会社のステップアップ研修を受けて、研修内容よりももっと大切なことに気付いた日

どうもーブラック企業を辞め、落ち着いた生活を取り戻したものの、会社の出世街道からは激しく道を外れてしまっているNon太(@LoveWifeLives)です。

人間不思議なもので、仕事ぶりを認められたい、出世したいという欲がなくなればなくなる程、会社での立ち回りがうまくできるようになるんでしょうか。w

どんどん出世したいという願望がゼロにも関わらず、マネージャーと呼ばれる人からの推薦で2ヶ月程前からリーダーと呼ばれる立場になってしまいました。

責任は結構重くなるのに、給料は1万円しか変わらない…のは内緒の話。w

 

そして、つい数日前に会社から「リーダー研修があるから受けてください」と言われました。

正直それも受ける気がなかったのですが、マネージャーの顔を立てないわけにも行かず受けることに。

その研修内容は超が100個付くぐらい本格的なもので、人の上に立った時の指導法を学びたいという情報を求めてる人が受けると、一講義で数万円はくだらないんじゃないか?ってぐらいに本格的なものでした。

研修自体が参考になる点があったのは事実ですが、それよりももっと大切な本質に改めて気付いた日になったんです。

今日はその気付いたことに関するお話しです。

研修内容はステップアップして人の上に立って仕事をしていくためのスキルを学ぶものだった

研修は3段階に分けられており、今回はその1回目。座学と実習をまぜてのもので本格的でした。

これが会社に所属しているからという理由だけで、無料でむしろ給料も減ることなく参加できたのはありがたかったです。

研修内容は、これから

  • 人に指示を出して
  • 人を評価して
  • 人のモチベーションをあげて
  • 人を適度に褒めて
  • 人をうまく動かしていく

と、人の上に立って働くためには?、的なことに重きを置いたものでした。

無意識に行っていたことを、頭で論理的に理解して意識的に行動に移せるようになることは大切ですし、勉強になりました。

たまたま過去にスタッフや後輩などのマネジメント経験があった僕は、過去に無意識にやっていたことは、実はそういう論理的な根拠があったんだなと感心するほどに。

言葉にして教えることが出来るようになっているのを見ると、教えてくれていた担当の人は相当勉強したんだろうな。

セミナー担当の人(会社ではかなりの役職の人だった)の、教えてくれてることとふと見せる態度が全く一致していないことには疑問が残りましたが…w

 

逆に残念だったことは、確実に僕が受けるような研修ではなかったこと。

研修を受ける=会社でどんどんのし上がりたい or 出世したい願望がある】をベースにした話しだったからです。

会社においてそんな願望が全くない僕が、研修を受けていることに違和感を感じて申し訳なくなってしまうぐらい。

まぁ、色々と会社の都合もあったはずなのでそれは良いとして、とにかく濃い研修を受けたわけです。

本来であれば、その研修で学んだことに対しての感想が出てくるところですが、それ以上にもっと大切なことに僕は気が付きました。

嬉しい誤算とも言えますが。

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研修受講中に気付いたこと

研修中、管理者側に立ったからと言って、現場で実際に自分が動いていた時の視点を忘れてもいけないし、管理者としての視点も忘れちゃいけないなんて話しがありました。

こういう話は誰だって頭では分かってるし、研修中に良く出される話ですよね。

他にも、

  • 部下(スタッフの人たち)に対する接し方や言い回し
  • どのようにしてモチベーションをあげていくのか
  • 問題を提議していくこと
  • 課題をクリアしていくためには
  • ストレスについて
  • 物事の伝え方

なんてことが教えられます。

テクニック的な話しもたくさんあり、研修内容としては至って良くある人間心理などに重点を置いた研修だったわけです。

 

ですが、そんな論理的に難しく考えなくても、心理学のようなテクニックを覚えなくても、たった3つのことを実践することが出来れば、それで全て解決することが出来るということに気が付いたんです。

 

結論を先に言ってしまいますが、それは反省と感謝とそれを表現する行動です。

この3つを常に自覚し心の軸として持っていれば、間違いなくうまくいきます。

常に反省の心を持ち、起こる全ての出来事に感謝の想いを持ち、その想いを行動にして社会に返していく

僕が今勤めている会社の仕事はオフィスワーク系ですが、面白味を見いだすことが難しい仕事だと感じます。

でも、生活が苦しくなってヤバい!という時に拾ってもらえた仕事だったので、そこには感謝の想いしかありません。

その感謝の想いは自分の行動で返す必要があります。

なので、自分が出来る最大限のパワーを使って業務改善には取り組んでいます。

会社の業績を上げることにはさして興味がありませんが、自分が携わる業務においては少しでも簡略化出来るようなルールを作ったり、マニュアル化したりといったことは頑張っています。

それが売上にも繋がっていくはずですし。

それでも僕はまだまだ未熟なので、最大限のパフォーマンスをしようと心がけているのに、仕事の不満をついつい口にしてしまったり、性格や考え方の不一致がある人にイラッとする気持ちを持ったりしてしまいます。

そして、その度に反省を繰り返します。

どうしてそう思ってしまったんだろう、どうしてそんな行動を取ってしまったのだろうと。

その原因を振り返り追究し、今後同じようなことを繰り返さないように反省していくわけです。

すると、忘れかけてた仕事に対する感謝の気持ちを思い出したりします。

性格が不一致な人と巡り合ったことも、新たに自分の穏やかな心を育てるために巡り合わせてもらえたものだったんだと思うことが出来るんです。

他にも、今まで気付かなかった問題点を発見できてそれを仕事に活かせることが出てくることもあるかもしれません。

そうやって色々なことに派生して、良い方向に循環していくわけです。

 

世の中では、自分の生き方に共感してくれる人たちとだけ生きていくみたいな生き方が良くクローズアップされます。

確かにそれも一つの生き方ですし、過去にそう思っていた自分もいますし、否定するつもりは全くありません。

そういったパワーのある人たちのおかげで、世の中がガラリとかわるような社会的な大発明がされるのも事実だったりしますし。

でも、その裏側にはたくさんの人を傷付けたくさんの人を無視しているわけです。

そんな生き方になるのは、僕はイヤだなと思ったわけです。

 

どうしても波長が合わない人は確かにいるので、無理に合わせて自分を偽って接する必要まではないと思います。

ですが、その合わない人たちを否定したり罵ったりする必要もないということです。

それならそれをも糧にして、自分の穏やかな心を育てるための一つに出来た方が何倍も良いですよね。

 

仕事に対する取り組み方も、仕事における問題解決のための方法も、上司でも部下でも同僚でも後輩でもあらゆる人との接し方においても、反省と感謝とその想いを正しく社会に還元していくことを身に付けることが出来れば、全くもって悩むことはないと気付きました。

これが僕が研修で気付いたことです。

実践しているある一つの例

僕は最近の記事で、「急に不機嫌になる人」について話題にしたことがあります。

僕の職場の隣の席の人がこの人です。

上の記事を読むのが面倒だという人に、この人がどんな人かというと、

普段は自分が言いたいことをペラペラしゃべるのに、仕事の物量が多いと急にキレだしたり、ちょっと空調が寒い(暑い)と感じたら機嫌が悪くなったり、ちょっと仕事がうまくいったら急に機嫌がよくなったり。

と、めんどくさい人なんです。

 

普通だったら関わりたくないですよね。

今の今までそういった行動を取ってたらダメだよってことを言われてこなかったんだと、かわいそうな気持ちになります。

 

そして今までの僕だったらこう考えるわけです。

Non太
こいつなんやねん。ほんまにうざいし一切関わらんとこ。
Non太
っていうか、席替えしてほしい…
Non太
いや、むしろ辞めさせるようにもっていくにはどうしたらいいか…
Non太
あーなんでこんな奴の機嫌を取りながら仕事しなあかんねん。早く辞めてほしい…

ちょっと過剰に表現しましたが、とにかく面倒くさいし関わりたくないわけです。

 

そしてそんな人がいるチームの上司になってしまったら…。

関わらないわけにはいかなくなり、でも常にその人の行動に惑わされて悩みは尽きません。

  • どうやって言葉をかけていけばいいんだろう…。
  • どうやって接すればいいんだろう。
  • 出来るだけ仕事をさせたくないんやけど。
  • でも仕事をふらなくなったらそれはそれでキレるし。
  • キレてモチベーションが上がらなかった時には自分の責任になるし…

 

マネジメントの仕事をしていると、こうした局面に遭遇したことがある人もたくさんいるでしょう。

 

世の中にはこういう人がたくさんいるので、そんな人たちに対する接し方、声をかけるタイミング、声のかけ方、モチベーションをさげさせないための方法など、たくさんのテクニックがあります。

そしてそれを学んだとしてもなかなかうまくいかず、どうやって接したらいいのか、結局振り出しに戻って悩んで苦しむわけです。

 

反省と感謝とその行動表現をするとどうなるか

まずイラつくことはなくなっていくわけです。

なぜなら、【その人の登場】=【穏やかな心をはぐくむためのステージが用意されたこと】なわけなので、感謝する気持ちを持てるようになるからです。

実践をし始めても、すぐにイラつく気持ちがなくなるわけじゃないし、頑張って落ち着いてその想いを持てるようになる努力は必要です。

水はどんな形状のコップにも形をうまくかえて、そのコップを満たしてくれます。

それと同じように、(見えないけど)相手がどんな形の性格であっても自分の心がフィットできるような柔軟な心を持つ努力をしていくわけです。

 

怒りがなくなれば、次は、ステージを用意してくれた(気付かせてくれた)その人に、感謝の気持ちを行動で返すことになります。

その行動は、精一杯の気持ちで何事にも対応することです。

これだけで十分です。

ちょっとうっとうしい対応をしてきたからって、こっちが同じような対応をしてはいけません。常に優しい気持ちで対応するんです。

 

人間なので、自分のことを好意的に思ってくれている人には相手にも自然と優しくしようとするし、その逆もしかりです。

でも、それだけを実践してしまうと人の考え方は千差万別なので、必ず派閥と闘争が生まれます。

Aという考え方に同意したチームと、Bという考え方に同意したチームの派閥。AとBは一切相容れない、みたいな。

 

そんな想いを超えて、その人の気持ちやキレやすい性格や自己中な考え方も受け止めて、常に精一杯の気持ちで対応するわけです。

  • キレてイライラしている時には優しい気持ちで見守って。
  • 明るくて機嫌が良い時には一緒に笑って。
  • 困っているんだろうけど、プライドが邪魔して聞けない雰囲気が出ている時には、そっと邪魔に感じない程度に手助けして。

それだけで十分な精一杯の行動です。

 

「あいつはあんなにダメな性格をしているのに、自分はこんなにもやってあげている」

 

こういう考え方が出てしまう内は、まだまだ自分のエゴ的な部分が出てきているのでうまくいきません。

この気持ちが変わっていった時に、周りもどんどん変化していくのかなと思います。

まだ僕自身も完璧に出来ているとは言えないのが恥ずかしい限りですが、こんな風にして僕の行動は変わっていったわけです。

 

実際、何かが劇的に変わったか?

そう言われても、まだ目に見えて感じるものはありません。

でも僕は思うんです。

もし僕がずっとこんな風に接していけば、本当に心からの想いをもって相手の人に接していれば、この人は変わっていくんだろうなと。

本当は直接ズバッと言って改心させていくのが早いかもしれませんが、30年以上もその行動を無意識的に取り続けた人が、一言誰かに言われたからと言って変化することは容易ではありません。

自分で気付いて自分で変化していくしかないんです。

 

そこでたまたま僕と同じ仕事に就いて、たまたま席も隣になったのは何かの縁でしょう。

それならば、少しでも先に気付いた僕が実践していこうというだけのものです。

研修で気付いた大切なこと / まとめ

人は、

  • 反省すれば振り返ります。
  • 振り返ると、感謝の想いが出てきて自然と行動に移したくなります。
  • 行動しようと思うと、実際にどうすればいいかをさらに考えます。

 

このような想いを心から持って出てきた人間の行動は、完全に今回の研修で言われていた方法やテクニックでもあり、むしろそれ以上の行動であることは間違いありません。

言葉にして誰かに説明する時には、明確な根拠や心理学的な引用も用いて、さらには例え話を多用して納得させる必要があります。

ですが、自分自身の行動を考えるのであれば、そんなテクニックに頼らなくても、この考え方と実践だけで十分解決することが出来ます。

 

研修を受けに行ったはずなのに、このことに気付けたことで充実した1日になりました。

ぜひ一度、みなさんも実践してみてください!

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