こんばんは。Non太です。
久しぶりに夜に家に帰ってこれました。
週末はイベントの仕事で朝から夜中までになってしまうのですが、週が明けると2,3日は何もなければ何とか家には帰ってこれる現在です。
以前はそうはいきませんでしたが、やっぱり辞めることが決まって少しずつ仕事の量も減ってきた気がしてます。
さて、今日はというと、現役ブラック企業従事者とは僕のことで、僕が考えるブラック企業で働くことに対して、メリットってあるかな?とふと思ったので、そこのところを書いてみようと思います。
ストレス耐性が付くは本当かどうかで言うと間違いなく本当
この記事を書こうと思った時に、世間的にもそういう記事って書かれてるのかな?と思ったので、ちらっとネットで調べてみました。
【ブラック企業 メリット】と検索すると結構あるんですね。メリットの記事を書いている人たちが。笑
他の記事でも書かれてたので、同じことになってしまうのですが、このストレス耐性が身に付くっていうのは本当だと思います。
もしかすると僕の会社というよりは、イベント系の仕事に従事したからかもわかりませんが。
というのも、イベントというのは簡単には下記のような順番で仕事が流れていきます。
メーカーは俗にいうモノを作っている会社です。
このメーカーがお金を出すので、このメーカーの人間が言う言葉は絶対です。
99%非効率と分かっている作業であっても、メーカーの人間がやれと言えば、やらないといけない作業となります。
分かりやすくホントの企業を例にすると、
メーカー・・・クラシエホールディングス株式会社
代理店・・・電通
制作会社・・・僕が勤めている会社(電通の影武者的な場合も多々あります)
人材派遣会社・・・当日のイベントに入ってくれるアルバイトの人たちがたくさん登録してる会社のようなものです。
といった感じです。
なぜこのメーカーを例に出したかというと、ちょうど昨日に会社に行く前にアメ村を通った時、このメーカーの商品をサンプリングしているのを見かけたからです。
あのいち髪ってCMとかでも有名なシャンプーの試供品のサンプリングです。だから例に出しただけ。w
電通を出したのも、ほんの例です。全然違うかもしれませんし、ただ名前を出しただけ。
まぁ言いたい事はこれじゃないので、こんな感じでメーカーから人材派遣会社まで仕事の流れがあるって事はご理解いただけたかと思います。
ここからが本題のストレス耐性について。
先ほども言ったように、メーカーは代理店に結構な無理難題を押し付けてくるんです。
メーカーにはあまり天才はいませんので、『じゃあ案を出してきて』とか、『今日の明日で提出して』なんてさらりと言ってきます。自分たち土日休んでるくせに。
その期限を守るためには確実に徹夜をしないと間に合わない!というようなことでも平気で言ってきます。
もうこんな状況の時のストレスってハンパない。
無理に決まってるやん!とやるしかない!の狭間で、何とか乗り越えていくんです。
もうホントこんなことが日常茶飯事。
そしていざ無事にイベントを迎えられたとしても、そこまでこぎ着けた僕らの功績は無視して、その当日にイベントに入ってくれたアルバイトの人たちに向けて、建前上ではありますが『いやーみんながいてくれたから、このイベントも成功に終わりました!』なんて言うからさらに腹が立つ。僕らのことは人として見ないようなことがありますからね。。。(もちろんそんな人しかいないわけではないですよ!)
そして会社でも。
そんな徹夜をして乗り越えてる事や残業とも言えない三日三晩家に帰っていないとかの状況を分かってるくせに、社長はもちろん見て見ぬふり。
いや、むしろ『俺らが若いころはもっとハードやったからなぁ』とかしか言わない。典型的なアレです。笑
そうやって自分が耐えるしかない環境でも乗り越える事で、確実にストレス耐性が付いていくと思ってます。
人の心を読み取る力が身に付く
人の心を読み取る力が身に付くってどういう事かというと、とにかくブラック企業で働いている人たちの中で、仕事に対してや人に対して前向きに考えてる人って少ないです。
常に何かに対してグチをこぼす、そのくせそのための別の行動は起こさないので、グチを言って発散しながらも仕事に従事するほかないという状況になってます。
これも僕の会社を例に出します。
僕の会社の社長はどん底から這いあがった(これは事実ですが)ということで、今はほんの小銭持ちになってます。
お金にものを言わせて行動を起こしてるので、やっぱり僕らに言ってる事とやってることがまったくハチャメチャで、リーダーシップどころか、まともに僕と話しも出来ないような人です。
僕は正論で真っ当に戦ってきてるので、もし社長と会話で対戦したら揚げ足を取らなくても指摘するところが無数にあるため、僕には勝てないと言う事をすでに社長自身理解しています。
ただ同じ会社の社員たちについて、ホントに僕ら同僚や後輩といるときは社長のことをボロクソに言い倒します。ですが、ひとたび社長が来ると怯えた子猫のようにはいはい星人になり、ご機嫌を取るようになります。
僕はそれを無視していますが。
こういう事を毎日見ていると、やっぱりそういう態度を取ることにたいしてや、人の思考について考えるという作業を行うクセがつきます。
そして何となくではあるものの、この人は裏があって発言しているだとか、それは本心から言っているだとかというのがわかるようになります。
基本、ブラック企業で腹黒い人たちで周りの人間は構成されてるわけですから、それに飲まれてはいけません。そこから一歩引いた目線を持ち続ける事で、人の心を読み取る力が養われる気がします。
残業という概念がなくなり、残業に対する耐性ができる
休日出勤したとか、月の残業時間が○○時間とか、そもそもそういった概念がないです。
口では休める時に休め、というような言葉は言いますが、少人数で膨大な仕事量があるので、しかも自分しか出来ないような環境に持っていかれるので、休みたいけど休んだら仕事が止まって間に合わない、何とか仕上げないといけない、もう徹夜するしかない!というサイクルになります。
なので残業という概念がなくなり、残業を○時間したとか、休日手当がどうだとかは考える事がなくなります。
んっ?これってメリットかな。。。w
責任感が芽生える
辞めたいけど辞められない、休みたいけど休むと仕事に支障が出る。
色々と理由はありますが、最後には責任感という言葉でしか仕事を続ける理由が出なくなります。
僕はもはやこの責任感でしかなかったですね。ずっともう限界…なんて思ってましたが、ただ僕が辞めるともはや誰も後を継げる人間がいない…だから自分がやるしかない!というような責任感のみで、この1.2年は走り続けたような気がします。
結局のところ、ブラック企業と思うかどうかは自分次第
ブラック企業で働くメリットという観点で話しをしてきましたが、結局のところ、ブラック企業で働いている!俺の会社はブラックだ!と思うか思わないかは自分次第なんですよね。
昨今のワタミなどでかなりクローズアップされ、さらにはブラックバイトなる言葉の表現があったりする時代なので、メディアでもたくさん騒がれてますが。
ただ言いたいのは、僕は1.2年前までは、ブラック企業だなーとは思ってましたが、もうイヤや。とまでは思ってませんでした。
仕事が嫌いなわけでもなかったし、まだまだ学ぶところもあると思ってたからです。
でも、やはり仕事は毎月毎月ゼロに戻ってこなしていくんじゃなくて、積み算で人生は生きていきたいと思い始めた頃から、このブラック企業で働くのは良くないなと思い始めました。
そう思い始めたら、やはり全てがブラック企業って最悪やん!という気持ちで支配され、そういう思考しか出来なくなりました。
恐らく数年働く実績を残し、結果も出した後にちゃんとした退社が出来た場合、ブラック企業でも働くメリットはあるよという事になるのかなと思います。
このブラック企業というような話しは、尽きない話題なので、また時間がある時にお話ししたいと思います。
野心と向上心がちゃんとあり、自分で自分を律することの出来る人であれば、ブラック企業と思える会社に入って世界を覗くのもありだと思います。
意志の弱い、さらにはすぐに流されるような人はやっぱりやめといた方が良いと思うよ、というアドバイスになるのかな。
少しでも参考になれば幸いです。
クラシエは正社員以外の扱は悲惨な者です、立場が上にいる人ほど20年前の考えかたの企業です。パワハラ、セクハラ、毎日ですそれも弱い者ばかりに名前を言いたい位です。
そうなんですね。少しでも改善されるといいのですが。。。