時間は約2時間で行けます。
特急を使った場合の、新大阪駅発の高野山駅までの電車料金は、
- 特急りんかん(橋本駅までしか行かない特急)で行くと2,050円
- 特急こうや(極楽橋駅まで行く特急)の場合は2,320円
となります。
これで片道です。
夫婦2人の往復だと8,000~9,000円になると考えると、なかなか高くつく交通費ですね。
次は特急を使わない場合の行き方も調べました。
新大阪駅からの高野山への行き方②~特急を使わない場合~
南海なんば駅から特急を使わない場合の行き方です。
▼10:00までの到着を目指した場合は、こちらの行き方になります。
朝は7:21発の電車。
乗換が何度もありますが、移動時間は2時間18分と特急りんかんを使った場合とでは約10分ほどしか変わりません。
それなのに電車料金は片道1,540円。
夫婦2人の往復で見ても約6,000円なので、特急は使わない行き方の方が安い上にそこまで時間も変わらない、というのが僕の見解になりました。
お得チケットを使って行くことも可能!その種類について
高野山へと行くために南海電車から、お得チケットが多数発売されています。
ここでは、その種類について事前調べの情報をご紹介したいと思います。
普通に乗車券を買って行くよりは断然お得になるチケットと、100円ぐらいしか変わらないのに制約が多いチケット等の場合もあるので、そこはしっかり見極めないといけません。
高野山・世界遺産きっぷ
この高野山・世界遺産きっぷの内容は、
- 電車割引往復乗車券
- 高野山内バス2日フリー乗車券
- 【特典】拝観料2割引サービス券(金剛峯寺・金堂・根本大塔・霊宝館)
- 【特典】お土産1割引サービス券(珠数屋四郎兵衛・中本名玉堂・高野茶屋 和久)
となっています。
気になる料金は、なんば駅を発着として…2,860円!
もちろんこれで往復料金です。
ということは、通常なんば駅~高野山駅までは1,540円なので、片道1,430円となりこちらの方が安くなります!
さらにこのチケットの特徴として、高野山内のバスのフリー乗車券付きとなっています。
バスの乗車券が付いてくることを考えると、普通に行くよりもかなりお得に行けるのが分かります。
さらには拝観料2割引きのサービス券も付いているので、特急を使わずに電車で行く場合は絶対に購入した方がお得なチケットになってます!
こうや往路(片道)特急券付きのチケットも販売されていますし、発着の駅によって料金は少し変動するので、詳しく知りたい時は南海電鉄のページを見るのが早いです
高野山1dayチケット
次にご紹介するのは、高野山1dayチケット。
なんば駅~高野山駅までのチケットにプラスして、阪急・阪神・京阪・近鉄・地下鉄など、各種鉄道会社の乗車券をセットにした1dayチケットです。
この「1dayチケット」と「高野山・世界遺産きっぷ」との一番の違いは、高野山内のバスのフリー乗車券は付かないところです。
ちなみに、高野山内のバスのフリー乗車券を単体で購入すると830円もします。
なので、高野山で移動にバスに乗ろうとしてる人は、この1dayチケットではなく高野山・世界遺産きっぷの方が良いかもしれません。
とは言え、自分の最寄り駅(阪急や阪神などの場合)によっては高野山1dayチケットの方が安くなることがあるかもしれません。
とにかく100円でも安く済ませたい人は、しっかり調べる必要がありそうですね。
高野山1dayチケットの詳しい情報は、以下のページも参考になりますよ。
高野山への行き方 / まとめ
高野山デートをしたいと思ったので、行き方について調べてみました。
まとめてみると、以下の方法が個人的には良いかなと思っています。
- 新大阪(梅田)~難波までは地下鉄で向かう(280円)
- 南海なんば駅で「高野山・世界遺産きっぷ」を購入する(2,860円 / 往復)
- 特急には乗車せずに高野山までは向かう(特急りんかんだと15分ぐらいしか変わらない)
- 高野山の移動にはバスを使う!(「高野山・世界遺産きっぷ」にバスのフリーパスが付いているから)
もし夫婦2人が、お得チケットを買わずに特急にも乗車せず、電車で新大阪~高野山まで向かった場合の料金は、
となります。
お得チケット「高野山・世界遺産きっぷ」を買った場合の料金は、
新大阪からなんばまでの地下鉄代が2人で560円が往復で1,120円。
お得チケット代が、2,860円(往復の電車代) × 2人(僕と妻)=5,720円
結果的に、5,720円 + 1,120円 = 6,840円
となります。
差額は680円で、金額だけを見ると「高野山・世界遺産きっぷ」を買わずに向かった方が安いと感じてしまいます。
ですが、この高野山・世界遺産きっぷには高野山内のバスのフリー乗車券が付いていることを忘れてはいけません。
バスの1日フリー乗車券は1人830円となっています。
バスには絶対乗らない!という人は買う必要はないと思いますが、高野山と一言で言っても広域なので、バスの移動が出来るとかなり楽になります。
普通乗車で高野山に向かう時と比べて680円高い支払いをするだけで、2人分のバスのフリー乗車券が付いてくることにお得感を感じられるなら、高野山・世界遺産きっぷは買って行くことをおすすめします。
高野山に実際に行った感想として、料金を気にせず何度でもバスの移動が出来たのはかなり良かったです。
ぜひ参考にして、お得に高野山を楽しみましょう。
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