どうも!新社会人ではなくもはやオジサン枠のNon太(@LoveWifeLives)です。
4月。春。桜。社会人。
今年も新たに社会人としてスタートした人がたくさんいると思います。
気付けばもうスタートして1週間が過ぎ、思った以上に過ぎるスピードが早くて驚いているかもしれませんね。
いきなり覚えなければいけないことだらけで「うわー!」と思っているかもしれませんし、もしかしたら雑用レベルのことばかりしているかもしれません。
上から目線でモノを言うつもりはさらさらないし、サラリーマンを卑下する気も持ち上げる気も全くありませんが、会社員として組織に入ったのなら、会社で受けられる恩恵があることには気付いておく方が良いです。
と言っても社会保険に入れるだとか、確実に働いた分のお金がもらえるとかの話しではありません。
もしかすると、あなたが今「何でこんなこと覚えなあかんねん!ダルい!」って思っていることは、本来であればお金を払ってでも学びたい人がいるものであってお金をもらいながら学べるものではないことに気付けるかもしれませんよ。
会社で受けられる恩恵として、お金をもらって学べる間は、ひたすら学びまくっとけ!って話しです。
その前に、世の中は矛盾論と対極論で溢れているから、自分で取捨選択していく力を付けることが一番大事!
「会社で受けられる恩恵」なんて話をする前に、一つだけ先に言っておこうと思います。
世の中は矛盾論と対極論で溢れているということを。
誰だって回り道するより最短で的確な道を選びたいと思うのは当たり前ですが、そんな全てうまくいく選択が出来る方が少ないです。
だからまずは、
- 今歩いている道は自分自身が選んだ道であること
- これから進んでいく道は自分の意志決定で選んでいること
という考え方と選択の仕方を身に付けることが最優先事項です。
これが身についていかないと、この矛盾論と対極論で溢れている世の中に対応していけませんから。
例えば、
「何だかんだ言ってサラリーマンでいた方が良い!」という意見があれば、「どれだけ大企業で働いてても、会社員として依存するのはヤバい」という意見もあり、はたまた「誰が何と言おうと公務員が最強だから公務員を目指しておけ!」という人までいます。
「”ただみんな行くから大学に行く”というぐらいの目的しかないなら、やってみたいことや起業して経験を積むことに時間を使った方が良い!大学なんて行く必要ないよ!」という意見があれば、「大学で出来る仲間は一生もの!大学に行っといて良かったと思う日がくるから行っとけ!」という人がいるわけです。
人によって真逆の意見が飛び交う世界です。
でも、実はこれ、全て言っている本人たちは自分自身が進んできた道を語っているようなもので、その人にとっての正解の意見です。
大学を出て大企業に勤め、社畜と思うこともなくガムシャラに働き、子供にも恵まれつつ家族のために尽くして定年退職。
子供たちも素敵な伴侶を見つけ結婚した。
20数年が経って子供たちはみんな巣立っていき、気付けばパートナーと2人になったけど、幸せな余暇を過ごす。
なんて人がいれば、大学出とけ!って言うでしょうし、大企業で勤めるのが一番安定と思ったとしても当然です。
一方、
大学を出て大企業に勤めたはいいものの、がむしゃらに働き続けたけど全然給料が上がらない。大企業と言えどサービス残業はたくさんあるし、自分の時間も少ない。
描いていた安定とは無縁の世界じゃないか…。
一発奮起して、自分が大好きだったパン屋さんをオープンさせようと努力して脱サラ。
大企業に勤めていた頃にはなかった「やればやった分だけ報酬として返ってくる」という経営の面白さや、自分の時間を手に入れられるようになった。
なんて人がいれば、大学なんか行ってるヒマがあれば、起業のための勉強にあてた方が良いと言うかもしれませんし、大企業に勤めてた時よりも圧倒的に良い生活が出来てるよ。というのも当たり前です。
ここで僕が言いたいのは、誰かが何かを言う時には、自分の経験をもとにした言葉が語られるということです。
誰だって生きてきた過程で、あぁしとけば良かった、こうしておいて良かったと思うことがあります。
それをベースに、自分はこうだったと誰かにアドバイスしたり持論を展開するわけです。
1億の人がいれば1億通りの生き方があります。寸分の狂いもなく全く同じ経験をしている人は存在しません。
回答なんて世の中には無数にあって、それを探そうとしても見つかりません。
見つけなければいけないのは「自分に取っての正解」です。
だから大切なのは、「正解である道を見つけること」ではなくて「進む道は自分で取捨選択していくこと」なんです。
自分で選んだ道であるという自覚があれば、例えどんな道であったとしても妥協せず、諦めず、試行錯誤して進むことが出来ます。仮にドロップアウトしたとしても、そこから何かを学んでいこうという気持ちが出てくるはずです。
誰かに言われたから、誰かと同じじゃなきゃ、といった考えで選んだ道は、ちょっとしたことですぐに引き返したくなったり、簡単に逃げ出しやすくなります。
自分でしっかり考え、自分の中で納得して物事を選択していく力をまずは身に付けること、そしてその習慣をつけていくことが大切です。
それを理解した上で読み進めてもらうと、少しは参考にしてもらえるところもあると思います。
会社がお金を払ってくれながら教えてくれるものは、お金を払ってでも学びたいと思う人がいるもの
4月になって僕の会社にもフレッシュな若手が続々と入社し、早速色んな研修を受けている光景を目にします。(僕は全く関係ない部署ですが…)
僕が座っているデスクの隣の島に、エクセルのエキスパートが座っているのですが(マクロまでガッツリ構築出来る人)、その人がエクセルの研修講座を新入社員にしているのを見かけました。
内容としては基礎的なものが大部分でしたが、エクセルが出来る・出来ないの差、すなわちエクセルを知っているか知っていないかの差って、ちょっとでも使える人間からするとその差はとんでもないと感じたりします。
僕も以前働いていた職場で初めてエクセルを必要とする仕事だったので、その時は必死で覚えたわけですが、今になってメチャクチャ重宝しています。
▼当時作っていたエクセルでの報告書(ぼかしてます)
今ではこんなグラフを作るのも、適度な数式もちょこっと時間をくれれば作ることが出来るようになりました。
仕事を始める前はグラフの作り方なんて一つも分からなかったのに、いつの間にかお金をもらいながら習得出来ていたということです。
研修にチラリと横目に見ていると、新入社員の半分は「うわぁ~こんなん覚えなあかんのマジうざい…」というような顔が垣間見られたりしました。
エクセルやパワーポイント(最近はKey noteの方が断然良いとか言われてますが)、デザインや編集作業(画像でも動画でも)などなど、もしこの辺りを自分の仕事の中で関わりを持てるのであれば、絶対に取り組んだ方が良い!と思います。
自分の仕事には関係ないからとか興味がないからと言わずに。
取り組んで良かったかどうかは過ぎ去った後にしか分からないものですが、いずれ独立するにしろ、転職するにしろ、そのまま同じ会社に残るとしても、経験しておいてプラスになることしかありません。
今は独立やフリーランスなんて全く考えてなくても、数年後に思うかもしれませんし、もしそうなった時はほぼなにかしらで役立ちます。
その時にイチから学ぼうと思えば、確実にレッスン料を払う必要が出てくるでしょう。
レッスン料を払うことがいけないわけじゃないですが、お金をもらえる上にさらに学べるのであれば、その恩恵は最大限活用した方が良いよ!ということです。
僕は転職し、今の会社に入ってエクセルもパワポも全く使う必要のない仕事になりました。
とは言え、使った方が効率化になると思って勝手に色々使ってまとめたりするわけですが、それだけでなぜか勝手に評価されることがあります。
仮に今の仕事を辞めたら専業主婦になるから、というのであればあまり使う機会はないかもしれませんが、家計簿の計算をエクセルで出来る!なんてのも心強くて良いかもしれませんしね!
この辺のホントのところは、お金を払ってでも学びたいと思う人がいるわけです。だからスクールというビジネスが存在します。
それを会社に勤めてお金をもらいながらそのことが学べるなんて、会社に勤める恩恵と言わずして何というのか!です。
だから次へのステップと思って、恩恵を受けられる内は学びまくるのが良いですよ!
自分に向いているか向いてないかを教えてくれる恩恵もある
「物事にはムダなものなんてない」という意見があれば、「ムダだと感じるものにはさっさと見切りをつけて自分に合うものを探すべき!ムダに取り組み続ける必要はない」という意見もあります。
正直なところ僕自身は「ムダなものは多くても、何か一つでも拾えるものはある」というのが持論です。
会社では自分の向き不向きに関わらず、最初は特に色んな作業を与えられていきます。
例え苦手な事だったとしても毎日同じことを繰り返していけば、それをもし3年も続けていれば、誰だって少しぐらい出来るようになります。
これは、人間に与えられた素晴らしい適応する力ですよね。
結果好きになれるかどうかは別として。
僕の例で言うと、数年前までエクセルは全く使えなくて、使えた方が良いのは分かるけど…と思いつつ、でもそういうの苦手だし覚えるほどキッカケはないし…で、社会人になってからも避けてきました。
たまたま就いた仕事上、どうしても使わないといけない仕事だったので必然的に覚えたわけですが、気付けば苦手意識はなくなり、むしろもっと覚えたいと思うようになっています。
もちろんこれは結果論。
たまたまやった結果が、今になって良かったと思っているという。
もし今「エクセルなんて全く必要なかったな」って思っている自分がいたなら、ひたすら前の職場でエクセルを覚えた時間はムダだった、と思うかもしれません。多分思わないけど。
でも、苦手だったものが苦手じゃなくなっていることに気付くまでに1年ぐらいかかりました。
実は自分はエクセルの処理とか、そもそも数字系(マーケティングのような)仕事も好きなんじゃないか?と感じていったのもそれからです。
その結果、数式計算やグラフ作成なんかを作るのが楽しくなり、いつしかエクセルは好きなものに変わっていき、「自分に向いているもの」と理解出来るようになりました。
要は、「得意なもの、好きなものと捉えられるまでに、それなりに時間がかかることもある」ということを理解しておくことも重要なわけです。
例え直感的には合わないかも…と感じていたものであったとしても、続けることでメチャクチャ大好きになることだってあるわけです。
こういう点で考えると、ムダなものなんてないという意味も少しは伝わるんじゃないかと思います。
こうやってお金をもらいながら向き不向きを把握していけるのも、会社の恩恵の一つと言えるでしょう。
もちろんその一方で逆のこともしかり。
とりあえずでもやってみろって言われたからやってみたけど、どうしても好きになれない…どうしてもうまくいかないみたいな。
でもこれはこれで、自分がどうしても好きになれない、得意になれないものを見つけられたということでもありますから、自信を無くす必要もなければむしろ前向きに考えればいいんですよね。
だからこそ、先程も言ったように、今歩いている道が自分で選択した道であることを意識する必要があるわけです。
自分で選んでいる自覚があれば、そのように発想の転換もしやすいはずです。
ただ、ひたすら毎日テンキーを使って数字を入力するだけ、みたいな仕事だと向き不向きは入力作業がどうか?というぐらいしか分かりませんが、向き不向き、得意なことや苦手なことまでを、お金をもらいながら感じられるのも会社の恩恵と言えるでしょう。
とりあえずは何でもビビらず謙虚に挑戦しよう / まとめ
色々と言いましたが、上司や先輩に「やってみるか?」と言われた時、「はい、やってみます!」と言えれば、それでいいかなぁとも思います。
これは、残業とか無理強いとかそういう意味ではなく、「新しいプレゼンがあるけど挑戦してみるか?」とか、「この仕事に取り組んでみるか?」といったことに対してです。
教えてくれる上司や先輩は、みんながみんな素敵な教え方をしてくれる人ばかりじゃないのは当然ですが、誰にも新人と呼ばれる時があったわけで、新入社員を見て当時の自分を懐かしむことがあります。
背伸びしすぎず、知ったかぶりをせず、やってみなさいと背中を押されたことには謙虚に一度取り組んでみる。
これが出来れば、お金を払ってでも学びたいと思うことを教えてもらえる機会が増えるかもしれないし、自分の向き不向きもどんどん見つかるかもしれません。
自分が希望して入った会社ならもちろん、希望したところが受からずに仕方なしに入った会社だったとしても、せっかく入ったんですからね。
会社としての恩恵にはあずかりながらも、最大限の吸収力を持って取り組んでたら、きっとその時間がムダになることなんてないよ。
と、オジサン枠の僕から新しい社会人の方へはお伝えしておきます。
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